ラ・ラ・ランド

待望の『ラ・ラ・ランド』を観てきました。
★★★★★

この映画をミュージカル映画と一括りでジャンル付けするのは間違い。
映像の作りや衣装、セットを60年代70年代に寄せて、往年のハリウッド映画を彷彿とさせながら、でも実は“今”が舞台で、プリウスに乗ってiPhoneを使う主人公。

ハリウッドだけでなく全てのミュージカル映画へのリスペクトで溢れているのに加え、歌とダンスだけでなく、純粋にジャズを代表する音楽やエンターテイメントに対する愛も感じる。

ミュージカルパートに入って歌とダンスに注目してワクワクしながらもよーく観ていると、特殊に配置されたセット、神がかったカメラワークをマニアックな拘りで駆使して盛り上げている事に気付く。
冒頭のハッピーなミュージカルパートからまず一発撮りが無理そうな長回しで、どうやって撮影しているのか全編を通して興味が尽きない。

溢れそうな大きな目で、いつもとは違うエンターテイナーの一面を見せてくれたエマ・ストーンが素敵過ぎた。

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