
『デュー あの時の君とボク』を観てきました。
★★★
タイ在住邦人の友人に勧められたのが観に行った切欠。
韓国映画の『バンジージャンプする』を原作に、タイの文化を下敷きに大胆なアレンジが加えられている。
ちなみに元の映画は未見で、昔予告編を見て気になっていた程度。
オリジナルの韓国版とはかなり話が変わっているようで、韓国版は後半が同性愛風で物議を醸したのに対し、タイ版は初っ端からもろBLもののテイストになっています。
タイでは、今やLGBTQどころかストレート含めて性を18種類にカテゴライズして、それが浸透しているそうですが、この映画の舞台はまだまだ世間に認められていなかった1996年。
話を聞いている限り、2000年代にはもう浸透していた事を考えると、10年の間に何が起きたら人々の気持ちが転じるのか気になるところです。
前半と後半でがらっと展開が変わる作りなのですが、体感3時間半くらい映画館に居た感覚。前半の盛り上がりをエピローグに感じて疲れてしまうので、後半の何度も来るエンディング感に「まだ終わらんの?」とクタクタになりました。
ちなみに、紹介してくれた友人は、この映画を憑依系のホラー映画じゃなかった?と感想を聞いてきました。
そう言われれば確かに…。