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Piper第8回公演『THE LEFT STUFF』@シアタードラマシティー

2010-05-04 | ステージれびゅー
昨年まで演劇観過ぎてたので今年は自粛中。
とは言え、先日LADY GAGAのステージレビューを書いた直後に勢いで何か観たくなってしまい、ぴあを検索してたらちょうど好きな劇団Piperの新作『THE LEFT STUFF』のチケットがまだ余ってたので衝動買いしてしまいました。
20列目の壁際。

Piperは2007年に10周年公演『ひーはー』を観て以来一番ハマってた劇団というか座長格のベテラン役者達による演劇ユニットで、メンバーの関わった芝居は昨年末まで殆ど漏らさず観てます。
2008年には10周年第二弾と題した『ベントラー・ベントラー・ベントラー』を上演したり、いったいいつまで何度10周年をやり続けるのかと悪ノリを楽しく思ってましたが、今回は2009年を飛ばしたせいかさすがに10周年の冠無し。
三度続いた三バカ家族シリーズでもない、観客参加型の人間観察実験ショー的なお芝居でした。

この先ネタバレです。
大王の芝居で観客参加型はタニマチ金魚の『更年期 SHOW ガール』で一度観てますが、今度は引っ張り上げた観客に喋らせ、役者にアドリブ芝居を求めるだけに留まらず、拍手、挙手、起立(笑)などを使った多数決で芝居の内容や焦点を変化させたりと、無茶な演出で遊び放題。

パターンの内どの辺りまで稽古して準備していたのか、はたまた全てアドリブなのか、なんせゲスト三人(岡田義徳・相武紗季・川田広樹)の内二人は初舞台経験者だけに危なっかしいやら面白いやらで、二時間半ずっとニタニタしながら笑って観てました。

最後の最後もジャンケンでふた通りの結末に分岐してるんですが、DVDの収録用カメラが入ってる回は全部大王が負け続けてたのだそうで、俺の観た回がラストチャンスでようやく勝ちのパターンが撮れたんだそうです。良かった良かった。
つか、ラスト意外の多数決部分も全てのパターンが観たいので、DVDに特典映像で稽古模様が入ってると嬉しいな。

それから、劇中劇の場面はPiperファンでも特に腹筋善之介ファンには超必見な内容になってます。
腹筋さんのパワーマイムがPiper出演三度目にしてようやく取り入れられてたり(役は三作続けてのモジャ木君だけどw)、他のメンバーやゲスト達の得意分野とのミックス感と、STOMPのような演奏、Piperは観る度にエンターテイメント性がUPしていってるなぁ。



今年のステージレビューは予定立てておりませんので、不定期でお届けしております。

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