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あまりに原作に近い“L”っぷりに、世間が映画の中身よりも松山ケンイチを評価した2006年の話題作『DEATH NOTE前編、後編』。
原作とは違う、衝撃的な後編のラストシーンから1年と3ヶ月経ち、あのラストシーンで描かれなかった“L”が死ぬまでの20日間に何が有ったのかを描く、スピンオフ作『L change the World』が公開されたので、早速観てきました。
★★★★
映画DEATH NOTE後編『DEATH NOTE the Last name』で、キラとLの頭脳戦に決着が付いたのは、Lがデスノートに自分の死を書き込んでから3日目の事。
今回は、その書き込む場面からの23日間、Lの死までに起きていた新たな全く違う事件を描いている。
80%の突っ込みドコロと、90%の満足で、どちらかと言えば映画の中身よりも“L”と松山ケンイチを堪能出来て面白かった。
ちょっとホロっと来るものもあります。
何より、またLが姿を現してくれたというのが大きい。
前半は『DEATH NOTE』以上にLらしいLを演じきり、後半は若干ナチュラルメイクでマツケンらしさも魅せる、作り手のマツケンへの感謝もこもった映画だったんじゃないかな。
他のキャストとしては、どうしてこんなに力の入った映画にこんな俳優を選ぶのかと思ってしまうようなのが数名。
『DEATH NOTE』では、主演の藤原竜也“以外”のキャスティングが楽しかったけど、今回は主演の松山ケンイチ“だけ”が良かった、と言ったら言い過ぎか。
こういう邦画には大抵そういう俳優が混じってるんだけど、脇役のオーディションとかはしないんだろうか。
何と言っても工藤夕貴は以前と比べてクオリティーの堕ち方が酷すぎる。
久々の映画出演だった『ラッシュアワー3』でも大概な役でガッカリしたけど、今回は折角のオイシイ役もまるで杉本彩のような酷い演技で、以前の華はすっかり無いどころか足を引っ張っている。
南原清隆も最悪、どういう層の人が彼の演技を喜ぶと思ってキャスティングしたのだろう。
良かったのは、オリジナルからのゲスト以外は福田麻由子と鶴見辰吾だけ?
特に鶴見辰吾のああいう演技は真骨頂ですねw
日本・台湾・韓国・香港で同時公開とのことですが、外国の方にはどう映るんでしょう。
ネタバレ
ニア対ネロの構図が無くなってしまった代わりなのか、L対Kの構図で描く本作。
存分にLらしいLが観れて、そういう意味では大満足です。
中途半端に大金投じて作った映画なので、非常にスケールは大きい。
大きいのは良いんだけど、そもそもエボラとインフルエンザを掛け合わすというのはどこかの映画で観た気がするし、確か同じ“ウィルス”と言っても構造が全く違うから掛け合わせるなんて無理なんじゃないのかなぁ…なんて一番細かいところで引っかかってしまった俺。
映画『アウトブレイク』よりもずっと前からエボラ出血熱に関する小説を読みまくってた位に物語のネタ的には嵌っていた分野なので、『L』での生物学的危険性(バイオハザード)の扱いが無茶苦茶なところにイチイチ引っかかり、アウトブレイク物としては全然面白くなかった。
瞬間的に腫瘍が巨大化したり、血清打ったらその場で腫瘍が消えて行ったり…、せめてこの辺だけでももうちょっと考えて作りこんだら良い映画になるのにねぇ。
あのBoyがニアになる場面は…施設が映るまで想像もしてなかったのでうれしいサプライズ!
しかし、全然見た目がダメダメな子なので、思わずメロに期待して探してしまいましたよw
保護した時点で新しい服くらい与えてあげればいいのにw
次回は、更なるスピンオフでニア対メロ物かな?
そういや、ミサミサって大量殺人犯したのに野放しになってなかったっけ…。
原作とは違う、衝撃的な後編のラストシーンから1年と3ヶ月経ち、あのラストシーンで描かれなかった“L”が死ぬまでの20日間に何が有ったのかを描く、スピンオフ作『L change the World』が公開されたので、早速観てきました。
★★★★
映画DEATH NOTE後編『DEATH NOTE the Last name』で、キラとLの頭脳戦に決着が付いたのは、Lがデスノートに自分の死を書き込んでから3日目の事。
今回は、その書き込む場面からの23日間、Lの死までに起きていた新たな全く違う事件を描いている。
80%の突っ込みドコロと、90%の満足で、どちらかと言えば映画の中身よりも“L”と松山ケンイチを堪能出来て面白かった。
ちょっとホロっと来るものもあります。
何より、またLが姿を現してくれたというのが大きい。
前半は『DEATH NOTE』以上にLらしいLを演じきり、後半は若干ナチュラルメイクでマツケンらしさも魅せる、作り手のマツケンへの感謝もこもった映画だったんじゃないかな。
他のキャストとしては、どうしてこんなに力の入った映画にこんな俳優を選ぶのかと思ってしまうようなのが数名。
『DEATH NOTE』では、主演の藤原竜也“以外”のキャスティングが楽しかったけど、今回は主演の松山ケンイチ“だけ”が良かった、と言ったら言い過ぎか。
こういう邦画には大抵そういう俳優が混じってるんだけど、脇役のオーディションとかはしないんだろうか。
何と言っても工藤夕貴は以前と比べてクオリティーの堕ち方が酷すぎる。
久々の映画出演だった『ラッシュアワー3』でも大概な役でガッカリしたけど、今回は折角のオイシイ役もまるで杉本彩のような酷い演技で、以前の華はすっかり無いどころか足を引っ張っている。
南原清隆も最悪、どういう層の人が彼の演技を喜ぶと思ってキャスティングしたのだろう。
良かったのは、オリジナルからのゲスト以外は福田麻由子と鶴見辰吾だけ?
特に鶴見辰吾のああいう演技は真骨頂ですねw
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ネタバレ
ニア対ネロの構図が無くなってしまった代わりなのか、L対Kの構図で描く本作。
存分にLらしいLが観れて、そういう意味では大満足です。
中途半端に大金投じて作った映画なので、非常にスケールは大きい。
大きいのは良いんだけど、そもそもエボラとインフルエンザを掛け合わすというのはどこかの映画で観た気がするし、確か同じ“ウィルス”と言っても構造が全く違うから掛け合わせるなんて無理なんじゃないのかなぁ…なんて一番細かいところで引っかかってしまった俺。
映画『アウトブレイク』よりもずっと前からエボラ出血熱に関する小説を読みまくってた位に物語のネタ的には嵌っていた分野なので、『L』での生物学的危険性(バイオハザード)の扱いが無茶苦茶なところにイチイチ引っかかり、アウトブレイク物としては全然面白くなかった。
瞬間的に腫瘍が巨大化したり、血清打ったらその場で腫瘍が消えて行ったり…、せめてこの辺だけでももうちょっと考えて作りこんだら良い映画になるのにねぇ。
あのBoyがニアになる場面は…施設が映るまで想像もしてなかったのでうれしいサプライズ!
しかし、全然見た目がダメダメな子なので、思わずメロに期待して探してしまいましたよw
保護した時点で新しい服くらい与えてあげればいいのにw
次回は、更なるスピンオフでニア対メロ物かな?
そういや、ミサミサって大量殺人犯したのに野放しになってなかったっけ…。
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まだ記事の手直し段階に来ていただいたようで、お見苦しくってすみませんでした。
>“L”と松山ケンイチを堪能出来て面白かった。
私もそう思います。
松山君あっての「L」ストーリーでしたね。
期待はしていなかったのですが、やはり・・・・という内容でした。
もうデスノのスピンオフはいいやという気分です。
最後の レニクラには ほんとに やられて
泣いてしまいました。
ミサミサ・・案外するどいかも!
また スピンオフあったりして・・
TB頂いていきますね。
今回の映画では個性を消してLになり切ったマツケンと、マツケンらしいLの両方が楽しめて、そういう意味でだけ面白い映画でしたよねぇ(笑)
中田監督がこんな無茶な映画撮っちゃうとは…。
血が多いとか暴力的とか言う以前に、頭のオカシイキャラクターが多い本作に、子供に対して何の規制も無いのも問題だと思います。
今回もレニクラで統一してくれてたのも良かったですよねぇ。
ロサンゼルスBB事件でもやるんじゃないかと思ってたんですが、冒頭でやっちゃいましたね。
今週の週間ジャンプには、原作のその後のストーリーが詠み切りで載ってますよー。
訂正しときますねー
工藤夕貴はダメでしたか?
私は好きな俳優には甘いみたいで、なかなか良かったような気がしたのですよ。ただ、彼女を動かしているストーリーとセリフが「あ~あ」なのかと思ったのですが、そうではなかったのかもしれませんね。
でも、もう一人のあの方は(取り上げても貰っていませんが。)違う方が良かったなと思ってしまいました。
もう一人って誰だろう(笑)