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『ビロクシー・ブルース』@シアターBRAVA!

2009-03-10 | ステージれびゅー
3月の観劇は佐藤隆太主演の『ビロクシー・ブルース』。
原作は1985年にトニー賞を獲ったニール・サイモンによる脚本の芝居だそうです。

佐藤隆太と言えば、最近では『ガチボーイ』でも楽しませてくれたナイスガイ役の似合う本人もきっとナイスガイ。
今回の舞台には『ガチボーイ』では敵役だった瀬川亮やら、若手名脇役の尾上寛之も出ているというので、とりあえずチケットを購入してみたら10列目でホクホク。

今回も朝まで飲んでてあまり睡眠時間が取れず寝過ごしそうになりながら、開演時間ちょうどに着く等冷や冷やしながらの観劇でした。
もうちょっと生活を改めねば。

この先ネタバレです。

大戦時に米軍の訓練所に召集された若者達の青春を、作家を目指す主人公のユージーン目線で描いています。
ニール・サイモン自身の自叙伝的な色が濃い作品なのだそうですが、ニール・サイモンが誰なのか自体を知らなかったのはナイショです。

全く違う土地から召集された生まれた境遇も人種も違う青年たちが、鬼教官にしごかれながら兵士の卵として成長し、団結していく様子。
合間に風俗で童貞を捨てるエピソードやら、甘酸っぱい恋話やら、仲間にゲイが居たなんて話を挟みつつ、最後は鬼教官だけど良い人だったね…的な既視感を通り越す勢いのコテコテストーリー展開。

なんつーか、青臭い青年を演じる役者さん達はフツーに上手かったし、特に尾上寛之が脇役に居るとまとまり感が違うなぁなんて感じながら観てたんだけど、教官役の羽場裕一が存在感も演技力も段違いの実力を発揮しまくってて、若手もうちょっと頑張れよみたいな舞台でした。

佐藤隆太は声が良いけど言えてないし、他の人はそれなりの短髪保ってたのに彼だけもう髪の毛がだいぶ伸びてモジャモジャになってたし、パルコからBRAVAに廻ってきて気が抜けてるっつうか、髪型見てると大阪はついでみたいな印象も。
気が抜けてると感じたのは、開演時にケータイ鳴らした客のババアのせいで緊張が切れてしまったせいなのかもしれないけど。

体を張った訓練をする場面も見どころのように宣伝されてたけど、そこだけに注目して観たらすげー微妙。
瀬川亮だけ段違いで体が良いから、腕立て伏せの場面や訓練の場面なんかはもうちょっと彼基準で描くとか、他の俳優ももうちょっと体作ってから挑んでたら迫力あったのにむっちゃ中途半端でもったいない。



4月『蜉蝣峠』
9月『コルテオ』のチケットを購入済み。
『ムサシ』は未だ手に入らず、6月『メカロックオペラ』狙ってます。

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