M:i:III/ミッション：インポッシブル３

プロモーションで新幹線を貸し切り150人のファンを引き連れて来阪するなどの奇行で笑わせてくれた「M:i:III」が先々行上映していたので早速観て来ました。
ちなみに来阪プロモーション当日、たまたま仕事でHEPナビオ裏を車で通ったら、沿道でトムちんを待つ数百人のファンと出くわしました。
もうちょと遅かったら本人も見れたのに（ちくしょー！）
★★★★★

前作「M:i-2」で完全にジョン・ウー色に染まり、このままおかしな方向に突き進むのか不安を抱えたまま観ましたが、前作の悪かった所を完全払拭してくれました。
これが観たかった「ミッション：インポッシブル」の続編。いっその事2作目は無かった事にしませんか？

2作目でなおざりにされていたチームによる作戦遂行が復活していて、いかにも「スパイ大作戦」ぽくて楽しい！やっぱりその名前を冠する映画なんだからこれが無いとダメですね。

周囲の誰もが容疑者と感じられる陰謀の存在、イーサン・ハント（トム・クルーズ）の思考を上回る敵の策略、しかし次々に降りかかる困難をチームプレイで乗り越えていく！これをワクワクせずには観れません。
ほとんど個人的な感情だけでチームをこき使っていた前作とは比べものにならん（笑）

今回はスケールのデカさも半端じゃなかった。
世界をまたにかけ、それぞれのロケ地の地形を最大限に生かした有りえないアクションと、どうやって撮影したのかわからない角度からの映像が臨場感たっぷりで、迫力に圧倒されっぱなし。

バチカン市国でのアクションなんて、普通に考えたらそれ自体が撮影不可能だし、上海タワー周辺のシークエンスも余程の協力が無いとあんなの絶対に撮れないし。
周荘を駆け抜ける撮影も、あんな人ごみの観光地でいったいどうやって撮ったんだろう…。
バチカン市国と上海には数回ずつ訪れた事が有るから、全てが常識を超えたロケだった事が余計に伝わってきて驚きの連続でした。

こんな規模のロケ、本当に東京で可能なんでしょうか？北川国交相さん。

IMFの本拠地は本当にあんなところに有ったのか…って和ませてくれるツボもしっかり押させてくれている凄い映画でした。
最近のトムちんの数々の奇行もすっかり忘れて熱中しましたよ。

ミッション:インポッシブル スペシャル・コレクターズ・エディション パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る

M:I-2(ミッション:インポッシブル2) パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る