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ギャラクシー街道

2015-10-27 | 劇場映画れびゅー
「絶対に面白い」を約束してくれる三谷幸喜監督最新作『ギャラクシー街道』を観てきました。
★★

あれ?おかしい。
おもしろ…い?これ。
閉鎖された空間での話だから、一番得意な舞台演出のような方向性で楽しませてくれそうと期待をしていたのですが、肩透かしを食らいました。
狭い空間で近い距離に居るはずなのに、別撮りした役者さん達が探り探りにやってるようにも見え、得意の群像劇にまとまりが無く、編集が雑でスピードを感じず、全体的に不協和音が響いている。

宇宙のハンバーガー屋を舞台に、監督の冒険と実験、そして作家としてのロマンが詰まってるのは感じるんだけど、スランプなのかいつもならクスッと笑わせてくれるところでも狙ってるのは感じるのに笑えないし、満席に近い初日の映画館にも関わらず周りの笑い声が少ない。
三谷幸喜の映画で、終盤のドタバタまで満員の映画館が沸かなかったのは初めて。
終盤のドタバタにしても、それ程盛り上がれるような見せ場でも無く、宇宙空間のスケール感は最後までゼロ。
“B級映画の宇宙っぽさ”を描く方向に力を出しきってしまい、肝心の中身がなおざりになったのかな。

最近映画館で眠くなる事は殆ど無かったのに、中盤で意識が飛んでしまって、隣で観ていた相方に突かれて起きました。

ミラクルひかる(田村梨果名でクレジット)は三谷幸喜監督の作風に凄く合うと思うので、今後もフツーの世界感の映画で観てみたい。

TMレボリューションが歌った勢いでエンドロールに行ってしまうところで、「監督この映画捨てた」と感じた。



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