Aさんの子どもは小さい頃
神童と言われるくらい頭が良かった。
まさに自慢の息子であり、親も鼻高々…
他家で登校拒否や家庭内暴力を見るにつけ、
育て方が悪いんじゃないの…
と、上から目線で見ていた。
しかし、我が子が中学に入った頃から
登校拒否になり、家庭内で暴れる状態になった。
今は、その子も落ち着き
平穏な家庭生活に戻ったという。
Aさん曰く、
今にして思えば
あの頃の自分は鼻高々で
人を、上から目線で人を見ていた
自分を反省するという…
我が子によって
自分の愚かさに出遇うですね…
まさに子は善知識であります。
「あの家は問題があるんだよね!」
この言葉は裏を返せば
自分の家には問題がないけど、
あの家は…問題がある!
まさに上から目線であります。
今、自分の家に問題なくても
問題が起きるのであります。
何故なら…
縁が整ったら何をするか分からない
可能性を含んだ私なんだから…
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし」(歎異抄)