住職の独り言

~ご縁に触れて~

無明長夜の灯炬なり

2018年02月24日 | 独り言

苦悩の底に光あり

この光を南無阿弥陀仏と申します

苦悩する私に寄り添って下さる

その証拠が私の口から出て来て下さる

お念仏なり
    
無明長夜の灯炬なり 智眼くらしとかなしむな

生死大海の船筏なり 罪障おもしとなげかざれ

(正像末和讃、註釈版p.606)

阿弥陀如来の本願は、

煩悩によって迷う衆生を照らす灯火であるから、

智慧の眼が暗いと悲しむことはない。

阿弥陀如来の本願は、

生死の大海での救いの船であり筏であるから、

証りへの障りとなる悪業が深いと嘆くことはない。

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