豪雨により大きな石が動かされているのにビックリする。
水の力はすごいですね。
そのテレビ画像を見ていた思い出したのが蓮如上人御一代聞書の言葉でした。
至りてかたきは石なり、至りてやはらかなるは水なり、
水よく石を穿つ、心源もし徹しなば菩提の覚道なにごとか成ぜざらん」
といへる古き詞(ことば)あり。
いかに不信なりとも、聴聞を心に入れまうさば、御慈悲にて候ふあひだ、信をうべきなり。
ただ仏法は聴聞にきはまることなりと[云々]。
(意訳・本願寺意訳本より)
〈きわめて堅いものは石である。きわめてやわらかいものは水である。
そのやわらかい水が堅い石に穴をあけるのである。
心の奥底まで徹すれば、どうして仏のさとりを成就しないことがあろうか〉
という古い言葉がある。
信心を得ていないものであっても、真剣に聴聞すれば、仏のお慈悲によって、信心を得ることができるのである。
ただ仏法は聴聞に尽きるのである。と蓮如上人は仰せになりました。