今日の産経新聞の「朝の詩」に
「ふと思った」
木の枝で
数羽のシジュウカラが
遊んでいる
暖かくなってきたので
嬉しそう
シジュウカラだけれど
「ゴジュウカラ ゴジュウカラ」と
鳴いてくれないかなあ
六十歳になったら
「ロクジュウカラ ロクジュウカラ」と
その後もお願いしたいなあ
（埼玉県越生町 西村恵子 52）
シジュウカラには申し訳ないけど異口同音です。
私もお願いしたいなァ…
何となくホッコリする詩でした。
昨日は東北の被災地方で３０°を超えたという。
避難場所で生活している人は、
どんなにか大変だろう…
前回伺った宮古市田老の体育館では、
それぞれ段ボールで仕切りし
プライバシーを保っていたが…
仕切りを取ると、少しは風通しも良くなるんだろうけど、
プライバシーが保てなくなる。
これから夏本番どんなにか辛いだろう
テンプレートを替えてみました。
木漏れ日の林の中を
緑のシャワーを浴びながら
散歩してみたい気分ですね。
（天真寺ふれあい農園ぶどう棚）
Aさんの子どもは小さい頃
神童と言われるくらい頭が良かった。
まさに自慢の息子であり、親も鼻高々…
他家で登校拒否や家庭内暴力を見るにつけ、
育て方が悪いんじゃないの…
と、上から目線で見ていた。
しかし、我が子が中学に入った頃から
登校拒否になり、家庭内で暴れる状態になった。
今は、その子も落ち着き
平穏な家庭生活に戻ったという。
Ａさん曰く、
今にして思えば
あの頃の自分は鼻高々で
人を、上から目線で人を見ていた
自分を反省するという…
我が子によって
自分の愚かさに出遇うですね…
まさに子は善知識であります。
「あの家は問題があるんだよね！」
この言葉は裏を返せば
自分の家には問題がないけど、
あの家は…問題がある！
まさに上から目線であります。
今、自分の家に問題なくても
問題が起きるのであります。
何故なら…
縁が整ったら何をするか分からない
可能性を含んだ私なんだから…
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし」（歎異抄）
読売新聞の編集手帳に(2011.3.16)
「核」という字の中には「亥」（＝いのしし）がいる。
まさに福島県原子力発電所から高放射能が漏れ出た。
檻（おり）を破ろうとするイノシシと、
それを許すまいとする人間と極限の攻防がつづく。
と、あった。
2005年の流合語大賞に「想定内」（旧ライブドアの堀江貴文）
と、いう言葉が選ばれたことがあったけど、
まさに「想定外」です。
人間の思慮分別を超えることが多々ありますね。
谷川俊太郎さんの「生きる」という詩が
震災後読み直されているという。
「生きる」
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと
生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
