2021年10月のブログです
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シーナさんの本を読んでいたら、北杜夫さんの『どくとるマンボウ航海記』(1965・角川文庫)をほめていたので、すごく久しぶりに読んでみる。
じーじの持っている文庫本は1973年発行。
定価140円。
ちょうどじーじが大学に入った年だ。
講義をきかずに、こんな本を一所懸命に読んでいた日々を思い出す。
改めて読んでみると、この本、とても面白い。
マンボウ先生のはちゃめちゃな行動が痛快。
しかも、さすが、北杜夫さん、文章がうまい。
やはりすごい小説家だ。
シーナさんがほめるだけあって、冒険本としても一流だ。
すっかり大航海の気分を味わう。
それにしても、当時140円で買った文庫本を50年近く後でも楽しめるのは、本好きの醍醐味だろう。 (2021.10 記)
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2022年9月の追記です
今回で2回目のアップだと思うが、前回も今回も、いいね、をたくさんいただいて恐縮する。
ただ、本書のブログを書いているかたが少なくてさみしい。
いい航海記なのに、もっとたくさんの方々の感想を読んでみたいと思う。
本書だけでなく、『マンボウ青春記』や『マンボウ医局記』なども傑作だ。
ぜひ、これらの感想文を読ませてほしいな、と思う。 (2022.9 記)
クリンちゃんは『青春記』がお好きなんですね。いいですよねぇ。じーじも大好きで、最近、読み返したばかりです。
そういえば、『青春記』の感想文を書いていませんね。人に催促をするまえに、自分で書かなくちゃあねぇ。