ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

赤坂正人「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」2006・『臨床心理学』6巻3号-面会交流を考える

2024年11月14日 | 「おとな」の親を考える

 たぶん2015年ころのブログです

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 もう10年近く前のことになりましたが,じーじの初めて活字にしていただいた論文です。

 当時,家庭裁判所の臨床現場で苦労をしていたことや工夫をしていたことを文章にしてみました。

 その頃,『臨床心理学』誌の編集長だった河合隼雄さんが,臨床現場で忙しくて論文を書けない人でも気楽に投稿をしてください,とのお誘いを誌面でされていたことがあり,ずうずうしくも拙い文章を送ってしまいました。

 新潟の片田舎で,中央の流行も知らずにこつこつと実践してきたことを後輩に書き残したいという気持ちもありました。 

 今,読み返してみると,記述がかなり不十分な部分が目につきますが,その後も当時とやっていることはあまり変わりません。

 変わったのは少しだけ理屈や理論を言えるようになったことくらいでしょうか。

 面会交流はご存じのように家庭裁判所の調停のなかでもとくに難しい話し合いのひとつです。

 そこでいろいろな条件は必要ですが,ためしに面会交流の試行を行なってみることで,それまで頑なだった親ごさんの気持ちが和らぐことがよくあります。

 そこらへんのことをウィニコットさんを中心に精神分析の考えなどを参考に考察してみました。

 単に面会交流がうまくいくことだけではなくて,その中での子どもさんや親ごさんの成長も考えてみました。

 そして,むしろ大切なことは,そこでのお父さんとお母さんの精神的な成熟と,そこへの周囲からのいくばくかの心理的な援助のあり方なのだと思います。

 今後も力のある心理臨床家をめざして努力していきたいと思います。       (2015?記)

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 2021年1月の追記です

 臨床心理士として個人開業をしてからも、面会交流の相談や援助を続けています。

 臨床の形式から、別れた子どもさんと何とか会えないか、というご相談のカウンセリングが中心となっています。

 子どもに会わせてくれない監護親への攻撃心が強いクライエントさんが多く、心情は理解できますが、そのままでは面会交流が実現できないので、少しでもマイルドになるような援助が多くなります。

 監護親の大変さにも配慮できるようになると、少しは展開も違ってきそうな気がします。       (2021. 1 記)

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 2024年11月の追記です

 この論文でご紹介させてもらった事例は、男の子とお父さんの試行の事例で、もう今から25年以上も前のもの。

 当時、4~5歳だった男の子も、今では30歳くらいになっているのではないでしょうか。

 その後の情報はまったく知るすべもありませんが、少なくとも男の子の名前をその後、地元の家庭裁判所の少年部で聞くようなことはなく、多難な思春期もなんとか無事に乗り越えたようです。

 おそらくは今頃、お父さんになっているであろう男の子が、いいお父さんになられてることを切に祈っているじーじです。      (2024.11 記)

 

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トランプくんは本当に危険なじいじいだった!-じーじのじいじ日記(2024.11.14)

2024年11月14日 | じいじ日記を書く

 2024年11月14日の日記です

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 じいじいやじーじやじいじが氾濫している日記です。

 アメリカ大統領選挙で当選が決まったトランプくん、年寄りのせいか、まだ正式に大統領になったわけでもないのに、せっかちに動いています。

 他人を非難して、差別と分断をさらに推し進めるだろうことは予想していましたが、ロシアの侵略を容認することまではじーじも予測していませんでした。

 ウクライナのロシア占領地に沿って非武装地帯を作ると主張しています。

 ウクライナとロシアの国境にではなく、ウクライナ領土内のロシアが現在、違法に、軍事力で占領をしている地域に沿って、非武装地帯を作って、停戦にしたいらしいです。

 何を考えているやら?

 ロシアの占領地がいつからロシア領土になったというのでしょうか?

 まったく無謀な提案です。

 ロシアの侵略の容認です。

 ロシアの力による支配の容認です。

 考えてみれば、トランプくんの政治も力による支配です。

 敵を徹底的に非難して、人格を否定し、差別をして貶めます。

 そこには人間の尊厳のかけらもありません。

 自分が儲かり、崇め奉られることだけが目標で、民主主義の制度を利用した独裁者の一歩手前です。

 独裁者のプーチンくんや金正恩くんと仲がいいわけです。

 ロシアによるウクライナの占領の解決は、ロシアの撤退と賠償金の支払いが原則でしょう。

 それがどうしても無理というのなら、ロシアが不法に占領をしているクリミア半島も含めて、国連の監視下での住民投票で帰属を決めるべきでしょう。

 ロシアが不法に占領をしているウクライナの領土に住む人たちが、どちらの国家を望むのか、それとも、独立を望むのか、住民の意思が一番大切になります。

 それすらできないような国連では、意味がありませんし、アメリカはそういう働きかけをすべきでしょう。

 少なくとも、ロシアの力による支配を容認してはいけません。

 そんなことをすると、プーチンくんは次にモルドバやジョージアを狙うでしょう。

 トランプくんの悪政がプーチンくんや金正恩くんの野望に加担してしまうことになります。

 いくら独裁者一歩手前のトランプくんでも、それだけはしてはいけません。

 トランプくんが危険なじいじいであることはわかっていたのですから、ここはじいじいのメンツにかけて頑張ってほしいです。

 そうしたらノーベル平和賞も夢ではないかもしれません(?)。

 危険なじいじいがみんなの心配どおりに暴走をしてしまったら、民主主義の破壊です。

 せめて、独裁者の仲間入りをしないで、大統領の任期を終えてほしいなあ、と切に願っています。

 そして、できれば、決して儲からないはずの在日米軍をこの際、引きあげてくれると、もっとすごいです。

 日本国民は、トランプくんを尊敬してくれるかもしれません。

 汚名挽回のチャンスですよ!トランプくん。        (2024.11.14 記)

 

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