2024年11月のブログです
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今年1月の能登半島地震で崩れたじーじの部屋の本の山はまだまだ崩れたままの状態。
少しでも整理をしようと本を積み直していると、奥のほうにコミック本を発見した。
あだち充さんの名作『タッチ』と『いつでも美空』。
『タッチ』はさすがに記憶があるので(少々あやしいが…)、全く記憶がないが、主人公が中学女子という『いつでも美空』をパラパラとめくる。
上の孫娘が中学生になったので、お薦め本を、と思って一所懸命に(?)読む。
とても面白いコミックでいいかも(!)、と思ったのだが、少しエッチな場面があったり、怖い場面があったりしたので、孫娘がもう少し大きくなってから(?)お薦めしようと判断する。
さらに、本の山を探すと、高校女子が主人公の同じあだち充さんの『スローステップ』(1991・小学館)を発見する。
高校女子のお話だと中学生には少し早いかな?と思いながらも、こちらも一所懸命に点検すると(?)、これが大当たり、すごく面白い。
例によって、あらすじはあえて書かないが、青春真っただ中の物語!という言葉がぴったり。
ユーモアが上質で、つい笑ってしまい、家族にバレないように真面目な顔をして読む(?)。
面白くて笑ってしまうだけではなく、高校生の切なさやおとなの哀しさや、あだち充さんの世界の底流に流れている生と死のテーマも少しだけ感じられて、完璧なあだち充ワールドだ!
もともと『ちゃお』という少女向けのマンガ雑誌に連載をされていたらしく、中学女子が読んでも安全そうで(?)、孫娘たちにお勧めするのが楽しみになってきた。
孫娘たちに自慢ができる一冊になるといいな!とひそかに期待をしているじーじである。 (2024.11 記)
あだち充さんは、「タッチ」以前、もっと言うと
「ちゃお」の前にも、
野球漫画を少女マンガ雑誌で書いていらして、
リアルタイム読者でした。
私も登場人物と同世代の「青春真っただ中の物語り!」でしたから、
キュンキュンしながら読んでいました。
お孫さんが、どんな風に読んで下さるか、楽しみですね❣
あだちさんって、意外と大胆な人なんですね(?)。
あだちさんのマンガは哀しみのあるユーモアがいっぱいあって、じーじは好きです。
孫娘たちにも、そんな微妙なところがわかってもらえると嬉しいのですが、どうでしょうか?