ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談・研究しています

子どもをめぐるおとなの争いと,子どもを思いのままにしようとするおとなの問題-「おとな」の親になるために

2024年11月07日 | 「おとな」の親を考える

 たぶん2011年ころのブログです

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 家庭裁判所で仕事をしていると,子どもをめぐる争いをよく目にします。

 離婚や子どもの親権をめぐって,お母さんとお父さん,さらにはおじいちゃん,おばあちゃんまでが加わって,大変な争いになってしまい,悲しい気持ちで眺めることが多いです。

 最近,子どもをめぐる争いが激化しています。少子化の影響でしょうか。

 また,子どもの虐待も増えています。

 じーじはこれらの根底に「子どもをコントロールする」というおとなのわがままな傾向があるのではないかと考えています。

 子どもの少子化についても,そこには経済状況や社会状況のせいもあるでしょうが,さらには子どもの出産や育児や教育をコントロールしたいというおとなの無意識の気持ちが影響しているのかもしれません。

 しかし,子どもを完全にコントロールするなんてとても無理なことです。

 子どもの人数や才能や容姿,学歴なども,一見,大人がコントロールできそうに見えても、実はおとなのコントロールどおりにはいきません。

 それをコントロールできると考えることから,思うようにならないと虐待や過干渉,奪い合いが生じてしまうのではないではないでしょうか。

 子どもは天からの授かりもの,この当たり前のことを忘れた時に,子どものコントロールが始るのかもしれません。

 まずは子どもを授かり,育てられることを,素直に感謝したいと思います。

 それだけで十分に幸せなことです。

 そこを再確認したいものです。

 そして,かりに,残念ながら,親同士は離婚となったとしても,子どものために面会交流などで協力をして,大切な子どもさんを温かく育てていきたいものだと思います。          (2011?記)

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 2018年6月の追記です

 最近、虐待死という痛ましいニュースがまたありました。

 子どもをコントロールするおとな、という点では同じ根っこなのかもしれません。

 子どもはそれだけですばらしい存在なのですが…。          (2018.6 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ  

    1977年、ある四流私立大学文学部社会学科を卒業、浦和、新潟家庭裁判所などで家庭裁判所調査官として司法臨床に従事する  

    2014年、定年退職間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士)を修了 

    2017年、臨床心理士になる

 仕事 個人開業で、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを研究しています

 学会 精神分析学会、遊戯療法学会会員

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com    

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あだち充さん・MIX・遊びごころ-じーじのじいじ日記・セレクト

2024年11月07日 | じいじ日記を書く

 2019年の日記です

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 テレビを見ていたら、突然、あだち充さんのアニメが始まった。

 MIX。

 またしても(?)、高校野球だ。

 しかし、見ていると、なかなか面白い。

 あだち充さんを面白がるじーじが幼稚なのか、じいじいのじーじにも面白いアニメを描くあだち充さんがすごいのか、どっちだろう?

 そもそも、今の子どもたちはあだち充さんを見るのだろうか?

 もっとも、あだち充ファンだからというわけではないが、あだち充さんのマンガはなかなか深いとは思う。

 人生の哀しみや喜び、驚き、などなどがよく表現されていると思う。

 そう馬鹿にしたものでもない。

 遊びごごろに心が開かれていないと、心理療法はできない。もちろん、遊戯療法も。

 いい臨床家になるために、じーじは今日もあだち充さんを見るのだ。        (2019.6 記)

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 2024年11月の追記です

 じーじの部屋の崩れた本の山を積み直していると、あだち充さんの『ラフ』を発見する。

 先日、孫娘たちにお薦めできそうなあだちさんの『スローステップ』を見つけたので、『ラフ』もお薦めできそうかどうか一所懸命に(?)読む。

 高1男女の水泳をめぐる青春物語!という感じで、当然(?)水着姿が大サービス(!)だが、大丈夫そうだ(?)。

 年末年始に孫娘たちが喜んで読んでくれるといいなあ、と願うじーじである。       (2024.11 記)

 

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