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ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が新潟市で公園カウンセリングなどを相談、研究しています

心理療法・イメージ・山中康裕さん-じーじのカウンセリング日記

2024年11月02日 | 子どもの臨床に学ぶ

 2019年11月の日記です

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 BS放送大学の「心理療法とイメージ」を見る(5月にも少し見ていて、ブログがあるので、よかったら読んでみてください)。

 講師は放送大学大学院でお世話になった小野けい子先生。

 そして、先週の「箱庭療法」と今週の「MSSM法」のゲストがなんと山中康裕さん。

 このお二人による対談は、一流の学会でも実現できないような豪華で、贅沢で、アカデミックなもの。

 とても勉強になる。

 山中さんのお話には、河合隼雄さんや中井久夫さんも出てきて、とても楽しいし、参考になる。

 クライエントさんとの話し合いから臨床の方法が発展してきた、という山中さんのお話は貴重だ。

 小野先生もクライエントさんに合わせて、さらにそれに工夫を加えたりしていて、お二人とも創造的だな、と思う。

 そういうお話も聞けて、本当に豪華な番組だ。

 今後も暇を見つけて学んでいきたいと思う。          (2019.11 記)

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 2023年秋の追記です

 説明不足だったが、「MSSM法」(Mutual Scribble Story Making Method)というのは、描画療法の一つで、山中さんが心理療法家のナウンバークさんのスクリブル(なぐり描き法)や小児科医で精神分析家のウィニコットさんのスクイグル(相互なぐり描き法)を参考に考え出したもの。

 日本語では、交互ぐるぐる描き投影・物語統合法と訳され、治療者とクライエントさんが、画用紙に好きな線を描いて、そこに何が見えるか、絵を描いて、最後にクライエントさんがお話を作るという描画療法で、楽しみながらできる心理療法だと思う。        (2023.11 記)

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 ゆうわファミリーカウンセリング新潟(じーじ臨床心理士・赤坂正人・個人開業)のご紹介

 経歴 

 1954年、北海道函館市に生まれ、旭川市で育つ。

 1970年、旭川東高校に進学するも、1年で落ちこぼれる。 

 1973年、某四流私立大学文学部社会学科に入学。新聞配達をしながら、時々、大学に通う。 

 1977年、家庭裁判所調査官補採用試験に合格。浦和家庭裁判所、新潟家庭裁判所、同長岡支部、同新発田支部で司法臨床に従事する。

 1995年頃、調査官でも落ちこぼれ、家族療法学会や日本語臨床研究会、精神分析学会、遊戯療法学会などで学ぶ。 

 2014年、定年間際に放送大学大学院(臨床心理学プログラム・修士課程)を修了。 

 2017年、臨床心理士になり、個人開業をする。

 仕事 個人開業で、心理相談、カウンセリング、心理療法、家族療法、遊戯療法、メールカウンセリング、面会交流の援助などを相談、研究しています。

 所属学会 精神分析学会、遊戯療法学会

 論文「家庭裁判所における別れた親子の試行的面会」(2006・『臨床心理学』)、「家庭裁判所での別れた親子の試行的面会」(2011・『遊戯療法学研究』)ほか 

 住所 新潟市西区

 mail  yuwa0421family@gmail.com  

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さとうち藍・文/関戸勇・写真『じいちゃんの自然教室』「月刊たくさんのふしぎ」2002年8月号・福音館書店

2024年11月02日 | 随筆を読む

 2017年のブログです

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 精神科デイケアのコラージュ用の絵本の本棚を眺めていたら、背表紙に「じいちゃん」という五文字が見えて、思わず手にしてしました(最近、じいちゃん、とか、じーじ、とかいう言葉に出合うとすぐ反応してしまいます!)。

 福音館書店の幼児用の「月刊たくさんのふしぎ」という雑誌(うちの子どもたちの時は読んでいなかったような気がします)の2002年8月号の『じいちゃんの自然教室』という本。

 高知県の農家のおじいちゃんが孫たちに川の魚や山の食べ物などの自然の恵みをいろいろと教えるという内容です。

 フムフムと読んでいるうちに気づいたのですが、著者がなんと、さとうち藍さんの文章と関戸勇さんの写真という豪華な組み合わせでした。

 このお二人の本は、今年8月のブログでご紹介させていただきましたが、『アイヌ式エコロジー生活-治造エカシに学ぶ、自然の知恵』(2008・小学館)という本と『武市の夢の庭』(2007・小学館)という本の二冊を読んだことがあります。

 どちらもいい本で、写真もすばらしく、お薦めの本です。

 そのお二人が、2002年当時、福音館の雑誌で仕事をしていたことを知り、なんだかうれしくなりました。

 当時の幼稚園児や保育園児もそろそろおとなの世代。

 自然の中で遊んだり、自然を大切にするおとなになっているか、知りたいところです。

 この間、2011年にはご存知のように福島の原発事故があり、自然は人間が守らないと未来にきちんと残せないことも再認識させられました。

 いろいろなことを考えさせられる2002年の福音館「たくさんのふしぎ」シリーズの一冊です。       (2017. 10 記)

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 2018年12月の追記です

 先日、再読をした沢木耕太郎さんの『246』に、沢木さんが「たくさんのふしぎ」1987年5月号『ハチヤさんの旅』を書いた時の取材記が載っています。

 沢木さんの娘さんの大活躍(?)も含めて、とても面白いです。

 それにしても、「たくさんのふしぎ」はすごい執筆陣ですね。        (2018. 12 記)

 

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