長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

やっぱ、しっぽを引きずってる恐竜もいいやねぇ。 ~映画『恐竜グワンジ』~

2017年06月09日 23時30分20秒 | 特撮あたり
映画『恐竜グワンジ』(The Valley of Gwangi 1969年9月公開 96分 アメリカ)

 本作は、原典版『キングコング』(1933年)の特殊効果で知られる巨匠ウィリス=H・オブライエンが1942年に映画化を企図しながら果たせなかったものを、唯一の弟子であったレイ=ハリーハウゼンが引き継いで実現させた作品である。
 劇中に登場する古生物は恐竜グワンジ(アロサウルス ストップモーション撮影用の人形と実物大頭部モデルが製作された)、スティラコサウルス(撮影に使われた人形は『恐竜100万年』に登場したトリケラトプスの改造)、オルニトミムス(アップ用とロング用の人形が製作された)、翼竜プテラノドン(アップ用とロング用の人形と実物大モデルが製作された)、古代馬エオヒプス(人形のみ)。

あらすじ
 19世紀末のメキシコ。ジプシーのカルロスは、兄が麻袋を握ったまま「禁断の谷」と呼ばれる渓谷の入り口で死んでいるのを発見した。麻袋の中には見知らぬ動物が生け捕られ暴れており、興味を引かれたカルロスは、女占い師ゾーリアの警告も聞かず、恋するT・Jのサーカス団にその動物を売り込み、自身も入団する。そこへ、T・Jの元恋人で同じくサーカス団を経営するタックが訪れ、T・Jはその動物を今度のショーの売り物として披露する。タックが荒野でたまたま出会った古生物学者ブロムリー教授にその動物の特長を話すと、教授は「それは有史以前に死に絶えた古代の馬エオヒプスだ。」と断定した。興味を引かれたタックと教授は地元のロペ少年を連れ、占い師ゾーリアにエオヒプスが発見された渓谷の場所を尋ねるが、ゾーリアはそれを断り、「馬を戻さなければ『グワンジ』の呪いを受ける。」と警告する。教授は一計を案じ、わざとエオヒプスの在り処を教え、それを奪い返して渓谷に戻そうとするジプシーたちの後を、ロペ少年と共に追跡する。更にそれを追うタックと、やはり後を追うT・Jとそのサーカス一座。やがてジプシーたちは谷にエオヒプスを放し立ち去るが、他の一同は谷の奥深くに侵入する。すると、彼らの前には有史以前に滅んだはずの恐竜たちが現れるのだった。


主なスタッフ
監督   …… ジェイムズ=オコノリー(?歳)
原案   …… ウィリス=H・オブライエン(1962年没)
脚本   …… ウィリアム=バスト(38歳)
特殊効果 …… レイ=ハリーハウゼン(49歳)
音楽   …… ジェローム=モロス(56歳)

主なキャスティング
タック=カービイ     …… ジェイムズ=フランシスカス(35歳)
T・J=ブレッケンリッジ …… ギラ=ゴラン(28歳)
チャンプ         …… リチャード=カールソン(57歳)
ホース=ブロムリー教授  …… ローレンス=ナイスミス(60歳)
ティア=ゾリーナ     …… フレダ=ジャクソン(61歳)
カルロス=ドス・オルソス …… グスタホ=ロージョ(46歳)
ビーン          …… マリオ=デ・バロス(?歳)
ロペ少年         …… カーティス=アーデン(?歳)
コメント
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