激しく損傷したウクライナ東部バフムトの建物=ロイター
【フランクフルト=林英樹】ウクライナのポドリャク大統領府顧問は25日、ロシアへの大規模な反転攻勢が「すでに始まっている」と語った。ロシアはウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトを制圧したと主張しているが「反攻は何日も続いている。境界線に沿った1500キロメートルに及ぶ激しい戦闘だ」と制圧を否定した。
イタリアの公共放送のインタビューで語った。
ロシアの民間軍事会社ワグネル創設者のプリゴジン氏は同日公開されたビデオ動画で、バフムトからの撤退を始めたと明らかにした。25日から制圧した陣地をロシア軍に引き継ぎ、6月1日までに完全撤退する計画だという。
ロシア国防省は21日、バフムトの完全制圧を発表した。プリゴジン氏はワグネルの兵士約2万人が戦死し、このうち半数が刑務所から動員した受刑者で、残りは契約した戦闘員だったと語った。負傷者も1万人に上ったという。
ウクライナのマリャル国防次官は25日「バフムト郊外ではワグネルの軍隊がロシア軍に置き換わった」とプリゴジン氏の発言を一部認める一方「市内には依然として残り続けている」と強調した。
マリャル氏によると、ウクライナ軍はバフムト南西部の一部を制圧し、側面攻撃を仕掛けているという。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は同日の通信アプリ「テレグラム」で「難しい夜だった。敵は36機の無人機で攻撃を仕掛けたが、いずれも標的に届かなかった」と投稿した。
無人機はイランがロシアに提供したシャヘドで、ウクライナ西部の重要インフラや軍事施設を狙った可能性が高かったが、全機を迎撃したという。
日経記事 2023.05.26より引用
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やっぱり、バフムトは制圧されていませんでしたね。まあ、ロシアの国営メディがいうのだから最初から、信じる阿呆は
余りいなかったと思いますけど。 制圧されていたら、バフムトでゼレンスキーがウクライナ兵士たちと会うこともできない筈だし、タス通信が発表した当日も、戦闘している動画が報じられていました。
G7で世界中を敵に回した、ロシア側のG7最終日でのせこい反撃のプロパガンダだったという事です。ウクライナ兵がいないところで勝った勝ったとむなしい宣伝。いかwらずアホネ!
しかし、注意しなければならないのは、経済制裁でロシア国民は困窮、実戦闘でも押されっぱなしのロシアとベラルーシが戦術核(小型核)を使う可能性が高いということです。 ロシアには、それくらしか残されていませんからね。