りんたろうのきときと日記

好きな事だけ只々綴る

「D-WARS ディー・ウォーズ」試写会観てきました(´Д`)

2008年11月11日 12時11分59秒 | 映画
☆「D-WARS ディー・ウォーズ」
監督:シム・ヒョンレ
出演:ジェイソン・ベア、アマンダ・ブルックス、ロバート・フォスター、エイミー・ガルシア、クレイグ・ロビンソン、クリス・マルケイ、ジョン・アレス、エリザベス・ペーニャ、ビリー・ガーデル、ホームズ・オズボーン、ニコール・ロビンソン、ジェフリー・ピアソン


韓国・アメリカ合作。
朝鮮の伝説である「大蛇イムギ」をモチーフに、巨大な怪物を操る謎の軍団と人類の戦いを描いたしたモンスター・パニック。アクション。
監督は、「怪獣大決戦ヤンガリー」のシム・ヒョンレ監督。

イーサン・ケンドリックを演じるのはTVドラマ「ロズウェル/星の恋人たち」、「THE JUON/呪怨」のジェイソン・ベア。

大蛇を龍に変える力を持つ運命の女性サラ・ダニエルズには「フライトプラン』のアマンダ・ブルックス。

老師ポチョンの仮の姿で、イーサンをサラへと導く古美術商のジャックには「ファイヤーウォール」、「ジャッキー・ブラウン」のロバート・フォスター。

僕は特撮映画&ヒーローオタクです。
幼い頃、初めて劇場で観た映画は「メカゴジラの逆襲」。
なもんで、この作品、全米公開された時から、すごく気になっていました。

予告を観た時は、面白そうだと思ったのになぁ(´Д`)

『韓国映画史上最高額35億円の製作費を投下して100%国内で製作され、2007年度韓国観客動員No.1を獲得したバトル・アクション超大作』
という触れ込みなんですが、監督シム・ヒョンレ自らが、ハリウッドに売り込み、撮影スタッフ&出演者(500年前の回想シーン以外)はアメリカ側、CGのほとんどは韓国側で製作されたそうです。

作品の方は、「ゴジラ」、「キングコング」など往年の怪獣映画、「スターウォーズ」、「ターミネーター」、「トランス・フォーマー」「アナコンダ」などのパクリ・・・いや、要素がたっぷりの“ごった煮”(´Д`)
ストーリーもチープで、テンポも悪く、睡魔との闘い。
脈絡のない展開で、全てにおいて説明不足。
それを強引に推し進めるてしまうものだから、全く纏まりのない出来となっております(´Д`)
感想としては、巨大なアナコンダが街を襲い、ラストは善と悪2匹の大蛇が、組んず解れつ絡み合うといった感じ。

自慢のCG&VFXは、「本当に35億かけたの?」というくらいチープで、TVの特撮ヒーローレベルで迫力に欠ける(´Д`)

空を飛ぶ翼竜軍団や、キャノン砲を背負った重起動型恐竜軍団など、デザインが良いだけに、活かされていないのが勿体無い(>_<)

ラストに登場する“ドラゴン”のデザインは、これまでのハリウッド映画と違い、中国や日本の伝説に描かれている東洋の“龍”。
これも活かされておらず残念(>_<)

舞台が500年前の朝鮮から現代のロサンゼルスになるのかがわからないし、転生した姿がアジア人から白人になるのが納得いかない(´Д`)
朝鮮とロサンゼルス、何の関連性もないじゃない(´Д`)
そもそも、何故自国の俳優を使わないのか?
外人出せば観客が喜ぶと思ったら大間違いだよ( ̄□ ̄メ
舞台を韓国に統一しなかったのも敗因かと。
ただ単にロスに行きたかったから(´Д`)???
そのおかげで、アジアが持つ独特な雰囲気が失われ、“朝鮮に伝わる伝説”のはずなのに、その事も全く意味を持たなくなってしまっている(´Д`)
まぁ、500年前の朝鮮を舞台にした回想シーンもチープでしょぼいのですが・・・(´Д`)

なんか、監督シム・ヒョンレのハリウッド映画に対する、自国映画のコンプレックスの塊作品を見ている感じ(´Д`)
これは、制作費だけ出して、スタッフや俳優は全て欧米人だとか、取って付けたように外国人の俳優を起用したりと、少し前の日本映画に多く見られた“西洋人コンプレックス”がみられるなぁ(´Д`)

こういった作品は迫力ある大画面で観ることをオススメするのですが、本作については迫力はいまいちなので、DVDでもよいかと(^-^;
上映終了後、場内は多くのお客さんの落胆とも取れる、微妙~な空気につつまれる(^-^;
ホント、微妙な作品でした(´Д`)