すみだトリフォニーホールにて。
指揮者 井崎正浩先生と、ピアニスト 田頭英子先生と一緒に。
バルトーク「かかし王子」組曲リハーサル風景
今回演奏するヴァージョンは作曲者自身が自作のバレエ音楽全曲から編纂し、自身の最終稿として出版準備していた→作曲者の没後に作曲者子息のペーテルによって編纂が続けられていた→最終決定稿、とのことで、記念すべき日本初演とのことでした!
指揮者の井崎先生は、昨年亡くなられたペーテル氏と生前から深い交流があったそうで、出版に携わっておられたバルトーク研究家の村上泰さんもリハーサルに立ち会ってくださっていました。
本番が楽しみ!!
が、しかし。
そうは簡単にはいかないもの。
参考音源もないですし、どうにも厄介な箇所がいくつかあり、リハーサルでもやっぱりうまくいかないなぁ?とハープのお二人のところにいって打ち合わせをしていたら・・・
井崎先生がわざわざ来てくださって、アドバイスと音楽の方針を説明してくださいました。
先生には全部「聴こえている」から迷いやごまかしもちゃんと伝わっているということです。
わぁ〜!
バレてる!!
すご!!
というのが本音(笑)
これだけの大編成なのに、あんなに小さな音のチェレスタの様子も伝わってるんですから、本当にすごいです。
みんなデジタル化されて忘れてしまいがちだけど、人間の能力ってすごいんですよ。
プロにはプロの感覚があって、これは絶対に超えられないというか、定点で超えたとしても、音楽におけるその場の機転や判断といったものは別次元の話だと思っています。
ハープ2台とチェレスタの連弾だなんて、かな〜〜〜〜りの贅沢編成でした。
翌日の本番。
緊張の一瞬。
私はこのチューニングの時間が大好き!
チェレスタソロ。
いつもハープ、打楽器とは連携していますが、今回はホルンとの繋がりも大きかった。
そしてホルンが好きになる私(笑)
これまたリズムの難しい連弾部分。
井崎先生のアドバイスのおかげで難所もクリア!!
満足いく出来に自分でも感動!
英子先生とも一緒に舞台に立てて嬉しい思い出が増えました!