一年前の震災についての今日の新聞記事をを読んでいて、一番心に響いたのがこれだった。
南三陸町 介護職員 大屋和人さん(33)
「ばあさんとおふくろが家ごと流されてしまった。
おふくろは恥かしがり屋で、まだ出てこねんだ。
俺は一生懸命生きて、死ぬときに、俺がんばったよな、って思いたい。
踏ん張ってやっぺし。」
まだ見つからないお母様のことをそんな風に言い表した息子さん。
この短い記事に、彼のお母様への想い、これからに対する想い、亡くなったすべての人への想い、一日一日を生きる想いがあると感じた。
わたしも、神戸の地震のあとにこんな風に思った。わたしも死ぬときそう思いたい。
行方不明者はいまだに3155人。
一人でも、一日でも早く家族のもとに帰れますように。