今期、すごく楽しみに観ていたドラマ「最後から二番目の恋」が最終回を迎えた
なんか、夫がハマって毎回とっても楽しみにして観ていた
やっぱりキョンキョン、「なんてったってアイドル」は46歳になっても錆びない人であった
千明は真平に別れを告げる。
「若くて素敵な恋人がいる状態をキープしたかった、すごくずるい、最低です」と話す千明。
ああ、それで真平から「付き合って欲しい」と言われて、なんかテンション下がってたんだ
彼のことが好き、というのでもあったけど、そこに気付いてしまった。
ちょっと分からないようで分かる
わたしも「もう私の人生で恋なんてないんだろうな」って思うと物寂しいもん
まあ夫とのすったもんだでもう「愛してるとか好きだとか」もうおなかいっぱいって気もするけど
独身だったら思うだろう。
「これが最後の恋人になっちゃうの」
そして手放したくないと思うだろう。
でも千明も和平も、きちんと若い人たちにお別れした。
そしてじじいがおっちゃんに変わって、一転ラブラブになった夫婦おかしかった
高校生の時の先生と生徒だから、多分お互いが好みのタイプなんだろうな
知美と真平も、なんとなく喧嘩しながらも良い雰囲気
万里子は生き生きと仕事に燃えている(内田有紀さん好きなので、毎週観られて嬉しかった
)
最後に千明と和平の掛け合い、そして告白
「人生に恋してる」。
回を重ねるごとに、千明が魅力的になっていって、それは若い真平に会ったからでもあり、やっぱり「恋愛は人生の華」なんだなあって思います
千明が、ドラマの脚本を練るにあたって「登場人物が死ぬ」という筋書きに反対したのが心に残っています。
「人が死ぬ」っていうとそればっかりになっちゃう。もちろん素晴らしいドラマもたくさんあるけど、わたしはそうじゃない日常の人の気持ちを描きたい。だから恋愛ドラマを作ってるの。
という千明。
わたしはよしもとばななさんが好きなんですが、彼女の著作は人が亡くなるものも多くて、そもそも人が死や病気や喪失からどう癒されて立っていくか、というのが大きなテーマのひとつなのですが、一時それが好ましく思えなくて読まない時期がありました。
今は欠かさず読んでますよ
千明があえて何気ない日常を描く、という彼女の心意気に喝采
最終回もアラフォーの心に響くことばがたくさんありましたよ
40近く、50歳なんて何を考えているのかなんてさっぱり分からなかったし、恋愛なんてもう考えもしないもんだろうと思っていたし、40代から上のヒロインのドラマなんて今までほとんどなかった。
でも、これからこういうドラマを観る人が増えてくると思います。
人は誰でも年を取るわけです。
若さや美しさ、体力や勢いなんかはどんどん衰えていくなんて、若い頃は考えもしなかったでしょう。
でも、今40歳のとば口に立って思います。
人生折り返しを過ぎた。これからどう生きるか。
わたしも千明のように強い男前になりたいです
たとえ結婚していても。
このドラマは夫婦で並んで座って観ていました。
千明と和平の掛け合いに笑ったり、真剣に観たり。
夫とは歳が近いので「飯島直ちゃんはやっぱり脚が綺麗ね~」とか「内田有紀ちゃんは変わらずに可愛いね~
」とか「キョンキョンは老眼鏡を買ったそうだよ」なんて言いながら観ていました。
夫婦揃って観たドラマなんてどのくらい振りだろう。
楽しい、多分あとから振り返ったらかけがえのないであろう時間を作ってくれたこのドラマに、感謝します