四時って
2009年10月09日 | 本
『四時って、半端だ。
午前にせよ、午後にせよ。
深夜でも、明け方でもない。
昼間でも、夜でもない。
夜明け前、そして、黄昏時。
そんな、半端な時間に、ふと、口寂しくなる。』
以上、杉浦日向子さんの『4時のオヤツ』の始まりの文章です。
これを読んで、『4時』の時間に対して、感覚が違ってみえてくる。
心を寄せると、今まで感じなかった4時に愛着が湧くのです。
ハンパな時間が待ち遠しくなるのです。こんな感覚がおもしろいのです。
美味しそうな「オヤツ」の写真入りでの紹介もいいですよ。
楽しい文庫本です。