4月26日(日)
日本美術収集家のロジャー・ウェストン氏が個人所有している浮世絵が
大阪市立美術館で展示されています。
『浮世絵』といえば、版画で量産されているイメージがあります。
「きっと、版画絵なのではないか?」と私も疑問に思っていました。
あくまでも『肉筆浮世絵』だったのです。
絵師が絹や紙に筆で直接描いたものです。
髪の生え際の一本一本が丁寧に描かれています。
着物の豪華な文様も細かく描かれ、緻密の極まりです。
130点が展示されています。
アメリカの収集家に大切に保管されていたのは幸運でした。
菱川師宣
宮川長春
歌川豊春 歌川豊国
葛飾北斎
祇園井特
喜多川歌麿
蹄斎北馬 ・・・・ まだまだ絵師がいます。
知らない浮世絵師の名前もずらりと展示されています。
絵もすばらしいですが、表装の美しさに見惚れます。抜群に豪華です。
細かい刺繍も施され、贅沢極まりないと思います。
金に糸目もつけず、大名や豪商たちが特別注文したのでしょう。
興味のある方は是非この機会にご覧ください。
追記、四天王寺の境内で古本市が大々的に開催されていますよ。