大阪市内からの帰宅途中。
バスに乗っていると
男性客が女性運転手に近づき何やら不満を言っている。
「夕方5時25分のバスが来ない」
「いつもバスがくるのが遅い」
「定刻通りに来たことがない」
「大阪市内はちゃんと時間通りに来る」
云々・・・云々・・・
しつこいほど運転手さんに言っている。
発車してもなお、そばに立ち続け話しかけている。
いちおう手すりにはつかまっているものの、
走行中のバスでは事故防止のため座るといいのに、
なおも立ち続け、しゃべりかけている。
けど、
女性運転手さんは丁寧なきれいな言葉で
冷静に対応していました。
見事な対応です。
うつくしいなぁと思いました。
もともと、5時25分のバス運行はないのです。
客のカン違いです!
しかも、運転手さんのそばに立ち続けているのですから、
降車客が降りられないのです。
ひとりの降車客が身をかがめて降りられましたが、
そこに立っていることが邪魔になっていることにも気づかないのです。
そんなに文句を並べている男性客に、
聞いていて、最初は腹が立ちましたが、
だんだん哀れに感じてきました。
なぜ、そんなに文句をつけたいのか?
なぜ、そうさせるのか?
それにしても美しい対応だったな!
こころの内で運転手さんをしっかり応援していました。