あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

古くて新しい「三密」

2021年03月08日 | 

令和の時代の新しいことば「三密」は、

全国的に浸透しました。

 

もっと昔の事。

すでに「三密」があったようです。

あくまでも本からの受け売りに過ぎません。

司馬遼太郎:『空海の風景』 を参考にしています。

 

 空海は、三密と言う。

 三密とは、動作と言葉と思惟のことである。

 仏とよばれる宇宙は、その本質と本音を三密であらわしている。

 宇宙は自分の全存在、

 宇宙としてのあらゆる言語、

 そして宇宙としてすべての活動という「三密」を

 とどまることなく旋回しているが、

 真言密教の行者もまた、

 その宇宙の三密に通ずる自分の三密という形の上での

 三密を行じて行じぬくこと以外に、

 宇宙に近づくことができない。

 

こんな哲学的なことはわかりかねますが、

言葉とは、いろいろな意味があって興味があって楽しめますね!

 

《令和の三密》

密閉・密集・密接・・・インパクトある名づけです。

コロナに立ち向かう「三密」も重要な言葉です。

 

コメント
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