健康いちばん発行は6月ですが、
四季のカルテ原稿、先行発表、、
マイナトラブルがなんともタイムリー
タイトルをどうするか、迷いましたが、
あやしげですが、
・・・・・・・・・・・・・
晒(さら)される
六甲道診療所 谷口敏光
晒される時代に
ろっこう医療生協では今、サイバー攻撃対策に法人をあげて取り組んでいます。
昨年は国内で被害が多発しました。一瞬にしてシステムが破壊されたり、
顧客情報を盗み取られる被害です。様々なセキュリティー対策に、
医療機関は「人、金、知識」を費やしてきませんでしたし、余裕がないのが現状です。
攻撃をうけると、損害の回復に多大な労力と時間を要し、診療はもちろん各種業務がストップします。
インターネットなど外部につながるシステムはもちろん、
電子カルテのような診療系ネットワークは外部と遮断してセキュリティー面で問題がない
という時代は終わっているようです。
利便性向上という名目で、様々な業者が内部に入り込んでいます。
電子カルテのメンテナンス、検査会社のデータ送受信や様々な機器メンテナンスなど。
保険医協会の調査では 8割近くの医療機関が業者によるリモートメンテナンスを許可しており、
うち5割は利用されるネットワーク機器の質を把握していないといわれます。
医療機関としては「そういう業者はセキュリティーも含めてしっかり対応してくれているはず」
となんとなく思っているだけかもしれません。
まずは、「契約」に基づく責任分界を明確にしていく必要があります。
とまあ、皆さんには関係のないことにみえて、診療所の情報にはたくさんの個人情報が集積しています。
それこそ悪用されてはいけせんし、損なわれることも許されません。
オンライン資格確認も
4月から診療所や薬局受付に「顔認証」機器がおかれています。
これは、「オンライン資格認証」といって、マイナンバーカードを保険証代わりに提示し、
保険証情報だけでなく、受診した医療機関以外で、どんな治療を受け、薬処方が把握できます・・
ただ、正確にはまだタイムリーにとはいかないようですが。
1か月以内の事はわかりません。検査結果などはわかりません。
結局、お薬手帳や他での検査結果用紙を持ってきていただく現状は当分かわりません。
ひとつだけ期待かなと思う事は、複数の薬局を利用している場合、
お薬手帳を沢山お持ちの方がおられます。
しかし、薬局としてはその患者さんの薬はもれなく把握したいのです。
それは診療所も同じ。今の新型コロナウイルスの重症化予防の飲み薬のように、
「併用禁忌」が多数ある場合は苦労してきましたが、タイムリーにわかればメリットかもしれません。
この先「電子処方箋」にも注目です。
この「オンライン資格確認」という作業を受付で遅滞なくすすめるために、
「閉鎖されて」いるべき電子カルテシステムにまた一つ、外との出入口をつくってしまうことになります。
はたして、安全は担保されているのでしょうか。医師会にも相談件数がふえているとききますが、
流れにはあらがえません。万が一被害にあったとしても、診療を継続できるバックアップをしっかりとっておく、
「人、金、知識」が必要です。なおかつ、個人情報の流出につながらない対策を考えていかねばなりません。
マイナカード嫌です
そもそもマイナンバーカード、まだ私はつくっていません。
保険証が廃止になる話もありますが、それでもマイナは嫌いです。
なんてただの感情論に聞こえますね。デジタル化のメリットを推し進められますが、
すすめておいて被害にあえば個人責任というのはどうなんでしょう
四季のカルテ原稿、先行発表、、
マイナトラブルがなんともタイムリー
タイトルをどうするか、迷いましたが、
あやしげですが、
・・・・・・・・・・・・・
晒(さら)される
六甲道診療所 谷口敏光
晒される時代に
ろっこう医療生協では今、サイバー攻撃対策に法人をあげて取り組んでいます。
昨年は国内で被害が多発しました。一瞬にしてシステムが破壊されたり、
顧客情報を盗み取られる被害です。様々なセキュリティー対策に、
医療機関は「人、金、知識」を費やしてきませんでしたし、余裕がないのが現状です。
攻撃をうけると、損害の回復に多大な労力と時間を要し、診療はもちろん各種業務がストップします。
インターネットなど外部につながるシステムはもちろん、
電子カルテのような診療系ネットワークは外部と遮断してセキュリティー面で問題がない
という時代は終わっているようです。
利便性向上という名目で、様々な業者が内部に入り込んでいます。
電子カルテのメンテナンス、検査会社のデータ送受信や様々な機器メンテナンスなど。
保険医協会の調査では 8割近くの医療機関が業者によるリモートメンテナンスを許可しており、
うち5割は利用されるネットワーク機器の質を把握していないといわれます。
医療機関としては「そういう業者はセキュリティーも含めてしっかり対応してくれているはず」
となんとなく思っているだけかもしれません。
まずは、「契約」に基づく責任分界を明確にしていく必要があります。
とまあ、皆さんには関係のないことにみえて、診療所の情報にはたくさんの個人情報が集積しています。
それこそ悪用されてはいけせんし、損なわれることも許されません。
オンライン資格確認も
4月から診療所や薬局受付に「顔認証」機器がおかれています。
これは、「オンライン資格認証」といって、マイナンバーカードを保険証代わりに提示し、
保険証情報だけでなく、受診した医療機関以外で、どんな治療を受け、薬処方が把握できます・・
ただ、正確にはまだタイムリーにとはいかないようですが。
1か月以内の事はわかりません。検査結果などはわかりません。
結局、お薬手帳や他での検査結果用紙を持ってきていただく現状は当分かわりません。
ひとつだけ期待かなと思う事は、複数の薬局を利用している場合、
お薬手帳を沢山お持ちの方がおられます。
しかし、薬局としてはその患者さんの薬はもれなく把握したいのです。
それは診療所も同じ。今の新型コロナウイルスの重症化予防の飲み薬のように、
「併用禁忌」が多数ある場合は苦労してきましたが、タイムリーにわかればメリットかもしれません。
この先「電子処方箋」にも注目です。
この「オンライン資格確認」という作業を受付で遅滞なくすすめるために、
「閉鎖されて」いるべき電子カルテシステムにまた一つ、外との出入口をつくってしまうことになります。
はたして、安全は担保されているのでしょうか。医師会にも相談件数がふえているとききますが、
流れにはあらがえません。万が一被害にあったとしても、診療を継続できるバックアップをしっかりとっておく、
「人、金、知識」が必要です。なおかつ、個人情報の流出につながらない対策を考えていかねばなりません。
マイナカード嫌です
そもそもマイナンバーカード、まだ私はつくっていません。
保険証が廃止になる話もありますが、それでもマイナは嫌いです。
なんてただの感情論に聞こえますね。デジタル化のメリットを推し進められますが、
すすめておいて被害にあえば個人責任というのはどうなんでしょう
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます