救急時の対応に関しては、年に1回は職員のなかでも勉強をしてきていたが、ついにその出来事がおこった!!初診で歩いてこられた患者さん(80歳)が、待合に奥さんと一緒に座ってまっていたときに、意識消失。検査室に運んで、心肺蘇生の手順に従って、行動をおこした。すでに、Asystole の状態で、除細動の適応ではなかったため、絶え間ない心臓マッサージと人工呼吸(気管内挿管)、静脈ルートからの薬剤投与をして、救急車の到着をまって、市民病院に搬送してもらった。残念ながら助けることができなかったが、多くのことを、職員は学ぶことができた。患者さん家族の方には申し訳ない結果にはなったわけで、死因に関して検死の結果をきくことはできませんが、机上での訓練では得られない経験ができたといえます。今回学んだことから修正すべきは整備し、次に生かす技量のレベルアップが私たちの今やるべきことであると考えます。
さっそく、翌週の定例勉強会で振り返りをして、全体のものとしました。今回は午前中という比較的スタッフの体制としては豊富な時間帯の出来事ではありましたが、午後の診療中など条件の悪い時間帯に起こる可能性も充分あるわけで、いつでも持てる力の最大限をだせるようにしておかなければいけないでしょう。
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