天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

「部分」と「全体」の関係

2009-05-15 22:48:42 | Weblog
里山の散歩の合間に、可憐な野ばらの白い花に出会う季節に
なりました。

園芸用に改良された薔薇のような華麗さはありませんが、なん
となく心ひかれるものがありますね。

ひっそりと野に咲く野ばらと、庭に植えられた大輪の薔薇、趣き
はそれぞれ違っても、同じバラ科の花であることは変わりませ
ん。

バラ科といえば、桜もそうでしたね。もっと挙げれば、梅、桃、リ
ンゴ、梨なんかもバラ科の植物だそうですが。

薔薇と桜という二つの花を遠目で見ると、一見特につながりが
ないように思えますが、ぐっと接近してみると、確かに、花弁が
中心から放射状についているところや、葉の先の尖った形など、
共通する点があります。

つまりこの場合、花や葉の形といった部分の情報が、薔薇と桜
の関係を決定づける重要なカギを握っているといえるでしょう。

これと関連したことですが、部分と全体の関係について、一つ
興味深い考えが浮かびました。

それは、いつだったか、バス停までの道を歩いていたときのこ
とでした。

道端の竹やぶの竹が風にそよぐさまを、歩きながらぼんやりと
ながめていたのですが、そのとき、ふと気付いたのです。

成長した竹の全体のシルエットが、どこかで見た何かに似て
いるな、と思った次の瞬間、「タケノコ!」と心の中で叫んでい
ました。

タケノコのあの独特のしなりのある形状が成長すると、そのま
まその形が大きな竹の全体の形としてあらわれる、ということ
です。(思えば、当たり前の話ですが……。)

これは、リチャード・ガーバーの言うように、「すべての断片が
全体の情報をもっている」*ということの、一つの証拠ではな
いでしょうか。
*リチャード・ガーバー『バイブレーショナル・メディスン』
 (日本教文社、57頁。)

さらに大風呂敷を広げれば、ガーバーの次の言葉に行き着く
ことになる、と言えるかもしれません。

「……宇宙のあらゆる断片は全体の情報を保持しているばか
りか、全体の情報に寄与してもいるのである。」(同書、66~67
頁。)

ここで注目したいのは前半のほう、すなわち、「断片は全体の
情報を保持している」という部分です。

これが本当ならば、「私」や「あなた」はその内部に、宇宙全体
の情報を持っている、ということになります。

そして、その情報にアクセスすることがすなわち、自分のハイヤ
ーセルフとつながることになるのでしょうか。

つながれるものなら、つながってみたい。




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2 コメント

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その通りですよね^-^* (里誉)
2009-05-16 16:15:31
だから、ひとりの人間の中には、人間の持つすべての能力があると思います
それは、細胞のひとつひとつにDNA情報が全て書き込まれているからなのでしょうね楽しい発見、ありがとう
返信する
そう信じられたら...。 (ロージー)
2009-05-16 19:59:39
里誉さん、こんにちは。
「ひとりの人間の中には、人間の持つすべての能力がある。」
里誉さんの書いてくださったこのことは、きっと真実なのだと思います。それを心から信じることができたら、自分の可能性は無限に広がりますよね。
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