天使のエナジー

「すべてなるものの源」への、愛の告白

小さなギャラリー

2010-03-23 16:02:49 | ロージー・セレクション
わが家の玄関の横には、ほんの小さなショーウインドーがあります。

これはもともと、たばこ屋さんが商品をディスプレイするためのもの
で、わが家でも昔はその目的で使っていました。

そう、数年前までは、うちはたばこ屋をやっていたのです。(現在は
もう廃業していますが。)

たばこの陳列という本来の役目を失ったわが家のショーウインドー。
まだまだ現役で働けるのに、このままほうっておくのはもったいない。

そこで、商いには関係なく、小さな展覧会でも開くつもりで、このシ
ョーウインドーに何かをディスプレイしてみようと思い立ったのです。


さて、何を展示しようか。

考えた挙句、自分の蔵書から、特定のテーマに関連する本を選んで、
その雰囲気に合う雑貨とともに並べてみることにしました。

やり始めてみるとこれが結構楽しくて、次はどんなテーマにしようか、
考えていると本当にわくわくしました。

時には自分の持っている本だけでは足りず、友だちや公共図書館
のものを借りたこともあったっけ。

どんな展示をやったのか、ちょっとだけご紹介しましょう。



2004年

10/18~31 テーマ: 寺田寅彦
  
小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集』第一巻(岩波文庫、1947)

松本哉『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書、2002)

夏目漱石『吾輩は猫である』上巻(新潮文庫、1949)

柴田宵曲『明治風物誌』(有峰書店、1971)


11/1~13 テーマ: 不思議の国のアリス

ルイス・キャロル『不思議の国のアリス・オリジナル』(書籍情報
社、1987)

Carroll,L., Gardner,M.(ed.).-The Annotated Alice, Penguin Books,
1970

Carroll,L.,Rackham,A.(Ill.).-ALICE’S ADVENTURES IN WONDER-
LAND, Heinemann,1989 (かぐや氏蔵)

J・フィッシャー『アリスの国の不思議なお料理』(文化出版局、1978)
(かぐや氏蔵)

別宮貞徳『「不思議の国のアリス」を英語で読む』(PHP研究所、1985)

フィギュア: アリス、キノコにのったイモムシ(かぐや氏蔵)

チェス盤と駒


11/14~30 テーマ: 日本の都市図
  
瀬田勝哉『洛中洛外の群像 失われた中世京都へ』(平凡社、1994)

黒田日出男『絵画史料で歴史を読む』(筑摩書房、2004)

黒田日出男『謎解き 洛中洛外図』(岩波新書、1996)(N大学図書館蔵)

小澤弘『都市図の系譜と江戸』(吉川弘文館、2002)(N大学図書館蔵)


12/1~14 テーマ: エリナー・ファージョン
    
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『年とったばあやのお話かご』(岩波
書店、1970)

エリナー・ファージョン、石井桃子訳『ガラスのくつ』(岩波書店、1986)
(T市図書館蔵)

エリナー・ファージョン、石井桃子訳『天国を出て行く』(岩波少年文庫、
2001)(T市図書館蔵)

Farjeon,E.,Shimizu,M.(ed.)-The Silver Curlew, Kenkyusha, 1973

くまのサンタの小物入れ

フィギュア: ハート型の袋を持ったねずみ

キャンドル: 家形、ツリー形、ブーツ形



こんな具合に、約1年半、テーマをとっ替えひっ替えしながらミニ展示会
を開催していたのです。

なにぶん、田舎町のこと、家の前の道にそうそう人通りがあるわけでも
なく、展示をみてくださる人も、一日に果たして何人いたか。

でも、ときどきは通行人の方が展示に気づいて、声をかけてくださること
もたまにはあり、そんなときはもう有頂天になったりしたものでした。


その後、ここ数年は、展示テーマの枯渇と仕事のあわただしさにかまけ
て、展示会を長期間お休みしていたのですが……

ついに昨日、また展示を始めました。

今度は、全体のテーマを一つに決めました。

それは、「スピリチュアル」。

その第一回の本は、エマ・ヒースコート・ジェームズ『天使に会いました』
に決定。(この本は当ブログ2009年2月1日付で紹介しています。)

それに、手元にある猫とサボテンの置物を加えてディスプレイ。(写真を
ご覧ください。)


さて、今度は、どんな方が気づいて、声をかけてくださるかなあ。

また、楽しみの種が一つ、ふえました。


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2 コメント

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マイ・サンクチュアリ♪ (里誉)
2010-03-24 10:54:16
そのショーウィンドウは、さながら箱庭のようですね
自分だけの祭壇をつくることが、
スピリチュアルな感性を高めてくれる神聖なゲートになるとか。。

私にとっては、自分のサロン全体が、
聖域になっています
ロージーさんのアートもしっかり一役買ってくれていますよ
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里誉さんのサロン! (ロージー)
2010-03-24 14:18:50
セッションのときお邪魔した里誉さん(フォル
テネージュ)のサロン、とても素敵な空間でした。

ここなら、すばらしいスピリットたちがきっと喜んでやってきてくれる、そんな気がしましたよ。

私も、毎日の祈りの場所を、そんな空間に整えていけたらなあ、と思います。
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