わが家の玄関の横には、ほんの小さなショーウインドーがあります。
これはもともと、たばこ屋さんが商品をディスプレイするためのもの
で、わが家でも昔はその目的で使っていました。
そう、数年前までは、うちはたばこ屋をやっていたのです。(現在は
もう廃業していますが。)
たばこの陳列という本来の役目を失ったわが家のショーウインドー。
まだまだ現役で働けるのに、このままほうっておくのはもったいない。
そこで、商いには関係なく、小さな展覧会でも開くつもりで、このシ
ョーウインドーに何かをディスプレイしてみようと思い立ったのです。
さて、何を展示しようか。
考えた挙句、自分の蔵書から、特定のテーマに関連する本を選んで、
その雰囲気に合う雑貨とともに並べてみることにしました。
やり始めてみるとこれが結構楽しくて、次はどんなテーマにしようか、
考えていると本当にわくわくしました。
時には自分の持っている本だけでは足りず、友だちや公共図書館
のものを借りたこともあったっけ。
どんな展示をやったのか、ちょっとだけご紹介しましょう。
2004年
10/18~31 テーマ: 寺田寅彦
小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集』第一巻(岩波文庫、1947)
松本哉『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書、2002)
夏目漱石『吾輩は猫である』上巻(新潮文庫、1949)
柴田宵曲『明治風物誌』(有峰書店、1971)
11/1~13 テーマ: 不思議の国のアリス
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス・オリジナル』(書籍情報
社、1987)
Carroll,L., Gardner,M.(ed.).-The Annotated Alice, Penguin Books,
1970
Carroll,L.,Rackham,A.(Ill.).-ALICE’S ADVENTURES IN WONDER-
LAND, Heinemann,1989 (かぐや氏蔵)
J・フィッシャー『アリスの国の不思議なお料理』(文化出版局、1978)
(かぐや氏蔵)
別宮貞徳『「不思議の国のアリス」を英語で読む』(PHP研究所、1985)
フィギュア: アリス、キノコにのったイモムシ(かぐや氏蔵)
チェス盤と駒
11/14~30 テーマ: 日本の都市図
瀬田勝哉『洛中洛外の群像 失われた中世京都へ』(平凡社、1994)
黒田日出男『絵画史料で歴史を読む』(筑摩書房、2004)
黒田日出男『謎解き 洛中洛外図』(岩波新書、1996)(N大学図書館蔵)
小澤弘『都市図の系譜と江戸』(吉川弘文館、2002)(N大学図書館蔵)
12/1~14 テーマ: エリナー・ファージョン
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『年とったばあやのお話かご』(岩波
書店、1970)
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『ガラスのくつ』(岩波書店、1986)
(T市図書館蔵)
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『天国を出て行く』(岩波少年文庫、
2001)(T市図書館蔵)
Farjeon,E.,Shimizu,M.(ed.)-The Silver Curlew, Kenkyusha, 1973
くまのサンタの小物入れ
フィギュア: ハート型の袋を持ったねずみ
キャンドル: 家形、ツリー形、ブーツ形
こんな具合に、約1年半、テーマをとっ替えひっ替えしながらミニ展示会
を開催していたのです。
なにぶん、田舎町のこと、家の前の道にそうそう人通りがあるわけでも
なく、展示をみてくださる人も、一日に果たして何人いたか。
でも、ときどきは通行人の方が展示に気づいて、声をかけてくださること
もたまにはあり、そんなときはもう有頂天になったりしたものでした。
その後、ここ数年は、展示テーマの枯渇と仕事のあわただしさにかまけ
て、展示会を長期間お休みしていたのですが……
ついに昨日、また展示を始めました。
今度は、全体のテーマを一つに決めました。
それは、「スピリチュアル」。
その第一回の本は、エマ・ヒースコート・ジェームズ『天使に会いました』
に決定。(この本は当ブログ2009年2月1日付で紹介しています。)
それに、手元にある猫とサボテンの置物を加えてディスプレイ。(写真を
ご覧ください。)
さて、今度は、どんな方が気づいて、声をかけてくださるかなあ。
また、楽しみの種が一つ、ふえました。
これはもともと、たばこ屋さんが商品をディスプレイするためのもの
で、わが家でも昔はその目的で使っていました。
そう、数年前までは、うちはたばこ屋をやっていたのです。(現在は
もう廃業していますが。)
たばこの陳列という本来の役目を失ったわが家のショーウインドー。
まだまだ現役で働けるのに、このままほうっておくのはもったいない。
そこで、商いには関係なく、小さな展覧会でも開くつもりで、このシ
ョーウインドーに何かをディスプレイしてみようと思い立ったのです。
さて、何を展示しようか。
考えた挙句、自分の蔵書から、特定のテーマに関連する本を選んで、
その雰囲気に合う雑貨とともに並べてみることにしました。
やり始めてみるとこれが結構楽しくて、次はどんなテーマにしようか、
考えていると本当にわくわくしました。
時には自分の持っている本だけでは足りず、友だちや公共図書館
のものを借りたこともあったっけ。
どんな展示をやったのか、ちょっとだけご紹介しましょう。
2004年
10/18~31 テーマ: 寺田寅彦
小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集』第一巻(岩波文庫、1947)
松本哉『寺田寅彦は忘れた頃にやって来る』(集英社新書、2002)
夏目漱石『吾輩は猫である』上巻(新潮文庫、1949)
柴田宵曲『明治風物誌』(有峰書店、1971)
11/1~13 テーマ: 不思議の国のアリス
ルイス・キャロル『不思議の国のアリス・オリジナル』(書籍情報
社、1987)
Carroll,L., Gardner,M.(ed.).-The Annotated Alice, Penguin Books,
1970
Carroll,L.,Rackham,A.(Ill.).-ALICE’S ADVENTURES IN WONDER-
LAND, Heinemann,1989 (かぐや氏蔵)
J・フィッシャー『アリスの国の不思議なお料理』(文化出版局、1978)
(かぐや氏蔵)
別宮貞徳『「不思議の国のアリス」を英語で読む』(PHP研究所、1985)
フィギュア: アリス、キノコにのったイモムシ(かぐや氏蔵)
チェス盤と駒
11/14~30 テーマ: 日本の都市図
瀬田勝哉『洛中洛外の群像 失われた中世京都へ』(平凡社、1994)
黒田日出男『絵画史料で歴史を読む』(筑摩書房、2004)
黒田日出男『謎解き 洛中洛外図』(岩波新書、1996)(N大学図書館蔵)
小澤弘『都市図の系譜と江戸』(吉川弘文館、2002)(N大学図書館蔵)
12/1~14 テーマ: エリナー・ファージョン
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『年とったばあやのお話かご』(岩波
書店、1970)
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『ガラスのくつ』(岩波書店、1986)
(T市図書館蔵)
エリナー・ファージョン、石井桃子訳『天国を出て行く』(岩波少年文庫、
2001)(T市図書館蔵)
Farjeon,E.,Shimizu,M.(ed.)-The Silver Curlew, Kenkyusha, 1973
くまのサンタの小物入れ
フィギュア: ハート型の袋を持ったねずみ
キャンドル: 家形、ツリー形、ブーツ形
こんな具合に、約1年半、テーマをとっ替えひっ替えしながらミニ展示会
を開催していたのです。
なにぶん、田舎町のこと、家の前の道にそうそう人通りがあるわけでも
なく、展示をみてくださる人も、一日に果たして何人いたか。
でも、ときどきは通行人の方が展示に気づいて、声をかけてくださること
もたまにはあり、そんなときはもう有頂天になったりしたものでした。
その後、ここ数年は、展示テーマの枯渇と仕事のあわただしさにかまけ
て、展示会を長期間お休みしていたのですが……
ついに昨日、また展示を始めました。
今度は、全体のテーマを一つに決めました。
それは、「スピリチュアル」。
その第一回の本は、エマ・ヒースコート・ジェームズ『天使に会いました』
に決定。(この本は当ブログ2009年2月1日付で紹介しています。)
それに、手元にある猫とサボテンの置物を加えてディスプレイ。(写真を
ご覧ください。)
さて、今度は、どんな方が気づいて、声をかけてくださるかなあ。
また、楽しみの種が一つ、ふえました。
自分だけの祭壇をつくることが、
スピリチュアルな感性を高めてくれる神聖なゲートになるとか。。
私にとっては、自分のサロン全体が、
聖域になっています
ロージーさんのアートもしっかり一役買ってくれていますよ
テネージュ)のサロン、とても素敵な空間でした。
ここなら、すばらしいスピリットたちがきっと喜んでやってきてくれる、そんな気がしましたよ。
私も、毎日の祈りの場所を、そんな空間に整えていけたらなあ、と思います。