旅のお天気

１泊２日で、山陰を旅行してきました。

名古屋から新幹線で岡山まで行き、そこから伯備線という線に
乗り換えて、松江へ。

伯備線は初めてだったけれど、山の木々や川がとても美しいと
思いました。

松江も、宍道湖と、松江城を囲むお堀の景観がすばらしいです
ね。

でも、お天気が……

この時期にしてはかなり寒く、雪までちらついて。

それで、予定していた松江での街歩きはあまりできませんで
した。

そのときは、ああ、残念、天気さえよければ……と思ったの
ですが……

その代わり、思いがけずうれしいことがありました。

それは……写真撮影には、またとない気象条件に恵まれたこ
と。

今日の写真は、その恩恵を生かすことができた一枚だと思い
ます。

これが撮れたのは、宿で朝食を取っていたとき。

ふと見ると、窓の外の山から、前日に降った霙が靄となって
立ち上るさまが目に入ったのです。

迷わず、シャッターを切りました。

うーん、なかなか、幽玄な雰囲気が出ているではありませんか。
（自画自賛、お赦しください。）

さらに、その後、すばらしい日本庭園のある足立美術館でも、
借景となる背景の山に靄のかかった、いい雰囲気の写真が撮れ
たのです。
（こちらのほうは、１眼レフで撮ったため、画素の関係でここ
でご紹介できないのが残念ですが……。）


今、ふりかえってみれば、雪のちらつくお天気だったからこそ、
こういう写真が撮れたのだと言えますね。

旅行中は、寒いのがうらめしかったけれど……

実は、またとないシャッターチャンスを与えてもらっていたん
ですね。

宇宙の采配に、感謝しよう。

そんな気持ちになりました。