穴にハマったアリスたち

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(第4話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ひすいの秘密」感想

2025年02月02日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第4話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「ひすいの秘密」感想

ひーちゃんが反抗期に入りました。事あるごとに子供子供はーちゃんはーちゃん子供子供はーちゃんと言われるからです。そりゃグレる。
朝日奈さんらは一応は子育てシリーズの方ですが、割と放置気味で子育てスキルはアレだものな…。

コスプレ好きの大学生が猫を探して右往左往。
その様子をご学友に目撃されたり、禁断の猫も喋ればにゃんてことでしょうな魔法を駆使したり。
ちなみに謎の敵・アイルくんは、本屋の店員さんだと当たりをつけました。猫探しが先ですが。

その様子を影ながら警護するリコ父。特には描写されていませんが、娘は何やってんだろう…?と首を傾げてたと思う。

コミュニケーションを取れること自体が魔法なので、魔法そのもので対話はできない。故に猫に喋らせる魔法は概ね失敗する。
と思っていたのですが、時を越えた今、ばんばん使えるようになってた。
まぁ考えてもみれば、水晶さんは普通に通話魔法だものな。

魔法ガール活動では強盗を取り押さえたこともあったらしい。
プリキュア能力が使えない戦闘って、何気に見たい。魔法一本でリアルな凶悪犯と戦ったことがあったんだな、朝日奈さん。

その経験故か、アイルくんと遭遇した朝日奈さんは即座に魔法攻撃。かつてのリズ先生たちもやってたことだから普通といえばそうなのですが、朝日奈さんがやってると胸が熱い。プリキュアとして戦った1年よりも、魔法のみで戦ってた時の方が遥かに長い。
私たちにとっては「プリキュアの朝日奈みらい」でも、ご本人的には「魔法ガールの朝日奈みらい」なのかもしれない。

それはそれとして、「魔法がバレても構わない」と啖呵を切った直後に現れる勝木さんの恐怖。今回一番テンション上がりました。
今!ここで!ついに!バラすのか…!

「玩具モチーフの敵を出してくる」でお馴染みのアイルくんでしたが、今回のは…何だろう?
鏡っぽいけど巻き付いてるから紙?形状的に盾?え、なにこれ。玩具以前に何なのか分からん。
私の知らん玩具でないなら、「玩具と母親」はミスリードなのかしら。実際、過去をやり直してどうこうっぽくは見えない。それが目的なら、プリキュア無視して過去に戻ればいいんだし。
それとも眷属と合体した後の騎士人形っぽいのが、玩具?

色々不明のまま、アイルくんは謎の敵に眷属も合体させて、死の宣告までして立ちふさがる。
朝日奈さんたちは最終決戦を越えてきてるので強そうに思えますが、フェリーチェとレインボーキャレッジがない飛車角落ち状態。眷属相手には分が悪い。
リンクルストーンが揃ってるのでそれを必死に振り回しますが、兵力的には前作の序盤相当なんだよな…。
拘束をアメジストで脱出するとか、速攻でアイルくんを狙い打つとか。戦い方が鋭いだけに、戦力ダウンが手痛い。

「サファイアを使わない限り決定的には負けない」という時間ネタを指摘してきたのも熱い。
サファイアで倒れ伏して絶望するのなら、サファイアを使わなければ絶望の未来は来ない。かつて負けフラグと言われたサファイア。本当に負けフラグとして活用されてしまった。

したがってピンクダイヤの今回は絶対に負けない。アイルくんもそれを知ってて仕掛けてきてる。
でもどうやって彼女たちが勝ったのかは知らなかったんじゃないかな。内心「こいつら本当に大丈夫か。ここからどうやって逆転するんだ」と焦ってそう。

とりあえず、ひーちゃんが謎の覚醒をなさり、はーちゃんと謎の邂逅をし、古の「あっちへ行きなさい」魔法を発動させて危機は解決しました。
魔法がムホウを撃退した。何気に大金星です。ひーちゃん(はーちゃん?)のアレが本当に「魔法」なのかは別として。

次回は新居に引っ越すようです。
ここまでは前作をなぞるような展開でしたけど、次回は違いそう?はーちゃんの部屋作りとか、バーベキュー等のエピソード由来かしら。ビーズメーカーが再登場したらどうしよう。

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(第50話/最終回)わんだふるぷりきゅあ!「ず~っとわんだふる!」

2025年01月26日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第50話/最終回)わんだふるぷりきゅあ!「ず~っとわんだふる!」

最終回を迎えました。今年も1年ありがとうございました。

ひとまずテーマは下記の解釈でいます。

『自分ではどうにもならない縁や不幸もある。だがそれを嘆くのではなく、その時までは楽しみ、いざ訪れたらその時に応じて次の一歩に進もう』

平たく言えば「日々の出会いを楽しもう」みたいな感じ。

例えば21話の「明日喧嘩するかもしれないからって、今日なかよくするのをやめちゃうのは寂しいよ」。
喧嘩しないとは約束しない。何が起きるか分からないから。だから今を楽しみ、その時が来たらその時に考える。

例えば悟くんの告白回。かなりのグダグダです。今の関係が壊れるのが怖いからとスカしていたのに、ライバルらしき人が現れたら大慌てで告白に走り、でもビビッて逃げ、結局は第三者から漏れ出てなし崩しで告白です。格好はつかないですが、案外「縁」とはそういうものです。

フクちゃんの死、映画でのタヌキとの別れ、オオカミの絶滅やガオウの犠牲、学校に一緒にいけないペット、元飼い主との別れ、具体的な夢がなく散歩していれば幸せな日々等々。
やむを得ぬ縁や不幸は現実に存在し、その中で日々を生きるしかない。

これを受け入れるのが「普通のワンダフル」だとの理解でいます。
普通とは平凡でつまらないことではなく、自然の摂理として受け入れること。
死は覆らない。喧嘩せずに、永遠不変にずっと仲良くもできない。

一方、これを受けれないのが「特別なワンダフル」。
代わりはいない。明日会えるとしても今会いたい。死を受け入れられず、蘇生を試みる。
必ずしも悪ではないけれど、歪と言えば歪。恋愛感情なんてその最たるもの。故に「特別」。

特別なので、大切なことも見失う。「ガオウはガルガルとしてずっと傍にいた」らしい。深く語られていませんが、ガオウも実は色々と恨みはあってガルガルしていた(他の動物をガルガルさせる根源になっていた)んでしょうか。結果的にスバルがその鬱屈を晴らすのを手伝い、プリキュアが徐々に浄化する流れになっていたのかも。
ただ本来なら、フクちゃんの時のお鶴さんと友人のように、ガルガルしているガオウに寄り添うのが、スバルにとって正解の道だったと思われます。

そしてこれらの複雑な感情を伝え合うには、言葉は大切。
言葉抜きでも伝わることはあるけれど、言葉があるならその方がより分かり合える。
上述のエピソードにも端々で言葉が関わっています。
言葉の行き違いで揉めたり、友人からの言葉で救われたりと様々なこともある。それが「ワンダフル」を彩っていく。

…みたいな解釈なら、1本で説明できるだろうか。

これが正しいかはともかく、主要エピソードと重要ワードを一つの線に乗せられていると思うので、以下はこの解釈を前提に書き進めます。

【逆風の1年】
1本の線で説明できるのだから、テーマは一貫しています。
謳っている事柄も、従来のプリキュアから逸脱していない。

※具体的には、はぐプリがかなり近い。
起きてしまった不幸を嘆き、自分自身を最も呪いながら暴走するのは、オシマイダーのロジックそのものです。クローバーやミデンやジョージとも同じ。
また、縁を重視する発想には、未来は人知ではどうにもならないという面も含まれる。「明日喧嘩するとしても」が典型ですが、犬飼さんはどこか達観していて時間の流れに逆らわないキャラクターにも見える。

ただ、振り返ってみれば確かに一貫してるのだけど、リアルタイム視聴しながらだと正直きつい。
制作サイドは全体構成を知ってて細部を出力しますが、視聴者は出力された細部から全体を予想するしかない。
人参とジャガイモと玉ねぎを炒めて水を入れたので、カレーだと思ってライスを持って身構えていたら、シチューが出来上がってました、みたいな。

特に最終回でも強調された「言葉」がシビアでした。
前述のとおりエピソードの多くに「言葉」が関わっていて、特に鏡石の逸話などから、「言葉のせいで誤解を招く」といった要素を強く感じていました。

しばしば批判されている「暑すぎてヤバい」の回も、帰りたがっているいろはを、こむぎが「大丈夫わん!」と説得してしまったが故に起きています。いろはの知識不足ではない。

熊ガルガルの探索の際の「山にはクジラは居ない」等も、かえって間違っている。
ガルガルは生息域や元のサイズを無視して出現してるので、山にクジラがいたり、デカいネズミがいる可能性もあったのに、なまじ言葉で推理をしたせいで迷走しています。

公式サイトの「おうちのかたへ」の一文、

『現実世界では、動物と人間は言葉を交わし合うことはできませんが、
大事なのは、相手のことを知ろうと努力すること。』

からも、言葉を話せることは相互理解の本質ではないように受け取っていました。
なかなか内面が見えない犬飼さんや、喋らない大福の存在もあって、言葉の功罪の話かと思い込んでいた。
そこに更に「でもそれってプリキュアらしくないな…?」のような疑問も加わり、勝手に混乱していました。
公式は悪くない。

…悪くはないのだけど、動物モチーフであることを思うと、逆風になったよなというのが正直な感想。

動物モチーフに魅力を感じる人ほど、動物と人との絆とか、対等な関係とかを期待したと思います。
が、結果的にそうはならず、むしろ地雷を踏み抜くかのような展開に進んでしまった。
繰り返しますが、公式は悪くはない。けど逆風ではあったろうなと思う。

【制約の1年】 
謎のノルマや制約に縛られ、四苦八苦してるなという印象を受け続けました。
代表格はバトルと兎組。

「戦わない作風」とも呼ばれていますが、実際のところ戦っています。
逆に従来のシリーズも、戦っていないことは結構ある。

例えば「GoGo」のファイブdeチャンス。戦っていません。
ヤカンを持ったキリンホシイナーと交戦した夢原さんは、攻撃を繰り出さず回避するだけ。
「キリンの弱点は足だ!足を狙え!」とバリアを叩き込んで転倒させる、わんぷりさんの方がよっぽど戦ってる。

他にも百人一首対決(ドキプリ)、スポーツ対決(フレプリ、ハピチャ等)、クイズ対決(スマプリ、GoGo等)、鬼さんこちら(スマプリ)などなど。
「動きを止める攻撃をしてくる敵の後方からそっと近づいてボタンを押す」(ドキプリ)のようなのもある。
これらの回は人気で評判も高い回ですから、わんぷりさんが本当に「戦わない作風」を目指すのなら、もっと積極的にやっても良かったと思う。

ただ考え方が逆なのかとも思います。現場としてはバトルをやりたかったので、いかにして制約をかいくぐるかを念頭に進めたとか。

「戦わない」意識は特にはなく、プリアラのように制約内で戦い、隙あらば打撃もねじ込もうとしたのかも。
ニャミーのバトルや、ザクロの蹴り、ムジナを踏み抜いて攻撃等は、プリアラ映画のシエルの頭突きみたいなノリだったのかもしれない。
(ギャグに突っ込むのも野暮ですが、大福の飛び蹴りや蟹江さんの乱打も、その一環かも?)

他、戦闘に付随する決意表明(敵の主張に啖呵を切るやつ)などのお約束も、敵幹部とのやり取りがないだけで「動物を助けなきゃ!」と頻繁にやっています。従来と大きくは変わらず。幹部がいない分、変化に乏しくなってしまったように思えます。

兎組についてはシンプルに不可解で、不可解なことが真相なのかとすら思う。
「とにかく出せ」とどこかから出た指示に現場が抵抗したのか、逆に現場は出したかったけど上が止めたのか。
明らかに優遇されて出番も多いのに、肝心要のところでは外してきます。
取ってつけたような変身も、ファンサービスなら何故「プリキュアになれた…!」の一言を入れないのか。入れられないのなら何故変身させたのか。
最終回でも、プリキュア4人とは発言のタイミングをずらしていて、妙に丁寧に線を引いています。
詳細は分かりませんが、苦労されたんだろうなと勝手に思ってる。

【出会いと別れ】
最終回の今回。展開の仕方に不思議な印象を受けました。
前回で解決済に思えるガオウパートをあえて入れる。
急に沸いてきた別れのエピソードと、即行での再会。特にこちらは前作でもやってるので二番煎じ感すら漂う。

オールスターズに出す必要があるから…とは思わない。
他シリーズでは別れのまま終わるものも多数あります。
それに別れが問題になるなら、別れずにそのまま進めれば良いだけ。

それでもこうなった理由を考えると、こむぎ達がヒトの姿になれないような描写を入れる必要があったかのかもしれない。
テーマや展開上、「喋れる方が良い」となってしまうけど、現実のペットは喋れない。
ただもうここはどうしようもないので、せめて人化だけは剥奪しておいて、現実とのバランスを取ろうとしたとか?

なんとも分かりませんが、わんぷりさんはとにかくこの手の「やらないといけないからやる」「やってはダメだから避ける」のような制約を感じまくりました。
妙に期待されていた元飼い主話や寿命問題などもそれ。

アニメ誌のインタビューで「やりたいネタはまだまだ沢山あった」といったコメントが載っていましたが、ノルマで雁字搦めで自由に動かせなかったのではと邪推したくもなる。

【お気持ちのまとめ】
色々書きましたが、不平不満というより「大変だったんだろうな…」との気持ちが強いシリーズでした。
終わってみれば、派手に従来の型を破ったのではなく、従来のコンセプトに沿って軟着陸したような印象です。

最初期の視聴者は現在20代の後半。結婚やキャリアについて決断を悩む時期です。
どうにもならない縁と、それを活かしていくというテーマは、ちょうど噛み合ってるようにも思う。

異色作(と見せかけて従来の着地をしているという意味で異色作)なので、来年のキミプリさんの方向性を見た上で、結末を知った状態で最初からまた視聴すると、印象が大きく変わりそう。いつかまた再視聴したいです。
改めて1年間、ありがとうございました。

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(第3話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻の魔法」感想

2025年01月26日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第3話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「刻の魔法」感想

「絶望と向き合う」。意味深な予言は、謎青年が襲来するとか異変が起きるのではなく、絶望と向き合ってる自分を未来視?するというものでした。
冷静に整理する校長先生が、何か面白い。そりゃ拍子抜けもする。が、それはそれとして事態の認識を完全に誤っていたわけで、危機感の持ち方を変えるのも妙に生々しい。
実際、視聴してるこっちも騙された。劇中人物もちゃんとそこを「勘違いした」と認識してるのは、こちらとリンクしていてとても見やすい。

とりあえず本人に聞かないことにはどうにもならぬと、一行はナシマホウ界に。
前作ではここでトパーズが突然出現し、何やかやでリコと朝日奈さんが別行動。そのまま餓死しかけて、いちごメロンパンで合流しました。

今作ではまずスマホを調達した。以前より賢くなっていらっしゃる。
そして置き忘れてセキュリティ事故を起こした。危機感が足りてない。

前作は連絡手段がなくてピンチ。今作は手段はあったが結局は連絡が付かず。
ナシマホウ界における魔法は科学。何か意味があるような気もするし、ないような気もする。

大慌てで駆けつけて、前作同様にいちごメロンパンで合流。そしてトパーズ(前作ではトパーズ変身は次回以降)。
細かいところは違うものの、大筋が前作をなぞっているように見えます。
ただのオマージュなだけなのか、たまたま似ているだけなのか。さすがに本編に関わる仕掛けとは思えませんが、時間ネタなので意図したお遊びなのかもしれない。

謎青年アイルは時間移動ではなく、時間を越えた情報共有の様子。すべてを知っているのではなく、断片的に知ってるのを繋ぎ合わせてるようなのがお話的に楽しい。
僕も知らないよ。でも今、君たちから聞いた。
未来で教えてもらったので、過去の自分がそれを伝えることができる。王道のタイムパラドックスです。小説版まほプリでも出てくる。

ここまでの様子を見るに、歴史改変や平行世界・分岐世界ではなく、確定未来の世界観っぽい。個人的には好みだし、プリキュアらしいと思う。

鞄を抱えて犬を連れてやってくるとか、妙に一般人くさいアイルくん。その割に「ここでブックマーク」だの「読者に委ねてる」だの、いまいちダサさと無理してる感がにじみ出る言動が、絶妙に痛ましくてドギマギします。
第1話の戦闘に映り込んでいた彼は、まだ未来云々を知る前の一般人なのかしら。これから色々あって、必死に背伸びして頑張ってるのかもしれない。お気の毒に。
トパーズ戦もスカしてはいますが、内心「怖ええええ!!」と震えていたのかもしれない。

次回はひーちゃんが反抗期を迎えるようです。これも前作の七変化回や、こっそり学校についてくる回を連想します。
足腰の弱った祖母、小さく感じる机等々、時間経過による変化も示唆されてる。物語として純粋に楽しみ。

要所要所で入る回想も「リコと別れた後に、初めて迎える十六夜」なんていう「そこを!公式で描写してくれるのか!」という垂涎の箇所。
今回の時間ギミックに絡めて、無理なく前作のおさらいやサービスをしてくれるのはありがたすぎる。

キボウノチカラはネタが丁寧すぎて、前作を忘れていると混乱するという構造的弱点がありました(例えばブンビーさんの演説はGoGo36話を踏襲しているけれど、忘れていると突然オトナぶった逆張りをしてきたように見える)。こういう形でケアしてくるのは、適応力が凄いと思う。
あとソルシエール先生をさりげなく放り込んでくるのは、とても嬉しい。歌おう。歌うんだ。そしてアイルくんを混乱させるんだ。

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「episode30:ローランの策略」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年1月号)感想

2025年01月25日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode30:ローランの策略」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2025年1月号)感想

母親と人質交換の形になったるきあさんは、いきなりローランにプロポーズされていました。おモテになる。

一応は海の王を自称なされてるし、見た目も悪くなさそうだし、それなりにトキめいても良さそうなものですが、第一感想は「何考えてるの?」。
一連の様子を見ていた側近たちも嘆いたり、まぁ何かの作戦だろうと冷ややかだったり。
何か昔のことがフラッシュバックしたりと、ローラン本人も苦しそう。誰も幸せにならない戦いが、無益に続いてる感がある。

一方、地上に送り返されたマメプリの先輩方。
一瞬は心配したものの「信じて様子見しよう」と即断なされました。やる気になってるのは星羅だけか…。

また同時刻。るきあさんの想い人たる黒砂くんは、サーフィンをなされてた。
先日謎の男から聞かされた出自のことで悩んでいらっしゃる。悩んだらサーフィン。そういうものなのは分かりますが、敵らしき謎の男が海の生き物なのに、半裸で海に入れるのは尋常な感覚ではない。さすがパンタラッサの血脈。しかも背後に沙羅の守護姿まで見える。海は危険どころか、海では無敵だった。

その夜。囚われのるちあさんは、ちょっと人には話せないようなタイプの夢を見ていらっしゃった。大層トリップされてるところに、ローランが夜這いに。間が悪すぎる。そして何か洗脳的なものを仕掛けてきた。

思うにローラン一人で空回ってるというか、真面目に頑張ってるんだからマメプリさん達も真面目に向き合って上げて欲しい…。

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(第49話)わんだふるぷりきゅあ!「あなたの声」

2025年01月24日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第49話)わんだふるぷりきゅあ!「あなたの声」

ガオウ様改めスバルさん、自爆なさる。

前回「町を森にしたので、満足して勝手に成仏するんじゃなかろうか」と戯言をほざいたものですが、正解は「勝手に自己嫌悪して自爆」でした。より性質が悪い。

人間のせいでオオカミが絶滅した。
人間のせいでガオウが死んだ。
人間のせいでオオカミの縄張りが失われた。

だけど恨みの根っこは自分。ガオウが死んだ直接の原因は、自分を庇ったこと。強烈な後悔。

フレンディを庇ったワンダフルの姿を見て、その時のことを思い出して嘆く流れは構成としては分かる。
単に「傷ついた」ではなく、「庇って傷ついた」が重要なので、今この時にフラッシュバックするのはおかしくない。

その後、ガオウがスバルを恨んでいないことを伝えるのがワンダフルなのも綺麗に収まってる。
ガオウだけでは優しい嘘をついている可能性を拭えないので、同じ行動をしたワンダフルからの言葉に意味がある。

そういったわけで、ワンダフルが主役の面目躍如ではあったのですが、「こうするしかないのでこうした」感が受けたのも本音。
殴ったり蹴ったりできないから自爆させるしかない。そのあたりの結論から組み立てたかのような。

「動物は人間より下である」というスタンスは、気にする人は気にするだろうなと思いました。
というか動物モチーフに魅力を感じて期待していた人からのウケは悪そうで、何のためのモチーフ採用だったのかとも思う…。

考えてもみれば、一方的に保護するスタイルなので、上下関係ができてしまう。人間様の方が強くて偉いという前提ありき。
動物は人間のことが大好きで、最終的にヒトの姿になろうとする。

「庇って傷つく」がスバルに刺さるのなら、「ワンダフルがフレンディを庇う」だけでなく、「ガルガルを救おうとして(庇って)傷つくフレンディ」等々も強調すれば、対等な関係に見えたのかも。
ただ、映画やデート回等の動物側の健気さを思うと、対等ではないのは意識してのことなのかな。

【兎組】
最後の最後まで話題になり続けた悟くんたち。

今回変身しましたが、最初の感想としては映画の時と同じ。
その気になれば問題なく「プリキュアである」と示せたのに、描写はカット。その後に発表されたグッズでも「変身ver」表記。
明言はしないが、明言しないというその姿勢が、そのまんま「プリキュアではない」をわざわざ物語っています。

展開的には変身の必然がなく、素直に見るならファンサービスです。が、サービスなら何で「僕もついにプリキュアに!」の一言を避けるのか。
公式側の思惑が透けてしまい、正直ちょっと居た堪れない。変身しなければ、その辺ボカされてたのに。
インタビューなどで「プリキュアだと思っています!」とか「実はキュア〇〇と呼んでいて…」などが出たとしても、本編での描写を避けた以上はリップサービスを疑うしかない。

物語的にも、悟くんのキャラクターが「無力を嘆く」が中心になってしまいました。
プリキュアとは異なる形で貢献する、歴代でいえばゴープリの七瀬さんを、より積極的に戦闘に参加するポジションにしたイメージでいました。
ですが無力を悩むことを中心に持ってくるなら、ハピチャの誠司くんの方が近い。

誠司くんは愛乃さんの力になりたくて空手を学び、一介の学生としてはかなりの力を持っています。
プリキュアには及ばなくても、彼が体を張ったおかげで命拾いをしたことも幾度かある。
また、怪我の治療等々、「サポートが俺の役目だから」と本人も明確に口にし、積極的に動いています。彼は非常に活躍している。
でも愛乃さんの失恋等々もあって、己の無力に悩みもした。
そこをレッドに突かれて「変身」し、プリキュアたちが向き合う…というのがハピチャの最終決戦前夜。

これと比べると(本来比べるのは変ではあるのですが)、2話に渡って描かれ、強化フォームのプリキュアを圧倒し、悩みを受け止めてもらった誠司くんに対し、悟くんは彼女の犬飼さんにすら悩みを認識されていません。
大福だけが知っている…というのはそれはそれで良い話な気もしなくはないのですが、大々的に打ち出した特別なワンダフルを思うと、妙な感じがする。

※誠司くんと比べてどちらが格上格下、優遇不遇といいたいのではなく、「悩みが中心のキャラなのに、その悩みにプリキュアが向き合っていない」点を気にしています。

残る1話でしっかりとそこを扱う可能性もあるので、とりあえずは待とう。何か今年1年、ずっとこれ言ってるような。

立ち位置としては、

悟=スバル
いろは=ガオウ
こむぎ=トラメ達

とも言えます。
プリキュア(オオカミ)の集団に混ざる人間。フィジカル面では劣るが、知識でサポート。だけど彼の目の前で傷ついて倒れる。自分は戦いに直接の参加はできない。

スバルの望み(オオカミと並んで過ごすこと)を、悟くんが変身により実現できたとも言える。いろは達も互いに「一緒にいたくてプリキュアになった」と述べており、整合性もある。プリキュアとは、異なる存在と共に過ごすことを可能にする概念。
ただ劇中の描写では、悟くんとスバルの絡みはなし。それをやっちゃうと主役が悟くんになりかねないので、意図して避けたようにも思う。

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(第2話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「久しぶりの魔法界」

2025年01月19日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第2話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「久しぶりの魔法界」

第2話です。約8年間動かなかった未来がまた一歩進んだ。

謎の男が引き揚げた後、何か知らないけどそこにいた幼児を保護しました。
はーちゃんに似ている…そうですが、正直いって見た目はそんなに似ていない。でも喋ったら確かにそれっぽい。

リコがナシマホウ界に来たのは、新たなお告げを受けて、校長先生から派遣されたからだそうで。
ダイヤがピンクになったので、心配してやってきたとかではなかったらしい。
若干のんびりな気もしますが、即座に最大戦力のプリキュアの備えをした校長先生が偉かったんだ。

とりあえず久々の魔法界へと赴く朝日奈さん。車中にて謎の回想を見ました。前作にない(?)シーンなので、本当に謎だ。

(1) 前作にないシーンを補足およびサービスしてくれてる
(2) 劇中人物にとっても未知の、改変された記憶である
(3) 私が忘れてるだけで、実際には前作で放送されてる

どれだ。いや普通に(1)でしょうけど、「自己紹介する」なんて美味しいシーンなので悩む。これ、毎回悩む羽目になりそう…。

とりあえず校長先生と面会した後、一行は魔法商店街へ。
ちゃんと「リコ先生」と呼ぶ校長先生が相変わらず素敵。先生扱いしない補習メイトどもとは違う。

その補習メイトの一人ジュンさんは、フランソワさんのところでお手伝いしているようです。魔法ガールの制服も彼女らが作った。
なお魔法ガールは無罪放免のようです。てっきり罰でも受けるのかと。

同じ足で箒屋さんへ。老いについて語られ、ちょっと雰囲気変わったところに、謎の敵が襲来。謎の箒バンクを経て広場まで場所を移し、当然ながら変身するのはルビースタイル。

この辺の「異変が起きた→校長先生に知らせよう→初の魔法界→校長と面会→制服と箒→移動してルビー」の流れは前作そのまま。

何せ時間ネタなので深読みもしたくなりますが、サービス的なオマージュだろうか。
基本の流れが同じなのに、端々で当時とは異なる展開や時間経過が示されるので、続編を見てる感を盛々に感じます。

敵はブロック状の可変タイプ。腕力のルビー的には相性が悪そうでしたが、ゴリ押しで撃破しました。敵のギミックとか関係ない。

そしてやってくる深夜1時4分。謎の兄さんはやってきませんでした。代わりに謎の映像が脳裏をよぎる。何か知らんが、ぶっ倒れるサファイアスタイルと、よく分からんことを言ってる謎兄さんの映像。とりあえず、サファイアさんがまたそんな扱いなことだけしか分からん。

絶望の理由は何だろう?と、この1週間悩みましたが、現在の朝日奈さんが絶望するのではなく、後々絶望する自分の姿を見せられるというだけだったっぽい。
確かに「絶望した自分と向き合う」としか言ってないものな。修飾表現ではなく、言葉どおりに受け取らないとだめなのか。これ、校長先生たちもミスリードされてるから引っ掛かっても仕方ないと思いたい…。

ぶっちゃけサファイアさんが倒れてるのはお馴染みなので、あんまり絶望感はないように思う。実際、朝日奈さんも「予言通りだった…!」に慄いてるだけで、内容に怯えてる風はない。絶望とは、初期装備でノイズやらプロトジコチューと対峙することを言うんだ。

なお予告された時刻に、リコ先生は見回りに出ていて不在でした。
どう考えても悪手です。謎の男の襲撃を予想してたんだから、最大戦力のプリキュアの構えで同室待機すべきなのに。
ただ前作もやたらに別行動が多かったので、まほプリさんらしい。あと、ちゃんと「先生」枠でリコが扱われてるのが丁寧で嬉しい。

意外とドライといえば、はーちゃんの扱いも愉快です。どっかその辺から見てるんじゃないかな。いや見てないかも。どこで何してるんだろう…?
はーちゃん似の謎少女が現れてるんだから、もっと心配しても良さそうなのに。
信頼しているといえばそうですが、実際のところ謎の男に襲撃されてるので、なんともはや。

次回はナシマホウ界に戻り、公園で犬の散歩してる(?)謎の男と対話するようです。
サブタイトルは「刻の魔法」。本格的にお話が始まりそう。

個人的に、プリキュアさんは「未来は破綻していて、それは何をどう足掻いても変えられない」が共通テーマだと思ってます。今回のもまさにそれっぽく、どうなるのかとても楽しみ。

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(第48話)わんだふるぷりきゅあ!「ガオウの友達」

2025年01月17日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第48話)わんだふるぷりきゅあ!「ガオウの友達」

オオカミの群れが襲ってきました。そして鎮圧しました。
蹴りかかってきたザクロさんも、なんやかやで懐柔しました。
これで残るはガオウひとり…なのですが、町は森に沈みました。

ガオウの正体はスバルでした。成りすましていたらしい。なんでそんなことを。

スバルはガオウ以外のオオカミにも受け入れられていたようですから、素直にスバルのままでも協力してくれそうです。
協力というか、そもそもの発端はオオカミなんだし。

ガオウの体を奪ったかのような形になってしまって、気まずかったんだろうか。それはそれで、黙ってると心証は最悪です。

困ったことに、特にザクロは露骨に好意をガオウに向けています。
彼女は正体がスバルだと知っていたようなので、あの好意がガオウとスバルのどちらに向けたものなのかは分からない。

ザクロたちが人間の姿をしていたのも、スバルの趣味なのか、ザクロたちが気を利かせたのか分からない。
前者だとすると「群れの長の名前を騙った人間が、メスオオカミを人間の姿にして侍らせていた」わけで、その気はなかったとしても随分とエグイ。

しきりに「オオカミの無念を晴らす」と燃えておられましたが、当のオオカミはそうでもなく。
恨みはあるでしょうけど、スバルを心配する気持ちの方が強そう。

以前のインタビュー記事で「動物の気持ちはどこまでいっても想像することしかできない」といったことが語られていました。
今回もまさにそれで、スバルはオオカミの気持ちを取り違えている。
部外者のワンダフルさんたちからすれば「そっちで勝手にやっててくれ」とでも言いたくなりそうな展開(想像することしかできない)ですけど、誤解自体は当初から想定されたテーマっぽい。

スバル(が奪ったニコ様)の力は、世界を作る力。
そこはかとなく映画のゲーム世界を連想します。

スバル=ナツキ=いろは?
ガオウ=ムジナ=こむぎ?

スバルはガオウを思って森の世界を作った。
ナツキはムジナ(タヌキ)を思ってゲーム世界を作った。

ムジナは己の想いを伝えるために、ナツキの元に走った。
ではガオウもそうか。

執着していたのは、映画ではムジナの方で、本編ではスバルの方。
動物パターンと人間パターンを行って、それぞれの顛末を描く感じかしら。
ただそうすると、ムジナとの対比でこむぎが描かれたように、スバルとの対比はいろはになりそう。
主人公はこむぎですから、スバルへの回答はこむぎが担当して欲しい。というかそれぐらいはやらないと、主人公としての立つ瀬がない。

良くも悪くも、スバルの言い分には何も譲歩する余地がないため、あちらが納得しないなら殲滅するしかありません。
そして納得する材料を持ってるのはオオカミだけと思われるので、プリキュア側はやることがない。
とりあえずザクロだか真ガオウだかがスバルを説得するのを遠巻きに見て、決裂したらキズナシャワーを叩き込もう。

ここまで他人事の最終決戦も珍しい…とも思ったのですが、そういえばトロプリも実質終わってる戦いを引きずってた。
デパプリ、ひろプリも人間サイドは割と無関係です。もしかして何か拘ってるポイントがあったりするのかしら。

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(第1話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「再会はミラクルでマジカル!」

2025年01月12日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第1話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「再会はミラクルでマジカル!」

驚天動地のオトナプリキュアから1年。
その灯を絶やさず、朝日奈さんとリコさんがブラウン管に戻ってきました。ミラクルでマジカルです。

まずOPからして異様。吹き荒れるオマージュの嵐に、懐かしの面々。何がどこまで本編にも登場するのか分かりませんが、迸ってます。
というかチクルンが出てきた時点で、よく分からん「勝った」感に満ち溢れました。本当にどこまで本編に出るのかはともかく、ちゃんと取り上げてくるんだなぁと。

EDも驚愕。なんど朝日奈さんが躍らない!
オトナプリキュアは、まぁ黎明期の皆様なのでダンスを拒否なさっても不思議はなかったけど、とうとう明白にダンスEDの流れが途切れました。

大学の新しい友人が登場し、OPにもEDにも参加していたのも何気に嬉しい。考えてもみれば、まほプリのテーマ的に「新しい友人」は必須だった。

見終わってから気づきましたが、時間旅行モノだとすると、みらい・リコ・はーちゃん・謎の少女のみで話が回る可能性もあった。
それはそれで必ずしも悪いことではないですけど、まほプリらしくないといえば、そうかもしれない。

あと全く予想していなかったこと。CMが炸裂してる。
深夜2時枠で子供向けシャンプーの宣伝して如何ほどの効果があるのか皆目理解できませんが、壮大な悪ノリ感が素晴らしい。CMが本編。
EDでもさりげなく販促品を手に持っていらっしゃいます。良すぎる。少なくともこの点に関しては、オトナプリキュアに圧勝しています。ちくしょう、NHKだったことが恨めしい…。

ストーリー的には、何だか分からん敵がやってきて、何だから分からん意味深なことを言って去っていきました。
肩からバッグをかけて、手には犬を抱えて。眷属を手懐けたそうで、調子こいて粋がってる兄ちゃんにしか見えません。
真相を知ってるのにもったいぶって無意味に説明を避ける系のキャラはかなりのストレスですが、まぁそういうのは今は良いです。
謎にキレキレの朝日奈さん達見てるだけで満足です。追々わかるだろう…。

まほプリさんのテーマは、

①願いを言葉に、言葉は魔法に、魔法は奇跡を起こす。己の願いを他者に伝えることこそが魔法である
②人はそれぞれ違う。違うから素晴らしい。故に同一化はしないし、願いを伝えるにはルールがいる

だと思ってます。

前者については、ナシマホウ界における「魔法」は「科学」。前作では朝日奈父がそれにまつわる言動をしていました。
今作ではキュアスタが登場し、願いを言葉にして伝えています。「#助けて魔法つかい」は、ナシマホウ界における「キュアップ・ラパパ」。

尤もこれが「言葉」として判定されているのかは不明。
「実際に自分の口で願いを言葉にするのが大事だ」とかの否定する展開があるのかもしれないし、逆にキュアスタを通じて呼びかけ合うような肯定的な展開があるのかも。
そもそもこれ一発で、特に意味のない可能性も大いにありますが。

謎の敵さんによれば、次に会うのは14時間後。現在時刻11時なので、深夜1時。その間に朝日奈さんが何か絶望なさるらしい。

ムホウのイメージがあったので、歴史を変えようとする敵に対し、それを阻止すべく戦うのかと思っていましたが、敵さんも何やら筋書きに従っているようです。
敵側が歴史を変えないのであれば、論点が不明。魔法はルールを守る。歴史を変えてはいけません。

若干はぐプリのジョージを連想する敵ですが、ミラクルさん達の文脈では、未来が破綻している場合うまい答えが返せない。①に則り、破綻した未来でも言葉を交わし合って立ち上がる…とか?
ある意味「歴史を変えてはいけません」の抱える弱点なので、そこに踏み込むのかもしれない。続編っぽい。

そもそもでいえば、彼は本当に敵なんだろうか。たまたま眷属と遭遇し、それをプリキュアが解決する未来を知ったので、歴史を変えないために敵役を演じてるのかもしれない(クシィもその疑惑がある)。

朝日奈さんを名指ししてるのも新鮮です。
前作では、彼女の単独メイン回は意外と少ない。リコの過去と比べて、直接的に未来に関する回もなかったので、遂にきたかという感じ。

ただまぁそういう話はともかく、物凄い物を見た物凄い時代が始まった感が心地よいです。
時計の針が進んだ。もう続編を知らなかった昔には戻れない。これからの約3カ月を楽しみたいです。

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(第47話)わんだふるぷりきゅあ!「あけましてガオウ」

2025年01月05日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第47話)わんだふるぷりきゅあ!「あけましてガオウ」

年が明けました。そしてガオウ様が狼ガルガルを率いて襲ってきました。
先日のハロウィン回では丸くなっていらっしゃったようにも思うのですが、年末に何か嫌なことでもあったらしい。

逆に、急に丸くなったザクロさんが止めるものの、ガオウ様はぷんすか怒りながら進軍開始。
かくして初詣の帰り道という緊迫感も特別感もない所で、最終決戦が始まりました。以下、次回。

率直なところ、決戦前にしてはどうにも盛り上がりには欠けます。

第一に、これはわんぷりさんのせいではないですが、まほプリ2やキミプリの話題が強すぎます。
先週はお休みでしたし、何かもう店じまいの空気が漂ってる。来週からは、まほプリ2の後の放送ですからどうしても印象が薄れそう…。

また、現時点で特には物語上のポイントが残ってないのも辛い。
「もうすぐ終わってしまう。寂しい」とロスを嘆く声は聞こえど、今後の物語への注目はいまいち上がってない感じがします。

実際問題ガオウ様の悩みは今更どうしようもなく、犬飼さんらの手札も限られているので、「何か過去の真相が語られて、何か語って納得するんだろうな」で止まってしまう。
従来なら大きな目玉になるはずの、ラストバトルの大盛り上がりにも期待できず。それがないので最終回での後日談も、要は今と同じことをするだけでは?の微妙な感じ。もしくは例によって結婚式か葬式に『期待』されるぐらい?

今作は戦わない作風が特徴的でしたが、現時点まででいえば失敗だったように思えます。
「戦わない」と「戦えない」は違うし、「戦わなくても面白い」と「戦った方が面白い」も違う。

フレンディ達も何だかんだで戦っている(でかい動物の攻撃を至近のバリアで防ぐのは、普通に「バトル」です)ので、意欲的な挑戦というより殴る蹴るを封じられたハンデ戦に見えてるのがもったいなかった。
普段は徹底して戦わない(追いかけっこや落石から守るとかを中心にする)、ここぞという時は激しく戦うのように、緩急つけてた方が「戦わない」作風は生きたと思う。
最も戦っているニャミーが一番人気なあたり、この作風がお子様に歓迎されたのかも疑問。

ですのでラストバトルは戦って欲しいなと期待しています。一応予告では、ザクロさんは格闘しているっぽい。

あとこの最終盤でまで「取り巻く人々」の紹介で1話を使うのは、贅沢な展開だと思った。
猫屋敷さんの転入回の頃から、何度やったか分からない紹介話。前振りの導入部だけで1年が終わってしまった感がしてならない。
ついでに悟君の彼女設定もどこかに消えており、辛うじてマフラーに見いだせはするものの、特には関与してきません。
「大熊さんが猫屋敷さんに電話する(犬飼さんではなく)」等、世界の広がり的なものもあるにはあるのですが、過ぎ去った1年の時間が寂しい物がある。

※蛇足:わんぷりさんは丁寧な作風とも言われますが、フクちゃんを亡くしたお鶴さんに「あけましておめでとう」を言ってしまうあたり、ペットモチーフとしては痛恨のミスだと思う。マフラーとかの気配りしてるだけに、そこをもう忘れるんだとガッカリ感はある。

お鶴さん自身が年始の活動をして、甘酒をふるまってはいるものの、犬飼さんの挨拶を「今年もよろしくお願いします」に置き換えるだけで引き締まったのに。

あえて「あけましておめでとう」を言うことで、前向きな姿勢を表現した…の解釈は苦しい。冠婚葬祭の配慮って、(お鶴さん側がやるならまだしも)そういう余地はない。

【来年のプリキュアさん】
「キミとアイドルプリキュア♪」さん。これまで避けてきたアイドルモチーフです。

避けてきた理由は色々ありそうですが、テーマ的には「アイドルとファン」という明確な組み分けが問題なのかなと思っていました。
が、キミプリさんは初手から「推し活」「ファンサ」を前面に出してきました。

幼児視聴者が推し活をする、というのは違和感があります。お子様はファンになりたいのではなく、アイドル(プリキュア)になりたいのでは?
「プリキュアになりきった子供」を「保護者が推し活して、ファンサに喜ぶ」みたいなイメージなんだろうか。
「キミ」という表現がちょっと奇妙な使い方をされているので、何か仕掛けはありそうに思えます。

参考までに、アイドルプリキュアの一人であるドキプリのまこぴーは、「この世界の人は一緒に唄いたがる。不思議だった」と語っています。
ドキプリの「幸せの王子を見上げているだけだった町の人々が、自分たちも立ち上がる」を反映した名セリフです。
(元は声優のオーディション時の題材で、1話で使われる予定だったものを、最終回に移動したらしい)

はぐプリのツインラブも、観客が立ち上がることを想定している。
だからといって皆がアイドルになるというのも変な気がするので、歌を聴いてやる気を出した人のおかげで社会が回って私も唄える…とかそういう流れかしら。
応援が力になるといった精神的なことだけでなく、お弁当屋さんが立ち直ったから今日も美味しいご飯が食べられるとか、そういうの。

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「episode29:全員集合!スペシャルショート」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年11月号)感想

2024年12月26日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■「episode29:全員集合!スペシャルショート」マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua(なかよし2024年11月号)感想


なかよし 2024年11月号 [2024年10月3日発売]【電子書籍】[ なかよし編集部 ]

おそろしく間が開いてしまいましたが、遅ればせながら感想です。
といってもショート編なのでストーリー的には書くことがない。はずなのに恐るべき情報量を誇るショートでした。

星羅:
「オレンジパールボイス!」
「ホーリー・ピュア・ピッチ!」

何を言ってるんだこの子は。
およそ20年の時を経て、決め台詞が公表されました。なんなんだこの展開。

しかも「ホーリー」とか言っています。たぶん決戦が聖夜だったことに引っ掛けてるんでしょうけど、沙羅さんまで「ホーリー」。
そして二人とも敵サイドに寝返ってる。ホーリーってなんだ。

真ん中の「ピュア」は、まぁピュアピュアなので納得。納得するしかない。
そう思うと「ホーリー・ピュア・ピッチ」は20年前でも予想できなくはない範囲か。予想してても戯言だと一蹴されそう。

「aqua」が始まって早3年。考えてもみれば、第1期+第2期のアニメ放送期間よりも「aqua」連載期間が長い。
原作版も連載が3年半なので、そろそろ越えそうです。もはや「aqua」の方が本編とも言える。未来を歩んでる感が素晴らしい。

個人的に本放送中から今年に至るまでの20年、特定の誰かに絞って応援してきてはいなかったのですが、トロピカルフルーツサンデーにゴロンとやられ、星羅の旗を掲げることにしました。作品のファンになって20年後に推しに陥ることって、あるんだな…。
アニメでのピュアピュアな星羅さんも、不意打ちアタックで至近距離からお歌を浴びせかける星羅さんも、トロピカルフルーツサンデーしてるところを爆笑される星羅さんも、盛大に闇落ちなさって謎の誘惑ムーブしてくる星羅さんも、トロピカルフルーツサンデーされてあっさり無力化される星羅さんも大変に可愛いです。

今年もありがたいことに様々な企画や展開がありました。
情報面では先ほどの決め台詞の決定、そして星羅の誕生日も確定した(12月26日!おめでとうございます)。
イベントだと、家族で遊んだ八景島シーパラダイスでのコラボが特に思い出に残ってます。舞台が海辺で水族館なのは、ぴちぴちピッチにぴったり。あと屋外で、ぴっち目当てではない他の人たちの目にも触れているのが、何やら妙に嬉しかった。昔を思い出した大人や、これをきっかけに視聴するお子様がいたら良いな。謎の魚を持ちあげてる星羅も大層かわいかった。

あとスカイツリーでのライブ…!三人vsBBSの公式ライブは過去にもなかった。ありえない。素晴らしい。
イントロが流れ、何が歌われるのかを察知した瞬間に悲鳴がこだまする。あのイベントを20年以上も過ぎた今、実現してくれたことに感謝しかない。
幻のKODOUの振り付けとか、BBSとのシナリオパートとか、ちょっと言葉にまとめきれない。

「aqua」は来年も続いてくれるし、グッズも続々決まっています。感覚が麻痺しつつあるけど、このお祭り騒ぎは当たり前のことではない。
星羅のグッズなんて、放送当時から20年間、ほぼ何もなかったものな…。いや本当にありがたすぎる。
できることなんて特にはありませんが、せめてせっせと参加&購入するので、どうか来年もその次もこの勢いで進んで欲しいです。まさしく「夢のその先へ」。
「ぴっち」の全盛期は今だと思えることが、とても幸せです。

欲を言うなら「aqua」のアニメ化を切に希望。
Web公開のショートムービーとか新曲の作成とか、クラウドファンディングや注文制作でやってくれないかしら。
あと「aqua」もグッズ化して欲しいです。高校生版星羅とか、闇落ち星羅とか、いっぱい欲しい。
「ピュア」についても、中学制服の星羅とか、私服星羅とか、まだ出てないのが多数あると思う。いっぱい欲しい。

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