・おねがいマイメロディ 第35話「地球が救えたらイイナ!」
衝撃の次回予告から一週間。とうとうやってきた地球滅亡話。
前回、「地球規模で地獄絵図か」と描きましたが、
起こってみればそんなことではありませんでした。
宇宙規模で地獄絵図、が正解でした。
柊先輩の(眠りの)夢の世界へと遊びに行ったマイメロたち。
内容は、『お星様と戯れる』、そんな他愛のないもの。
ブラックホールで遊んだり、星のかけらを食べてみたり、天の川で泳いでみたり。
が、マイメロたちの不用意な行動のせいで、それは現実の世界に具現化していました。
結果、惑星は砕け、星の運行は錯乱。
しかし、そんなことには気づきもせず、戯れに銀河レベルの破壊活動を続行するマイメロたち。
今まで散々「邪悪だ」「呪いの人形」「一番黒いのはマイメロ」と叫ばれ続けてきましたが、ここまでとは…。
そんな彼らの『お遊び』の余波で隕石群・惑星群が地球に飛来。
あっさりと、かつ、絶対的な滅亡の危機に晒されます。
マイメロ!早くなんとか…って諸悪の根源がお前か。
それでもマイメロに頼らざるを得ないあたり、人類の未来は暗すぎます。
『地球が救えたらイイナ!』
そんなかつてない規模の願いをかなえるため、メロディータクトを振るうマイメロ。
それを支援するべく、久々にぴちぴちボイスを披露する主人公様。
最近、影が薄い主人公様ですが、決めるときは決めます。
ていうか、ラストを『シアワセの羽』で締めるのは反則です。
無茶な展開を強引に感動的に締めやがりました。
『宇宙レベルの終末』『マリーランドの住人との協同作戦』『歌をバックに決め台詞&バンク』『みんなが空を見上げる中、危機に立ち向かう絵』。
まるで最終回みたい。
不覚にも、マイメロパワーで具現化した月のウサギが、『シアワセの羽』の流れる中、次々と隕石を打ち返していくシーンは胸に来ました。
…まぁ、今回の未曾有のピンチは、全面的にマイメロに非があるのですが。
あと、打ち返した先がどうなったかは想像したくもないのですが。
(そもそも、『全てをリセットする』ハリネズミくんがいるなら危機が危機として成立しないのでは…?)
ところで今回、マイメロの発言に『歌ちゃんのお母さんに会えるかな』というのが。
普通に考えたら、最終回付近で『お母さんに会えたらイイナ!』があると思いますが、スタッフはどう料理するつもりなんでしょうか。
下手なギャグは不謹慎だけど、単にしんみりするだけじゃマイメロらしくない。
もう一つ追加するなら、最終回は多分に『夢が○○したらイイナ!』系統と予想。
『夢が叶ったらイイナ!』とか『夢を守れたらイイナ!』とか。
なにせ一連の騒動のきっかけが『柊先輩が夢を持っていない』ことなので、その辺をなんとかする話がラストに来るんじゃないでしょうか。
……現状、柊くんが夢を持つ可能性があるとしたら、歌さんとのフラグ立て、くらいしかなさそうですけど。
歌さんも柊くんに夢中なのだから、これで大団円ですね。
若干一名、歌さんに横恋慕してる彼を除いて。
今回の話が見ようによっては最終回っぽく見えなくもない話だっただけに、ちょっと気になってみました。