穴にハマったアリスたち

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他の何者でもない誰か

2008年05月08日 | 王様の耳はロバの耳
そういえば最近、お菓子作りの記事を書いてないなと思ってみた。
一応ちまちま続けてはいるんですよ。
大体、週一くらいのペース。部屋が小麦粉くさいとかおかしい。

ヘビーローテで作ってるのがチョコチップクッキー。
前に書いた気もしますが、お子様の頃に母がよく作ってくれてたこともあって
気が付けば自分にとっての、お菓子のベースになってる。
まぁ大げさな表現ですけど、こうやって何がしかを覚えていくのも、一種の継承な気がする。
今度帰省したときは、ピーカンタッシュとかキャロットケーキとか教わってみよう。

で、そういえば父に教えてもらったことも、なんだかんだで自分の中で生きてるなとふと思った。
色々ありますけど、一番今の自分に影響があるのは「失敗してもやり直しが利く。だからパニックになってそのチャンスを潰すな」。

はるかな大昔、家庭用パソコンが1台100万弱もした時代に、何故か我が家にそれがありました。
それのお絵かきソフトで遊んでたのですが(壮大なる金の無駄使い)、よく操作をミスってぐしゃぐしゃにしてた。
まぁ「塗りつぶし」で枠線貫いて全部真っ黒になったとか、そういうやつ。

それでパニックになってボタンをめちゃくちゃに押したりしてた私に向かって、親父さんが言ったのが前述の言葉。
要するに「いらんことする前に『元に戻す』を押せ」ってだけの話なのですが。
間違えたところで、冷静に操作すれば大丈夫。慌てて、変なことをその後にしていなければ。

しょうもない話というか、「嗚呼、当時のお絵かきソフト(ペイントだったのか?)は1回分しか戻せなかったんだよなぁ」とか思いますが、その後の人格形成にかなりの影響を受けてる。
失敗してもどうかにかなる。焦ったりさえしなければ。
おかげで仕事のミスを恐れない強い子に育ちました。まぁ、仕事自体を恐れる弱い子ですけれど。

振り返ってみると、自分というものが今に至るまで、色んなところで色んなものを受け継いできたんだなぁと思う。
私の場合、実家を出て10年以上になるので逆に強くそんなことを感じてしまう。
連休中も帰省せずに時間をドブに捨てていたし、そろそろ色々考えないとなぁ。

…と、そんなことを思いながら、今日もクッキーを焼いてみた。
大失敗でした。原因は明白です。特定の材料を、なんとなく2倍にしてみたからです。
途中で失敗には気付いたのですが、「なんとかなるだろう」と思って突き進んだらこの有様。
親父さんの教訓を全く活かせていません。そしてこの失敗クッキー、どうしてくれよう。

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