穴にハマったアリスたち

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「なかよし」感想 2008年11月号 【なかよしオールスターズ】

2008年10月06日 | 少女漫画「なかよし」「ちゃお」感想
 
 なかよしオールスターズ めざせ学園アイドル

先日も書きましたが、発表以来大話題の「なかよしオールスターズ」。
参加キャラが公表されてませんが、参加作家陣を見ると無闇に豪快です。
みんな大好き「ぴちぴちピッチ」の他、「東京ミュウミュウ」「だぁ!だぁ!だぁ!」等々も出演予定のようです。
これだけの面子が揃うと、もはや正常な学園生活は絶望的に思えます。

武内さんや上北さんの名前がないのは残念ですけれど、CLAMPさん方は参加される模様。
順当に考えれば「CCさくら」でしょうか。「なかよし」準拠なら小さいままのはずですね。
「でかくなったさくらにゃんに価値などない」という原理主義者の方にも、自信を持って勧められるゲームになりそうです。
これで獅堂さん登場だったらそれはそれで熱いですが。

■しゅごキャラ! 第34回

 
 みんなのたまご(初回限定盤)

深夜版「みればいーじゃん!しゅごキャラ!ナイト」、なんとなく外貨を稼ぐノリですね。
「なかよし」歴代番組見てると、アニメ視聴者層ともっと接点があっても良さそうなのに、意外になかったりする。
この縁で「なかよし」読者が増えれば万々歳なのですが…。

巻頭はしゅごキャラエッグ!の皆さんのインタビュー。
みんなの憧れ・ダイヤのコスプレをしながら、「好きなキャラはランです」と言い切ってる娘さんが強靭です。青の子のコスプレしてる子は、ギリギリのラインで配慮したというのに…。
そんなダイヤ担当が可愛いので熱烈応援したい。

もう一つ、特集で「虹色キャラチェンジ」の紹介も。
CMで流れてる頭のオカシイお歌は、やっぱりゲーム主題歌でした。
日奈森さんがひたすらキャラチェンジしまくり、人格形成レベルで弄ばれまくってるこのゲーム、人権とか「本当の自分」とか、非常に考えさせられるものになりそうです。

……えぇ、なかなか本編の感想を書こうとしないのは、何がしかを察してくださいというか。

■こどもじゃないから! 第2話「動物園なんか、つまんない!?」

このタイプの、余裕で反論できる程度の浅いことを登場人物が主張し、でも(大人や教師の立場の人が)「正論言われた!反論できない!」と描写される漫画はどうにも苦手です。
その後、別の登場人物が子供の立場から反論する…というフォーマットなら理解できるのですが、この漫画では微妙な方向に投げっぱなしにしてるのがどうにも…。

じゃあ感想書くなという気もしますが、この手の成長過程の葛藤物語みたいなのって、少年漫画にはないなと思って。
まぁ思春期真っ盛りの男子だと、人間関係やアイデンティティ系の悩みなんて、性欲で塗りつぶされるということでしょうか。
少女漫画ではこの類の世をすねてるお悩みキャラは、男子であることが多いのを思うと、何やら理想と現実と需要の違いが見て取れるようです。

■妖界ナビ・ルナ 第1章「解かれた封印」第4話

 
 解かれた封印 (妖界ナビ・ルナ 愛蔵版 1)

ルナお嬢さん、成り行きでご覚醒なさり、最初の敵を蹂躙してみました。
でも「何があっても相手を許せ」という危険な教育を受け続けてきたルナさん、呪殺した敵さんも優しく許してあげました。
違った、まだ呪殺してはいなかったんだった。あれは死んだかと思った。

完膚なきまでに叩きのめした妖怪を妖界に送り返す=妖界ナビゲーターで、ナビ・ルナだそうです。
遠距離から呪い倒すとか陰険な陰陽師技しかなさそうですが、今後の活躍に期待したいです。

(呪い発動)
敵さん:「ぐげげげっぐげげっ!?」(背骨が折れる!心臓が心臓が!!)
ルナさん:「どうする?妖界に帰る?」
敵さん:「ぶぐげげっ!げううっげううっ!」(その前に術を!術を解いて!)

「ナビゲーター」というより強制送還。

あと覚醒されて人間離れしたルナさんですが、ちゃんと元に戻りました。

枠外:
 「※リボンつけると元のルナにもどります。」

そんな超重要設定を、枠外の補足でさらっと流すとは…。
そのリボン何者ですか。設定上、常に制服着用ですか。
さりげなくアナーキーな娘さんだ。

■ラブ♥キラッ 星占い

今まで見落としてました。地味に楽しいです。
バランス命のてんびん座娘とか、間違った方向に全力投球のうお座娘とか、性格壊れてるおとめ座娘が可愛い。
特に、ふたご座娘のふたりがとても素敵です。いつもはふたりで殴りあってるくせに、題字では凄く仲良そうにおすまししてるあたりが、とても。

■新・地獄少女 第1話「蝶の舞」


 地獄少女閻魔あいセレクション激こわストーリー暗 (講談社コミックスなかよし)

 『「ちょっと怖い話」や「地獄体験」を大募集!!採用者にはこわかわグッズの中から一つを、19人にプレゼント』

なぜ、「19」なんて半端な数字なのか。
何かの呪い要素が込められてそうで凄く怖いです。
知ってる?本当は20人に贈るつもりだったんだけど、その20番目の子はね…。
そしてプレゼントに当たった19人にも、身も毛もよだつ恐怖が。
次回のプレゼント企画が「18人」対象とかになってたらと思うと、おちおち応募もできません。

…ていうかプレゼントのラインナップに、

 『血みたいな液体……2人』

とかあるんですが、貰ってどうするんですかそれ。
閻魔さん、プレゼント調達のための現世資金がなかったんですか。
だからって文字どおりの出血サービスして血を絞らなくてもいいと思うんですが、要するに途中で力尽きたんで「19人」なんて中途半端な数字になったんですね。。

■Yes!プリキュア5GoGo! 第9話

 
 Yes! プリキュア5GOGO 全員しゅーGO! ドリームフェスティバル

ミルミルさんがココから身を引く話。タイムリーです。
クレープ王女からは完全に相手にされてなかったミルミルさんですが、漫画版ではちゃんと結論を出しました。
その一方でドナ王に見初められて女王フラグが立ちかけてるあたり、さすがは出来るお世話役。ミルミルさんは謎生物基準でもレベル高いんですよ、絶対。

■名探偵 夢水清志郎事件ノート 番外編

 
 名探偵夢水清志郎事件ノート (Vol.1) (KCデラックス)

恐ろしく懐かしいラストだった。
話自体も面白かったです。
他誌連載だそうですが、購読雑誌を増やす時は検討してみようと思った。

…て、これNHKで実写ドラマとかやってるんですか。
3つ子とかどうやったんだろう。
この性格の悪い姉妹を再現してくれたのなら見てみたいかも。

■ココにいるよ! ダイアリー17「ひまわりが咲く前に」

 
ココにいるよ! 3 (3) (講談社コミックスなかよし)

現代版「絶望の世界」、やっぱり破滅方向に。
てっきりブログに匿名・偽名書き込みでえらいことになるとか、クラスメートに大公開とかの方向かと思ったのですが、あんまりネットは関係ありませんでした。
とりあえず、「携帯を落とす」がいかに致命的かはよく分かる。個人情報の塊ですよね、あれ。

■サファイア リボンの騎士 第7話「王子たちの約束」

 
サファイアリボンの騎士 1 (1) (KCデラックス)

黒幕がいきなり成敗されてしまいました。
ジェラルミン大公も気の毒に…。
こんなに脆いと知ってたら、あんな大博打は打たなかったろうに。

先日からシルバーランド編が始まったと思ったら、今度は地上で宝石探し編のようです。
展開がやたらに早くて慌ただしい。
ナツコ御大の脳内では1か月の間にも話が進行してるんでしょうが、誌面に載るのは月1だということを忘れないで欲しいです。

家臣さん:
 「じつはソラシマはじょじょにうかぶ力をうしない」
 「シルバーランドが地上に落ちかけているということじゃ…!」

「徐々に」落ちるのなら、それはそれで良いような。
地上世界と異世界のコンタクトです。
存在は既に公表済みなのだから、外交判断で決着がつきそうな気がする。
コメント (6)
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