【今週のプリキュアさん】
劇場版のインタビューでも「自分が映画館に連れて行ってもらった時のドキドキを伝えたい」とおっしゃられてた。
「スマイル」さんの根底にある「メルヘンから受け取ったものを誰かに返す」は、大塚監督の思いそのものなんだろうな。
で、Twitterからもう一つ。
(公式ブログ:大人まんがまつり♡)
くどまゆさんは年の最後まで大変にアグレッシブです。
■スマイルプリキュア! 第44話「笑顔のひみつ!みゆきと本当のウルトラハッピー!!」
年末の忙しない今日この頃。ふと星空さんは思いました。
私にとってのウルトラハッピーって何だろう。
四六時中「ウルトラハッピー」言いすぎて、ついにゲシュタルト崩壊おこした。
ちょうど出会った小さな女の子が持っていた鏡を見て。
星空さんは思い出します。
自分が小さかった頃。お友達がおらず、スマイルにもなれなかったあの頃のことを。
幼少のみぎりの星空さんは、臆病で人見知りな可愛い娘さんでした。
人前でコスプレして肉弾戦するとか、完全なる別世界の人。
あんなことが平気で出来る人の神経を疑いたい。
それを心配したお祖母ちゃんはハイカラな手鏡をくれました。
鏡を持った星空さん、とある大きな木の下で、不思議な女の子と出会いました。
名前は美翔舞。やっぱりお友達のいない寂しい子です。それから5年後、絶望的に寂しい物語が始まる…。
ところが不思議なことに、その子のことは他の誰も知りません。
お祖母ちゃんも、他の女の子達も。
SplashStarなんてなかったんだよ。そんなものは存在しないんだよ。
だけどその子のおかげで、引っ込み思案な星空さんもお外に出るようになりました。
毎日木の下で楽しく遊び、星空さんも徐々に快活に。
そしてとある日のこと。
謎のお友達からの「笑って」の一言を胸に、近所の子に語りかけたところ、仲良くなることができました。
以来、その子の姿はどこにも見えない。
星空さん:
「あの子はひょっとして鏡の妖精さんだったのかなって…」
そんなことを語りながら思い出しながら。
たまたま先ほどの女の子に再会したところに、悪いオオカミさんが襲ってきた。
いつも以上に恐ろしい形相で。
星空さん:
「あなたはいったい何なの、どうしてそんなに…」
星空さんには理解できない。どうしてバッドエンドさん達はこうも敵対するのか。
和解論も出てはいますが、今のところ彼らの行動原理が不明なので、このままではちょっと厳しそう。
プリキュアさん達が相手側に歩み寄った事は、実のところないのですし。
(例えば「スイート」さんのノイズ様に対しても、「孤独が哀しいことは分かる。私たちも経験したから」と受け入れたのであって、「確かにあなたの考えも大事だ」と未知の概念を受け入れたのではない)
彼女にとってのハッピーは、第1話によれば「頑張れること」。
そして今話、改めてこうおっしゃった。
星空さん:
「いつも誰かの優しさがあったから」
「臆病なあたしも、自分の一歩を踏み出すことができた」
「きっとみんなもそう」
劇中では明確に語られていませんが、一つ疑問が残る。
鏡のお友達に励まされて第一歩を踏み出した星空さん。
その後ちゃんと本当にお友達はできたのか。
というのも、以前の秘密基地の回にて、小学校時代の星空さんの「大事な場所」が紹介された際に、当然いるであろう「お友達」の存在が言及されていません。
また第1話の初登校の際に、「現実はメルヘンのようにはいかない」と大変に寂しいことをおっしゃっています。
もしもスマイルを信条にこれまで楽しく過ごしてきたのなら、逆にメルヘンを信じていそうなのに。
実際、「鏡の一件から友だちができるようになった」とは言いつつも、妙に歯切れが悪いです。
それらを踏まえると、なんだかんだあって、やっぱり上手くお友達は作れなかったんじゃないかなと思います。
そんな星空さんが出会ったお友達が、今のプリキュア仲間たち。
表面には出しませんが、星空さんにとって今の「みんなと一緒にいてウルトラハッピー」な時間は、数年越しの願いが叶ったものなのかもしれない。
何せお友達や大事な人がいなければ、頑張ることすらできない。
「守る存在がいてくれて、守るために戦える」ことの素晴らしさ。
星空さん:
「皆の優しさがどんな時でもあたしを励ましてくれる」
「前に進む勇気をくれる」
「あたしをウルトラハッピーにしてくれる」
そしてこれも言及されていませんが、本日出会った小さな女の子に、おそらくご自分の姿を重ねておられたと思います。
自分が小さい時、鏡の妖精なるメルヘンに自分は救われた。
今度は自分が、プリキュアなるメルヘンとして、小さな子供を救う。
星空さん:
「みんなの優しさは壊させない」
「それだけは絶対に…あたしが…!」
多分、あの子の中には「誰も正体を知らない不思議なヒーローが助けてくれた」思い出が、夢とも現実ともつかないまま残ったはず。
星空さんにはそのつもりは全くなかったでしょうけれど、おそらくあの子の人生に、結構大事なインパクトを与えたでしょう。
メルヘンに救われた娘さんが、今度はメルヘンを与える側になっていく。
あえて劇中で語らない部分が非常に多い、濃密な回だったように思います。
歴代の中でも、ちょっと異色な、星空さんらしいお話だった。
【今週の星1】
星空さんの過去イベントには、劇場版と若干の違いが。何故なのか考えてみよう。
仮説として、今回語られた1件は、ニコさんと出会った後の話。
根拠としては星空さんがそれなりに絵本を描けるようになっていること。
ニコさんの影響でスマイルの大切さを知りはしたものの、結局引っ越してしまった事で元の引っ込み思案に。
引っ越しのごたごたや、幼児の哀しさでニコさんとのことは忘却してしまったけど、「スマイルは大事」の教えのみは心に残り、ああいう形で具現したんだ。
…そして同時刻、忘れられたニコさんの孤独な戦いは闇を生んでた。
【今週の星2】
予告の段階で「赤毛のアン」との関連を言われてたので、少しだけ。
グリーンゲイブルズに来る前、孤独だったアンは、ガラスに映る自分の影に「ケイティ・モーリス」と名付け、架空のお友達を作り上げていました。
以前に「ケイティ」について記事書きましたが、当時した予想の半分正解ということで14夢原いただきました。わぁい。
ちなみに「赤毛のアン」の凄いところは、時代を先取りして「キャラ属性」の概念を導入してたところだと思う。
私がハンドルネームに貰ってる「ルビーギリス」は、「Ruby」(派手、明るい)+「Gillis」(華やかな、儚い)の名前のとおり、ビジュアル最重視の一点突破型の娘さんです。一言でいえば黄色。
ハンドルに貰った理由は、この子のおかげで「赤毛のアン」がコメディだと気づけたから。視野が広がった気がする。
他にもアンドリュース姓(真面目で現実派)、スローン姓(愚か者)等、名前だけでキャラクターの動きが決定されてるので、その辺を意識しながら読むと、新しい発見があると思います。
[大塚監督のTwiiterから引用] 大塚隆史_φ(・_´・@takaswy1981 毎年クリスマスに思い出すのは、サンタさんにもらったプレゼント。朝起きたら綺麗な包みがあって、死ぬほどわくわくした。興奮した。それと同じで?昔自分が「アニメを見て感じたわくわく」を、スマイルプリキュアには全力で放り込んでる。これをあの時の自分が見たら、きっと楽しいだろうと想像して。 [引用終] |
劇場版のインタビューでも「自分が映画館に連れて行ってもらった時のドキドキを伝えたい」とおっしゃられてた。
「スマイル」さんの根底にある「メルヘンから受け取ったものを誰かに返す」は、大塚監督の思いそのものなんだろうな。
で、Twitterからもう一つ。
[くどまゆのTwiiterから引用] 工藤真由 @kudo_mayu みーなさーーーん!!!メリークリスマスイブー☆⌒☆⌒☆⌒ヾ(*>ω |
(公式ブログ:大人まんがまつり♡)
くどまゆさんは年の最後まで大変にアグレッシブです。
■スマイルプリキュア! 第44話「笑顔のひみつ!みゆきと本当のウルトラハッピー!!」
年末の忙しない今日この頃。ふと星空さんは思いました。
私にとってのウルトラハッピーって何だろう。
四六時中「ウルトラハッピー」言いすぎて、ついにゲシュタルト崩壊おこした。
ちょうど出会った小さな女の子が持っていた鏡を見て。
星空さんは思い出します。
自分が小さかった頃。お友達がおらず、スマイルにもなれなかったあの頃のことを。
幼少のみぎりの星空さんは、臆病で人見知りな可愛い娘さんでした。
人前でコスプレして肉弾戦するとか、完全なる別世界の人。
あんなことが平気で出来る人の神経を疑いたい。
それを心配したお祖母ちゃんはハイカラな手鏡をくれました。
鏡を持った星空さん、とある大きな木の下で、不思議な女の子と出会いました。
名前は美翔舞。やっぱりお友達のいない寂しい子です。それから5年後、絶望的に寂しい物語が始まる…。
ところが不思議なことに、その子のことは他の誰も知りません。
お祖母ちゃんも、他の女の子達も。
SplashStarなんてなかったんだよ。そんなものは存在しないんだよ。
だけどその子のおかげで、引っ込み思案な星空さんもお外に出るようになりました。
毎日木の下で楽しく遊び、星空さんも徐々に快活に。
そしてとある日のこと。
謎のお友達からの「笑って」の一言を胸に、近所の子に語りかけたところ、仲良くなることができました。
以来、その子の姿はどこにも見えない。
星空さん:
「あの子はひょっとして鏡の妖精さんだったのかなって…」
そんなことを語りながら思い出しながら。
たまたま先ほどの女の子に再会したところに、悪いオオカミさんが襲ってきた。
いつも以上に恐ろしい形相で。
星空さん:
「あなたはいったい何なの、どうしてそんなに…」
星空さんには理解できない。どうしてバッドエンドさん達はこうも敵対するのか。
和解論も出てはいますが、今のところ彼らの行動原理が不明なので、このままではちょっと厳しそう。
プリキュアさん達が相手側に歩み寄った事は、実のところないのですし。
(例えば「スイート」さんのノイズ様に対しても、「孤独が哀しいことは分かる。私たちも経験したから」と受け入れたのであって、「確かにあなたの考えも大事だ」と未知の概念を受け入れたのではない)
彼女にとってのハッピーは、第1話によれば「頑張れること」。
そして今話、改めてこうおっしゃった。
星空さん:
「いつも誰かの優しさがあったから」
「臆病なあたしも、自分の一歩を踏み出すことができた」
「きっとみんなもそう」
劇中では明確に語られていませんが、一つ疑問が残る。
鏡のお友達に励まされて第一歩を踏み出した星空さん。
その後ちゃんと本当にお友達はできたのか。
というのも、以前の秘密基地の回にて、小学校時代の星空さんの「大事な場所」が紹介された際に、当然いるであろう「お友達」の存在が言及されていません。
また第1話の初登校の際に、「現実はメルヘンのようにはいかない」と大変に寂しいことをおっしゃっています。
もしもスマイルを信条にこれまで楽しく過ごしてきたのなら、逆にメルヘンを信じていそうなのに。
実際、「鏡の一件から友だちができるようになった」とは言いつつも、妙に歯切れが悪いです。
それらを踏まえると、なんだかんだあって、やっぱり上手くお友達は作れなかったんじゃないかなと思います。
そんな星空さんが出会ったお友達が、今のプリキュア仲間たち。
表面には出しませんが、星空さんにとって今の「みんなと一緒にいてウルトラハッピー」な時間は、数年越しの願いが叶ったものなのかもしれない。
何せお友達や大事な人がいなければ、頑張ることすらできない。
「守る存在がいてくれて、守るために戦える」ことの素晴らしさ。
星空さん:
「皆の優しさがどんな時でもあたしを励ましてくれる」
「前に進む勇気をくれる」
「あたしをウルトラハッピーにしてくれる」
そしてこれも言及されていませんが、本日出会った小さな女の子に、おそらくご自分の姿を重ねておられたと思います。
自分が小さい時、鏡の妖精なるメルヘンに自分は救われた。
今度は自分が、プリキュアなるメルヘンとして、小さな子供を救う。
星空さん:
「みんなの優しさは壊させない」
「それだけは絶対に…あたしが…!」
多分、あの子の中には「誰も正体を知らない不思議なヒーローが助けてくれた」思い出が、夢とも現実ともつかないまま残ったはず。
星空さんにはそのつもりは全くなかったでしょうけれど、おそらくあの子の人生に、結構大事なインパクトを与えたでしょう。
メルヘンに救われた娘さんが、今度はメルヘンを与える側になっていく。
あえて劇中で語らない部分が非常に多い、濃密な回だったように思います。
歴代の中でも、ちょっと異色な、星空さんらしいお話だった。
(左画像) スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア ~キュアハッピー&キュアピース~ キュアハッピー 単品 (右画像) スマイルプリキュア! ボーカルアルバム1 映画プリキュアオールスターズDX Blu-ray DXBOX (完全初回生産限定) |
【今週の星1】
星空さんの過去イベントには、劇場版と若干の違いが。何故なのか考えてみよう。
仮説として、今回語られた1件は、ニコさんと出会った後の話。
根拠としては星空さんがそれなりに絵本を描けるようになっていること。
ニコさんの影響でスマイルの大切さを知りはしたものの、結局引っ越してしまった事で元の引っ込み思案に。
引っ越しのごたごたや、幼児の哀しさでニコさんとのことは忘却してしまったけど、「スマイルは大事」の教えのみは心に残り、ああいう形で具現したんだ。
…そして同時刻、忘れられたニコさんの孤独な戦いは闇を生んでた。
【今週の星2】
予告の段階で「赤毛のアン」との関連を言われてたので、少しだけ。
グリーンゲイブルズに来る前、孤独だったアンは、ガラスに映る自分の影に「ケイティ・モーリス」と名付け、架空のお友達を作り上げていました。
以前に「ケイティ」について記事書きましたが、当時した予想の半分正解ということで14夢原いただきました。わぁい。
ちなみに「赤毛のアン」の凄いところは、時代を先取りして「キャラ属性」の概念を導入してたところだと思う。
私がハンドルネームに貰ってる「ルビーギリス」は、「Ruby」(派手、明るい)+「Gillis」(華やかな、儚い)の名前のとおり、ビジュアル最重視の一点突破型の娘さんです。一言でいえば黄色。
ハンドルに貰った理由は、この子のおかげで「赤毛のアン」がコメディだと気づけたから。視野が広がった気がする。
他にもアンドリュース姓(真面目で現実派)、スローン姓(愚か者)等、名前だけでキャラクターの動きが決定されてるので、その辺を意識しながら読むと、新しい発見があると思います。