昨日桃園さんのことを書いたら、続けて他のプリキュアさんのことも書きたくなった。
夢のシーンで謎だったことの一つが、花咲さんが花を育てている夢を見ていたこと。
「憧れの未来」を見せるのであれば、宇宙空間にいないと本編ラストと一致しません。
この件に関し、先日コメントで「宇宙飛行士といっても学者でもあるのだから、植物学をやっていても不思議ではない」との旨のご指摘を貰いました。納得。
私は「NASAの裏庭でヒマワリ育ててたのか?」とかで飲み込んでいたのですけど、「植物学を本業として、宇宙にも行く」の方が確かに自然です。
彼女は星間旅行したいのではなく、宇宙でお花を育てたいのですし。
ただ気になるのが、彼女のやった夢破りが「花が枯れないのは変だ」だったこと。
他の皆様はシリーズのテーマに沿った形で夢から覚めているのに、なんだか普通に推理で気付いている。
夢だと気づくのが早かっただけに、これはなんだかとても奇妙だ。
「ハートキャッチ」さんのテーマは概ね二つ。
一つは「チェンジしていこう」。これだと「ヒマワリが枯れない=チェンジしないのはおかしい」で破ったことになる。
それほど変な解釈ではないですが、じゃあ来海さんたちはどうやって破ったのかが良く分からなくなる。
もう一つは「人の事情は分からない(しかしお手伝いならできる)」。
こっちの方が個人的に面白かったので、その路線で考えてみる。
花咲さんはバク母によって夢を見せられた。
しかし「人の事情は分からない」バリアにより、見せられた夢が本質から外れたものだったんじゃなかろうか。
つまり彼女の夢は宇宙飛行士なのに、花を育てる夢を見せられたんです。お花が好きな子だから、という安直な理由で。
同様に来海さんも安易に「モデルになる夢」を見せられたんじゃないかと勝手に考えてみる。
もちろん彼女の夢はモデルではないので、早々に夢だと気付いて衣装作成に励んだんじゃないかな。
これを支える根拠は、同じデザイナー系の夢を見ていた夏木さんが「何度もデザインしては破り捨てている(見た感じでは問題ないデザインを描いているのに破いている。おそらく夢の力で補完されて勝手にデザインが出来上がっていくので「そうじゃない!」と猛ってたんだと思う)のに、来海さんは爽やかに制作していること。
もはやあの時点で、バク母の用意した規定の夢を放棄し、勝手に服を作っていたからだと思えば納得できます。来海さん、すげぇ。
そう考えると、劇中では出てこなかった月光さん・陽光さんの夢も予測がつきます。
月光さんはコロンや父が復活する夢、陽光さんは男装でびしっと道場を継ぐ夢とかでしょうか。
どちらも表面的には彼女らの「夢」のようだけど、本質的には外してるので、そこから夢だと気づいたとか。
ついでに「人の事情は分からない。しかしお手伝いならできる」の後ろ部分でいえば、「見たかった夢としては外しているけど、それはそれで役に立った」んじゃないかな。
来海さんはとても楽しそうですし。夢だから無尽蔵に服作れる!楽しい!とか思ってそう。
あの一瞬の時間で、新しいデザインアイデアとか着想を得ていそうです。
月光さんも「たとえ偽りの幻であっても、また会えて良かった。だからもう現実に戻る」とばかりに帰還してきたのかもしれないし、陽光さんも「こういう男装の人生も良かったのかもしれないし、僕のやってきたことは無意味ではなかった。おかげで踏ん切りがついたよ」と爽やかに笑ってたのかもしれない。
発端の花咲さんでいえば、「そもそもこれが憧れの将来を見せる夢である」と気づかないまま、普通に過ごしてたのかもしれません。
そして、「あれ、お花が枯れません」とぼんやりと気づいたと。
なまじ普段の生活と変わらないものを見せられたので、ああいうリアクションになったんじゃないかしら。
うん、他の3人と比べると微妙なノリだ。そこは花咲さんですしね…。
何せ「人の事情は分からない」の人たちなので(「どうしてパリにいたのか」を劇中で説明しないような人たちだ)、夢の詳細が描かれなかったのはかえって熱いです。
何かの特典とかインタビューで語られたりしないのかな。
(映画本編の感想はこちら)
夢のシーンで謎だったことの一つが、花咲さんが花を育てている夢を見ていたこと。
「憧れの未来」を見せるのであれば、宇宙空間にいないと本編ラストと一致しません。
この件に関し、先日コメントで「宇宙飛行士といっても学者でもあるのだから、植物学をやっていても不思議ではない」との旨のご指摘を貰いました。納得。
私は「NASAの裏庭でヒマワリ育ててたのか?」とかで飲み込んでいたのですけど、「植物学を本業として、宇宙にも行く」の方が確かに自然です。
彼女は星間旅行したいのではなく、宇宙でお花を育てたいのですし。
ただ気になるのが、彼女のやった夢破りが「花が枯れないのは変だ」だったこと。
他の皆様はシリーズのテーマに沿った形で夢から覚めているのに、なんだか普通に推理で気付いている。
夢だと気づくのが早かっただけに、これはなんだかとても奇妙だ。
「ハートキャッチ」さんのテーマは概ね二つ。
一つは「チェンジしていこう」。これだと「ヒマワリが枯れない=チェンジしないのはおかしい」で破ったことになる。
それほど変な解釈ではないですが、じゃあ来海さんたちはどうやって破ったのかが良く分からなくなる。
もう一つは「人の事情は分からない(しかしお手伝いならできる)」。
こっちの方が個人的に面白かったので、その路線で考えてみる。
花咲さんはバク母によって夢を見せられた。
しかし「人の事情は分からない」バリアにより、見せられた夢が本質から外れたものだったんじゃなかろうか。
つまり彼女の夢は宇宙飛行士なのに、花を育てる夢を見せられたんです。お花が好きな子だから、という安直な理由で。
同様に来海さんも安易に「モデルになる夢」を見せられたんじゃないかと勝手に考えてみる。
もちろん彼女の夢はモデルではないので、早々に夢だと気付いて衣装作成に励んだんじゃないかな。
これを支える根拠は、同じデザイナー系の夢を見ていた夏木さんが「何度もデザインしては破り捨てている(見た感じでは問題ないデザインを描いているのに破いている。おそらく夢の力で補完されて勝手にデザインが出来上がっていくので「そうじゃない!」と猛ってたんだと思う)のに、来海さんは爽やかに制作していること。
もはやあの時点で、バク母の用意した規定の夢を放棄し、勝手に服を作っていたからだと思えば納得できます。来海さん、すげぇ。
そう考えると、劇中では出てこなかった月光さん・陽光さんの夢も予測がつきます。
月光さんはコロンや父が復活する夢、陽光さんは男装でびしっと道場を継ぐ夢とかでしょうか。
どちらも表面的には彼女らの「夢」のようだけど、本質的には外してるので、そこから夢だと気づいたとか。
ついでに「人の事情は分からない。しかしお手伝いならできる」の後ろ部分でいえば、「見たかった夢としては外しているけど、それはそれで役に立った」んじゃないかな。
来海さんはとても楽しそうですし。夢だから無尽蔵に服作れる!楽しい!とか思ってそう。
あの一瞬の時間で、新しいデザインアイデアとか着想を得ていそうです。
月光さんも「たとえ偽りの幻であっても、また会えて良かった。だからもう現実に戻る」とばかりに帰還してきたのかもしれないし、陽光さんも「こういう男装の人生も良かったのかもしれないし、僕のやってきたことは無意味ではなかった。おかげで踏ん切りがついたよ」と爽やかに笑ってたのかもしれない。
発端の花咲さんでいえば、「そもそもこれが憧れの将来を見せる夢である」と気づかないまま、普通に過ごしてたのかもしれません。
そして、「あれ、お花が枯れません」とぼんやりと気づいたと。
なまじ普段の生活と変わらないものを見せられたので、ああいうリアクションになったんじゃないかしら。
うん、他の3人と比べると微妙なノリだ。そこは花咲さんですしね…。
何せ「人の事情は分からない」の人たちなので(「どうしてパリにいたのか」を劇中で説明しないような人たちだ)、夢の詳細が描かれなかったのはかえって熱いです。
何かの特典とかインタビューで語られたりしないのかな。
(映画本編の感想はこちら)