穴にハマったアリスたち

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感想:高梨康治-CureMetalNite vol.1

2014年08月24日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
昨日に引き続き、キュアメタルナイトに行ってきました。(前回の感想はこちら

■高梨康治-CureMetalNite vol.1-

 日時:2014年08月24日(日)開場15:30/開演16:30
 場所:表参道ground
 出演:高梨康治(Keyboard)、藤澤健至(Guitar)、満園庄太郎(Bass)、茂戸藤浩司(Taiko)、山口“PON”昌人(Drums)、Remi&ますだみき(Chorus)
 ゲスト:工藤真由、田野アサミ(前説アナウンス)
 曲目:(間違いがあったらご指摘ください。※修正しました。ありがとうございます)
  01. 燦然!プリキュアオールスターズ
  02. プリキュア♪ハートフルビートロック!
  03. 暗黒の挑戦者
  04. レッツプレイ!プリキュアモジュレーション
  05. プリキュア大活躍!
  06. 不屈の闘士たち
  07. 登場!謎のプリキュア
  08. 出でよ!ネガトーン
  09. プリキュア~永遠のともだち~【工藤真由】
  10. MOON~月光~ATTACK【工藤真由】
  11. 宿命の戦士
  12. プリキュア・ビートアップ!
  13. プリキュア!オープン・マイハート!
  14. FAIRY TAIL メインテーマ(?)
  15. 和太鼓VSドラム
  16. 「ログ・ホライズン」メインテーマ(?)
  17. NARUTO-ナルト- 疾風伝(?)
  18. 友情のハーモニー
  19. プリキュア・スマイルチャージ!
  20. プリキュア・ハートキャッチオーケストラ!
  21. 堪忍袋の緒がきれました!
  22. 明日への戦い
  23. プリキュアオールスターズ大活躍!
  --. 今よ!ファンタジスタドール【工藤真由】
  --. Pride
  --. 燦然!プリキュアオールスターズ(ダブルアンコール)

 (本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【2日目】

高梨さんの「君たちが史上一番早く『キュアメタル』のチケットを買ってくれた、真のキュアメタリストだ!」で始まった今回。
2日目にして本編です。
昨日も凄かったが、今日も凄かった。

単純な体力は既に昨日で使い切ってるはずなのに、代わりに充填された何かに突き動かされ。
本日も最初から最後まで走りっぱなし。
途中、曲が止まったり火が消えなかったり和太鼓のバチをへし折ったりとアクシデントがあったのも、もはや演出の内!
得難い時間を過ごすことができました。
いや、実際バチをへし折ったのは演出ですけれど!

高梨さん:
 「皆も好きなNS3のプリキュアが夢から覚めるシーン」
 「あそこのラブのセリフが好き」
 「失敗してもやり直せる!」

まさしくその通り!
というわけで、失敗してもやり直せるんです。
曲の破壊力と、幕間の緩さのバランスが絶妙過ぎて癖になりそう。

【セットリスト】

曲は基本的に昨日と同じ。違うのは2曲だけ。
だけどその2曲の違いがかなり効いています。

一つ目はハミィ女史による「友情のハーモニー」。
Remiお姉さんの唄うメロディが清らかに。
不幸のズンドコに落ちても、きっと大丈夫。このお歌を聞くと素直にそう思えます。

Remiさんはステージ上では「萌え担当」(高梨さん談)。
眼鏡にへそ出しな格好は「ミューズ」(高梨さん談)と評されてました。
だけど唄うととても神秘的。凄い。

もう御一方の歌のお姉さん・みきさんも物凄い。
6曲目「不屈の闘士たち」のシャウトを始め、全編通じてパフォーマンスが熱い。
とにもかくにもお姉さんの動きを見ながらライト振ってましたよ。すんごい楽しかった。

昨日との違いはもう1曲。ダブルアンコールの「燦然!プリキュアオールスターズ」。
通常のアンコール前に高梨さんはおっしゃった。「アンコール仕込んでないライブなんてあるの?」。
まぁ実際のところ、その通りなわけで。ぶっちゃけ1回目のアンコールは予定調和な部分があります。

だからこそ、ダブルアンコールは滾るものがあります。
誰が言い出したわけでもなく、通常のアンコールの後、自然とコールが鳴り響く。
会場の時間都合なんかもあるので、盛り上がった=ダブルアンコールというわけでもないのですけれど、今日は会場が止まらなかった。

高梨さん:
 「これが本当のアンコール!」
 「もう一度頭からやる勢いで…とはいかないけれど!」

の言葉も高らかに、始まったのは1曲目と同じ「燦然!プリキュアオールスターズ」。
最後の最後が1曲目…なのはなかなか熱い。
そうですよ、これで終わりじゃない。プリキュアさんの戦いが続くように、また次があるんです。

ダブルアンコールの盛り上がりは尋常じゃなかったです。
1曲目の時はいなかった工藤真由さんも舞台に上がり、謎の勢いで踊り狂う。
やばい。くどまゆさんが、とても楽しそう。

【感想】

高梨さん:
 「(前列でタオルを振ってる)お客さん見てるとすごい幸せ」
くどまゆさん:
 「昨日からずっと幸せって言ってる」

その言葉通り、高梨さんは本当に楽しそうでした。
私らも夢中で盛り上がってましたが、多分、一番楽しんでるのはご本人様だ。
なんかもうその空気がこちらも伝わってきて、更なる幸せを産む好循環。

勢い余って盛り上がったか、突然にWEBラジオ「アキバ鋼鉄製作所」の録音も行われました。
みんなで「アキバ鋼鉄製作所!」と叫ぼう!それをOPにするから!
というわけで、急遽録音が行われました。本当に、今その場で思いついたような勢い。
アンコールの後には写真撮影もあったりしました。

ダブルアンコールの前、キュアキンニクこと和太鼓の方から、高梨さんのこのライブへの想いが語られました。
ぶっちゃけのところ、BGMはこうやって演奏することが想定されておらず、曲に対して演奏人数は多いし、楽器も多いし、もちろん版権関係もあるしで、かなりのお金がかかるそうで。
それでも「ファンのために」「約束したから」と、高梨さんがお金もがっつり負担して、今日この日が実現したそうです。
本当にありがたいです。会場中からも自然と「ありがとう」の大合唱。

まさか生で聴ける日が来るとは思わなかったし、想像をはるかに超えるライブでした。
10年前の自分に「今日こんな日が来るから、絶対にプリキュアを見続けろ」と念を押したい。
そして願わくば、第2回・第3回と続いて欲しいです。また絶対行こう!

(前回の感想はこちら

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ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

2014年08月24日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアピース】



黄:
 「キュアピースだよ」
 「プリキュア10周年、やったね!」
 「まだまだっこれからも」
 「よろしくねっ」

スマイルさんのじゃんけん担当ピースさん。
当時は「戦いを舐めている」「プリキュアとしての自覚が足りない」と先輩たちから白い目で見られたものです。
今回はさすがに自重したか、じゃんけんの掛け声はなし。それでもしっかりチョキっていくあたりよく頑張りました。

「スマイル」さんで描かれた「実在しないものを、それでも信じる」テーマでいえば、黄瀬さんの信じるものは、父の愛と自作の漫画。
震災の後、「アニメ作ってる場合か?」と自問しながら作られたと思われる経緯を考えると、彼女が最もテーマを反映しているとも言えます。
実際、他の4人と比べても、黄瀬さんの道はかなり厳しい。

父もミラクルピースも、それが今は存在していないことは明らか。
だけどそれらにより黄瀬さんが現実に向き合い、今もこうして生きていることも明らか。
故に彼女は逃げることができない。もしも逃げてしまったら、大好きな父やミラクルピースを否定することになるから。

「父の愛に恥じぬ生き方をしよう」「ミラクルピースは臆病者じゃない」「だから私は戦う」。
それらが実在しないのは明らかだからこそ、その存在を証明するのは己の行動一つ。
大好きな父やミラクルピースが、無意味ではないことを示すには、己が折れずに愛を伝えていくしかない。

この姿は私たちにも通じるところがありますね。
もしもプリキュアさんの影響で真っ当な人生を歩めたのなら、すなわちプリキュアさんは実在する。
もしもプリキュアさんを見ていたにも関わらず、ろくでもない犯罪に走るようならば、すなわちプリキュアなんて無意味だ。

大好きなものを肯定するも否定するも、全ては自分にかかってる。
眼前の悪を見逃したり、弱さに逃げたりしていながら、「プリキュア面白い」なんて言うのは強烈な自己矛盾。
だけど大好きな憧れの存在に恥じない生き方をするのは、かなりかなり大変なわけで…。
大変だからこそ、そんな生き方ができてるあの人らのことを尊敬しているわけですし。
黄瀬さんの道は、本当に厳しい。

同じ黄色のレモネとの対比も面白いですね。
レモネの場合も、亡き母を追って女優の道を進んでいますが、女優業を通して母を再現しようとしている節がある。
ピースさんの場合、父やミラクルピースのコピーにはこだわってない気がする。
優劣の問題ではなく、なんというか「プリキュアそのものをする」ことを目指した時代と、「プリキュア的生き方」を目指す時代の違いというか。

■ハピネスチャージプリキュア! 第29話「アクシアの真の姿!シャイニングメイクドレッサー!!」

神は決意しました。よし、クイーンミラージュを抹殺しよう。
そのためには玩具です。何はなくとも玩具です。
この眠れるアクシアを覚醒させ、真の玩具を手に入れるのです。

一大決意を滔々と語りますが、女子中学生どもは冷ややかな視線を向けるばかり。
ふ~ん?じゃあなんで今までそれ支給してくれなかったの?私ら、ボロボロになりながら戦ってたんだけど?
隠された超兵器の存在に、テンションが上がるどころか下がりまくってる。

気まずい空気の中、愛乃さんが助け舟を出してくれました。
神様はミラージュを倒したくなかったんだよ!
それに私も、ミラージュを倒すのは、なんか違うなって思うし!

氷川さん:
 「は?」

気まずい空気は更に重くどんよりと。
えぇと愛乃さん?ちょっと良く分からなかったんだけど?
状況を整理するね。
そこの青い姫がミラージュを解放しました。幻影帝国が攻めてきました。お姉ちゃんが封印されました。
さて私たちのやることは?

愛乃さん:
 「ダメだよ!クイーンミラージュを倒すなんて」
 「だってブルーは、戦いたくないんだから」

よく分かった。敵はお前か。

氷川さんが拳を握りしめ、くるりんミラーが明滅する。
そして舞台は暗転。
何やかやあってその場はお開きになりました。描写されなかった私闘については脳内補完しよう。

氷川さんは悩みます。別に彼女としてもミラージュさんを虐殺したいわけじゃない。
愛乃さんも悩みます。ミラージュさんを葬らないと事態が改善しないのも事実。
どうすればいいのか分からない。分からない以上、聞くしかない。

翌日。
女子中学生一同は、練馬神社に逃避していた神を包囲します。
さあ語ってもらおう。過去に何があったのかを。

神と名乗る生き物は言います。
昔々300年ほど昔。ここ練馬の巫女さんに手を出して恋仲になったと。
ですが神は神です。一人の生物を愛するわけにはいきません。

神としてはさほど間違ったことは言っていないのですが。
お年頃な巫女さんとしては納得いかなかったようでグレてしまいました。
そして幻影帝国を結成すると、世界に対して宣戦布告。
グレ方が半端有りません。
そして今なお続く世界存亡の戦いが始まった。

明かされた事実に、女子中学生たちは沈黙。
そっか。そんな大変なことがあったのか。
そして見落としました。

神の説明では「なぜアクシアの中にミラージュが封じられていたのか」が抜けています。
回想によれば封印時には既に幻影帝国を作っていたようですが、詳細が分かりません。
案外、箱の中で帝国を作り出したのかもしれませんし。
どのタイミングで、どれくらいの期間、誰の力によって封印したのか。
場合によっては話がかなり変わってきます。

しかしながらそのような疑問に気付く間もなく。
神は朗々と宣言しました。
さて、それではアクシアを覚醒させてミラージュを殴ろう!

結局のところやってることは何も変わらない。
プリキュアさんは理路整然と肉弾戦に持ち込むのが怖いです。
まぁ物理攻撃は物理対話。事情知った上で殴るのと、知らないで殴るのは違うんです。だからいいんです。

アクシア覚醒の儀は意外と簡単。
ブルースカイ王国の姫が、祈祷の舞を踊ればOK。
だから姫さんのところに疎開してたんですね。
そして何気に超重要人物だった、姫。
もしも姫が殺られていたら、人類は詰んでいたのかもしれない。

そこに覚醒を阻止するべく、いつもの三幹部がやってきた。
珍しく肉弾戦を挑んできますが、意外とお強い。
だけどそこは悲しいパワーアップ回。奮闘虚しく、アクシアが覚醒しました。
真の名をシャイニングドレッサー。
ドレッサーが切り札と思うと、ちょっと悲しいものがなくもない。

シャイニングなパワーにより、三幹部は動きを拘束され。
間髪入れず躊躇なく、ラブリーさんがロリポップを撃ち込み。
止めとばかりに紫さんのアセンションを直撃。えげつない。

血も涙もない連撃に幹部まとめて浄化されかけますが、そこに謎の声が。

声:
 「幸せは一瞬。愛は幻」
 「思い出せ。お前の怒りと悲しみを」
幹部:
 「私は幸せなどいりませんぞ」
 「自分の幸せより他人を不幸にしたいわ」
 「ぬるい幸せよりも、俺様が一番になることを選ぶんだ…!」

過去に何があったのか。
ただならぬ思いを振り絞り、幹部は連続攻撃を脱出。
これは手ごわそうだ…。

一方、それ以上に思いを燃やすミラージュ様。
そう、そんな謎玩具を使ってまで私を倒したいの。そんなに私が憎いのかブルー!!
弄ばれた少女の憤怒と憎悪は果てしなく。

勢いでプリキュアハンターさんを呼びつけると、神抹殺を命じました。
そのお言葉を心待ちにしておりました…!
思わず喜びの笑みを浮かべながら、ハンターさん出陣。もはや正義はどちらにあるのか分からない。


(左画像)ハピネスチャージプリキュア!ボーカルアルバム1

(右画像)フィギュアーツZERO プリンセスピース

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


【今週のプリキュア10周年】

ピースさんとのつながりは何だろう?
愛を伝えるとか、想いの力で勇気を出すとか?
物理的には存在しない「愛」を信じることで、信じるからこそ「愛」が存在するとか。

そこはかとなく幻影帝国の皆様には、バッドエンドピースさんな香りがしないでもない。

【今週の姫】



これは可愛い。姫さんは常時コスプレしているべきだと思う。

【今週のキュアメタル】

人類史上初となるキュアメタルライブに行ってきました。感想はこちら
今日もこれから行ってきます。

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感想:高梨康治-CureMetalNite vol.1- 追加公演

2014年08月24日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
「キュアメタル」でお馴染み、高梨康治さんのライブに行ってきました。
今やプリキュア関連のライブは数あれど、「キュアメタルの生演奏は史上初」!
行って良かった。本当に行って良かった…!

■高梨康治-CureMetalNite vol.1- 追加公演

 日時:2014年08月23日(土)開場17:00/開演18:00
 場所:表参道ground
 出演:高梨康治(Keyboard)、藤澤健至(Guitar)、満園庄太郎(Bass)、茂戸藤浩司(Taiko)、山口“PON”昌人(Drums)、Remi&ますだみき(Chorus)
 ゲスト:工藤真由、田野アサミ(前説アナウンス)
 曲目:(間違いがあったらご指摘ください)
  01. 燦然!プリキュアオールスターズ
  02. プリキュア♪ハートフルビートロック!
  03. 暗黒の挑戦者
  04. レッツプレイ!プリキュアモジュレーション
  05. プリキュア大活躍!
  06. 不屈の闘士たち
  07. 登場!謎のプリキュア
  08. 出でよ!ネガトーン
  09. プリキュア~永遠のともだち~【工藤真由】
  10. MOON~月光~ATTACK【工藤真由】
  11. 宿命の戦士
  12. プリキュア・ビートアップ!
  13. プリキュア!オープン・マイハート!
  14. FAIRY TAIL メインテーマ(?)
  15. 和太鼓VSドラム
  16. 「ログ・ホライズン」メインテーマ(?)
  17. NARUTO-ナルト- 疾風伝(?)
  18. プリキュア・スマイルチャージ!
  19. プリキュア・ハートキャッチオーケストラ!
  20. 堪忍袋の緒がきれました!
  21. 明日への戦い
  22. プリキュアオールスターズ大活躍!
  --. 今よ!ファンタジスタドール【工藤真由】
  --. Pride

 (本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【開場・開演】

会場は超満員。中ではサントラが流れ続け、始まる前からテンションが上がりっぱなし。
唄ではなく演奏メインのライブは初参加だったこともあり、何が起こるか分からない期待感が半端ない。
え、なんで和太鼓が用意してあるの?とか、さすが楽器の数が違う!とか、錯乱しながら待つこと1時間。
いざ始まったらごちゃごちゃ考える余地もなく、ノンストップで走り抜けました。
サウンドが全身を貫くこの心地よい感。無意識の内に体が動いて止まらない!

【セットリスト】

正直自信はないのですが、なけなしの記憶と、演者の方が残したセットリストおよび帰宅後に聞き直して作ってみた。
間違いあったら指摘をお願いします。

物凄く豪華です。まさに聞きたかった曲が満載。
特にラブギター聞けたのに狂喜乱舞ですよ!
格好いい!ハートフルビートロック格好いい!ばきゅん!!

ですがここまで豪華だと欲も出る。

高梨さん:
 「あれもやりたいこれもやりたかったが、入れられなかった」
 「聞きたい曲があったら教えて欲しい」

嗚呼、本当にあれも聞きたいしこれも聞きたい。
凄いですね…。改めて考えると、壮絶な曲数がありますし。

【工藤真由さん】

我らのくどまゆさんもゲスト出演。
しかしながらセットリストを見て欲しい。
何かがおかしい。とてもおかしい。

高梨さん:
 「無茶ぶりをしてみました」
くどまゆさん:
 「次に唄うのは持ち歌ではないです」
 「(着用していた黄色いドレスが)似ているでしょ?」

そして放たれたのはまさかの「MOON ATTACK」。
ここで月光ソングか…!しかもくどまゆさんで…!

アンコールも工藤真由さんによる「ファンタジスタドール」。
壮大な遊びが行われています。今、私たちは何を見ているんだ。。

もちろん本来の持ち歌も。

高梨さん:
 「この二人なら、何をやるかは決まってるよね」
 「ここで、ごーごーはやらないよ?」

そういったわけで、くどまゆさんの代表曲「永遠のともだち」。ファリーの口上付き。
このお歌、間奏が非常に長いです。普段のライブではその間にバンド紹介や挨拶をしたりしてるのですが…。
今回のライブではむしろ演奏の方が主役。す、すげぇ。歌と演奏の、どっちに耳の焦点を当てていいのか分からない…!

いつものくどまゆライブも勿論凄いのですが、作曲者による生演奏は破壊力が違いました。
オーラがステージ上を埋め尽くしていて、密度が押し寄せてくる。
音が、物理的に私らを覆い潰していく。。

【感想1】

上述の通り、歌なしライブに参加するは初めて。
正直言ってどうやって盛り上がったらいいのか、良く分からずに行きました。
コールや手拍子は、なんか違うような…?

ですが、始まってみたらそんな悩みは消滅。
考えるまでもなく、体が動く動く。
全身にずっと力が入りっぱなし。

曲の力もさることながら、パフォーマンスが上手い。
細かいところで客席を誘導してるんですよ。
だからこちらも自然と「なるほど。こうするのか」と合わせられる。
しかも落ち着いて今考えると、何がどう誘導になってるのかさっぱり分からないのに。
何を言ってるのか分からないと思うので、例を出そう。

高梨さん:
 「次はランランランです。みんな、ランランランしたいよね!」

これは分かる。そう、ランランランです。
レッツプレイ!プリキュアモジュレーション!!
飛来するフェアリートーン。煌めく五線譜結界。そしてどこからともなく聴こえてくる「ランランランランランランラーン♪」。

高梨さん:
 「次は跳ねろ」

跳ね…え…?
まずBGMを聞いて「跳ねる」という概念はない。
あるにしても、どう跳ねろと。

しかしながら曲が始まって納得です。
プリキュア!オープンマイハート!!
固く閉ざされた心が開き、過去を抱きしめ未来にチェンジ。弾ける笑顔が高速回転し、そして誰からともなく「跳ねる」。

うん、確かにこれは跳ねるしかない。
曲が始まった途端、コーラス担当のお姉さんたちが素晴らしい笑顔で跳ね始め、その直後に誰もが理解し、一斉に跳ねてた。
ていうか、めちゃくちゃ楽しいですね、これ。
なるほど。花咲さんたちが笑顔なわけだ。
こんな楽しみ方があったのか…。

【感想2】

ステージ上のパフォーマンスも目を離せず。
ベースが物理的に火を噴き、和太鼓が鳴り響き、汗がしたたり、キーボードを手に駆け回り。
客席と拳をぶつけ合い、鍵盤が叩かれる。

曲が物凄いのに、高梨さんのトークは絶妙に力が抜けてるのも素敵でした。
多分、誰よりも高梨さん自身が楽しんでおられたのだと思う。
全身から伝わってきた。

このライブは行かなきゃ嘘です。本当に。
プリキュア系のライブにはそこそこ参加していますが、1回の公演でここまで疲労したのは初めてかもしれない。
エネルギーを根こそぎ消費して、それなのに何だかわからないパワーが全身に満ちていく…。

明日もこのライブが聴けるなんて、贅沢過ぎて信じられないくらい。
まだ終わっていないのに気が早いですが、第2回・第3回も是非とも企画して欲しいです。
絶対にまた行こう。

【蛇足】

主題歌や挿入歌と違い、BGMは特定のシーンを想起しません。
それなのに明確にプリキュアさんであり、「どんなシーンか」は思い描ける。
これは実際に聞くまで発想もしてなかったけど、いざ聞くとかなり大事な要素でした。

何が言いたいかというと、このライブ自体が「プリキュアオールスターズ」の新作なんですよ。
このセットリストを聞きながら目を瞑ろう。ほら、全くの新作が脳裏に浮かんできた。

 [プリキュア登場!]
 →[唸れ!ハートフルビートロック!]
 →[敵、強い!]
 →[メロリズが来てくれた!]
 →[一方その頃、立ち上がるオールスターズたち]
 →[キュアミューズ VS ネガトーン]
 →[挿入歌:永遠のともだち]
 →[月光さん、到着]
 →[でも辛い戦い]
 →[フレッシュ参戦]
 →[ハートキャッチ参戦]
 →[みんなの力を!ミラクルライトを振ろう!]
 →[スマイル参戦]
 →[今こそ万感の思いを込めて!ハートキャッチオーケストラ!!]
 →[それでも倒れぬ敵]
 →[明日への戦い]
 →[プリキュアオールスターズ大活躍!]

孤軍奮闘するスイートに、何かを乗り越えたハートキャッチが復帰して、フレッシュ・スマイル組の支援を受けて戦う感じでしょうか。
ライブ中も「次どうなるの?次どうなるの!?」と興奮が止まりませんでした。
ほぼ全編、感極まって泣いてた気がする。

[追記]
 2回目の公演にも行ってきました。感想はこちら

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