穴にハマったアリスたち

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ハピネスチャージプリキュア! 第33話「わたしもなりたい!めぐみのイノセントさがし!」

2014年09月21日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアミューズ】



女神さん:
 「キュアミューズです」
 「プリキュア10周年ありがとう」
 「これからもよろしくねっ」

事実上の最年少プリキュア。変身しても小さいまま。ご自分の売りをよく分かってます。エースさんにお説教してあげて欲しい。

ご挨拶のセリフが「キュアミューズです」なのが良いですね。
彼女の素の性格的には「キュアミューズよ」と言いそうな感じなのですけど。
ちょっと余所行きモード。礼儀正しいんです。もしくはあざとい。

初登場時は黒ミューズさん。視聴者すら本気で騙しにかかる病的な迷彩ぶりは、なんかもう…。
メロディさん達、本当に相手にされてないんだな、とか。
「スイート」さんの「見方によって姿が変わる。では真実なんてないのか」という不安を諸に体現しているというか。

劇場版の回想シーンは卑怯としか言いようがありません。
今は既に失われてしまったあの光景。残っているのは思い出だけ。
でもその思い出があれば、私たちは分かりあえる。
たとえ今は言葉が聞こえず、価値観も違ってしまっていても。
ああいう「夏の日のヒマワリ畑と青空」って実際には見たことないのに、なんでこうも郷愁を呼び起こすんだろうなぁ。

その後の変身して出撃していく姿を、幼馴染のスズさんが遠くから見守るシーンも好き。
過去を共有していても今は変わってしまっている。プリキュア要素を別にしたとしても、平民と王族ですし。
皆が横並びで同じように振る舞うわけじゃないけれど、それは断絶を意味するわけじゃない。
安易に「皆で一緒」「スズさんも一緒に戦う」的展開にしなかったところが良いです。
(最終回でハミィが見た「皆で分かりあう」のが、現実ではなく夢の世界なのと同じように)

■ハピネスチャージプリキュア! 第33話「わたしもなりたい!めぐみのイノセントさがし!」

愛乃さんは興奮を止められませんでした。
だってつい先日、氷川さんがイノセントに目覚めたんですから!
よぉし、わたしもイノセントになるぞー!イノセントぉぉぉぉ!!!!

そんな邪悪な愛乃さんにアクシアはぴくりとも反応せず。
だけど愛乃さんは挫けません。
よぉし、人助けをするぞー!そしてイノセントだあああああ!!!!

下心満載のアンイノセントな愛乃さんは、外に出ると獲物を物色。
居た!なんかロケット作ってる!
よぉし、手伝うぞー!作り方なんてさっぱり分からないけどぉぉぉぉ!!!!



こうして不運な深大寺まみさんが、愛乃さんのターゲットに選ばれてしまいました。
深大寺さんは良い子です。可愛いし。ロケットづくりに夢を抱いているんだそうです。可愛いですね。
白衣姿も様になり、夢物語でなく実際にスキルもあるようです。可愛いし。
しかもいきなり湧いてきた愛乃さんを受け入れる優しさ!しかも可愛いし!
もうこの子をプリキュアにしましょうよ。愛乃さんがロケット作るからさ。

しかし愛乃さんは全く役に立ちません。
嗚呼、職人さんの工具を勝手に片付けちゃダメだ…。雑然としているようで、本人には使いやすいんだろうしさ。
嗚呼、勝手に洗ったりしたらダメだ…。願掛けもですし、ヤバい薬品がついてたりしたらどうするんですか。
というか何事も黙ってやるのはNGなんですよ。
事前相談、終わったら報告。良かれと思った勝手な行動が一番危ないんです。

もちろん愛乃さんも、現実を分かってる。
ぐったりしながらご帰宅。今日もまた、人の役には立てなかった…。
己の無能さをまた思い知らされただけで、イノセントの欠片も見えません。

でも翌日。誠司くんのアドバイスを受け、愛乃さんはクッキーを焼いて持っていくことにしました。
わたしはわたしの出来ることをやる!
ところで深大寺さん、アレルギーとかないですよね…。真面目な話、「黙って食い物を持っていく」もまずいのですけれど。

幸い深大寺さんは喜んでくれました。よし!今日のわたしは確実にイノセント!
そしてロケットもやがて完成し、幾度目かの実験が行われる運びに。
今度こそ飛びますように!だけどそこに幻影帝国の皆様が。

遅れて駆けつけた愛乃さんは、弄ばれたロケットと砕かれたクッキーに怒り心頭。
今日のわたしは怒っている!そしてこれで人助けだ!イノセントぉぉぉ!!!!
色々と愛乃さんは間違っている。

愛乃さんは頑張ります。だけど多勢に無勢。徐々に押されていきます。
そこにイノセントなフォーチュンさんが援軍に到着。
さあ!そのイノセントさを見せつけるんだ!
お化粧も華やかに、白い衣装を翻し、イノセントに微笑もう。うふん。
そのあまりのイノセントさにサイアークは動きが硬直。さ、後はビッグバン。

その後、深大寺さんのロケット実験は無事に成功しました。
お空高くに上っていくロケット。満足げに見上げる一同。
でもしかし、愛乃さんの胸中はいかばかりか。

結局のところ、彼女の子供らしい一途な頑張りは役には立っていません。
直接のお手伝いも邪魔に、差し入れのクッキーも砕かれ、プリキュア能力を起動してすらも。
ここでイノセントフォームが発動せず、他者のイノセントフォームに助けられたのは意味深です。
これまでのプリキュアさんなら、「愛乃さんの一生懸命さに呼応して発動」となりそうなのに。
「単に頑張るだけ」では次のステップに行けないのか。。

いずれ来るはずの、本当の覚醒回が気になりますね。
どういう回答なら愛乃さんは救われるんだろう?


(左画像)2015カレンダー ハピネスチャージプリキュア!

(右画像)『スイートプリキュア』 キュアミューズ (1/8スケール PVC製塗装済完成品)

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


「深大寺」に何か意味があるのかと検索してみたのですが、いまいちすっきりと分からず。
ひばりが丘から約10キロ南のところに、同名のお寺があるようなので、それでしょうか。
近くに飛行場もあるようですし。
もしそうなら、人助けをしようと外に出た愛乃さんは、何も考えずに10キロも南下したことに。
恐ろしい女子中学生様だ…。

[追記]
 コメントで教えていただきました。
 深大寺にはJAXAの本社があるそうです。なるほど。そういえば調布市ですね。
 ありがとうございました。これですっきり!

【今週の10周年】

深大寺さんをミューズと考えるか、愛乃さんをミューズと考えるかで色々と見方が変わりそう。
素直に考えるなら前者かな。

お祖父さんと一緒に頑張る深大寺さんは、音吉さんと頑張るアコさんと被ります。
愛乃さん(=北条さん)は無関係な第三者なので、直接は役に立たず。
でも一緒にロケット作ったことで共有体験は生れたし、何がしかの力にはなれた…とか。

後者だと「黒ミューズとして奮闘したミューズさんの限界」が、愛乃さんに重なります。
ミューズさんが北条さんらに助けを求めたように、愛乃さんの突破口は「周囲を巻き込む」なのかもしれない。
自分の単独の力ではできないことを、必要なスキルを持つ人を呼び集めて完成させられるのは、立派な能力ですし。

【今週の女子様】



エロス漂う表情がやたら多かった気がする…。



白衣を脱いで制服姿になるとか、全裸になるよりエロスです。
まぁ深大寺さんが制服着用なのは、愛乃さんと同年代であることを明確にするためでしょうけれど。
それにより「同年代なのに、優秀な深大寺さんと無能な愛乃さん」が際立ちますし。
うん、演出の必然性があるから合法だ。素晴らしい。
コメント
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