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(第28話)わんだふるぷりきゅあ!「大熊牧場で遊ぼ♪」感想

2024年08月12日 | わんだふるぷりきゅあ!
■(第28話)わんだふるぷりきゅあ!「大熊牧場で遊ぼ♪」感想

本日は級友の大熊さんの牧場に遊びに行きました。夏休みを満喫なさってる。

乳しぼりやアイス作成、牧羊犬等々、エピソードも素直に楽しいです。
基本構成は、犬組がフリ⇒猫組でオチなのですが、どちらかに偏るでもなく和気あいあい。
しかも戦闘でフレンディさんがご活躍なされました。

ちょっぴりドジな失敗をした時には「ああこれでまた退場か…」と色めき立ったものですが、そこからが今回は強かった。
ちゃんと猫組の販促機会は作りつつ、犬組も見せ場を作ってとどめを刺す。バランスが取れた綺麗な回だった。

そして次回予告。ついに登場した謎の幹部らしき生き物たち。
うちの子も「やっとプリキュアらしくなった!」とガッツポーズ。ついに、出てきた…!

敵方の目的が分からないので、ここから従来のような戦闘になるかは不明なれど、個人的希望としては戦乱の幕開けであって欲しい。
フレンディさん達も「迷い動物を殴るのは嫌」なだけで、非暴力の博愛主義者ではない。必要性があるなら拳を振るうと思うのですが、その辺どうなのかも楽しみです。
まぁ「幹部たちは見守るだけで戦闘はしない」とか「かくれんぼで勝負だ!」とかの可能性もありますが…。

【敵とノルマと戦闘と】
今回の話、強いて難点をあげるなら、戦闘がほぼノルマです。
ではもしも従来だったらどうなっていたんだろう。

例えばゴープリのディスダークであれば、まず間違いなく大熊さんが夢を嗤われ、ゼツボーグ化します。
ハトプリだったら、実は大熊さんは本当はもっと遊びたいのに、実家の手伝いで悩んでいる…とかでしょう。
サイアークやノットレイダーのような犠牲者の思いが直接表に出てこないタイプでも、犬飼さんらが「大熊ちゃんにこんなことさせるなんて…!」の流れで、彼女の人柄が強調されるはず。
いずれも大熊さんのキャラクターを掘り下げつつ、シリーズの主題に繋がる。

ブンドル団なら手作りアイスが狙われ、「アイスを作って食べた楽しい思い出」にフォーカスされると思われます。
スイプリ等でも同様。幸せアイテムとしてアイスが象徴になり、一連の思い出がより強調される。

戦闘に至るまでの敵の描写でいえば、ラビリンスならウエスタ―がアイス食って感動したり、ヒツジに囲まれてメーメー言われてるシーンがいかにもありそう。
あとまわしの魔女勢やダークフォールも同様で、愉快な描写がおそらくある。
これらは絵としても面白いし、後々の和解なりへの布石ともなる(ダークフォールも結果的には共通の敵ゴーヤーン相手に共闘している)。

こうして振り返ると、敵や戦闘はただのノルマではなく、本筋を立てるために機能してたんだなと改めて実感します。
去年があまりにもノルマ然としていて忘れかけていましたけど。

今回の戦闘は、大熊さんがガルガルに呼びかけなかったのが、若干不自然といえば不自然です。
メエメエを首を傾げながらも自分のところのヒツジと認識したのだから、謎の巨大アルパカも牧場のアルパカと結びつけそうに思う。
自分の牧場で、客や自分の動物たちが危機に晒され、現れたのが巨大アルパカなんだから、大熊さんは呼びかけて鎮めようとするんじゃなかろうか。

ただここで大熊さんがガルガルに歩み寄ってしまうと、色々と面倒が起きそう。
なぜプリキュアなら浄化できるのか等に説明がない(説明をする予定や必要性があるのかも不明)ので、大熊さんにガルガルをハグさせるわけにはいかない。
敵側の描写がないので、こういったところは不利に働いている気がします。

じゃあ今回の話で、上記のような敵側の描写がない代わりに何が入っていたかといえば、メエメエと牧羊犬だと思います。
(逆に言うなら、敵の描写を入れようとしたらメエメエのあのシーンが削られる)
そう思うと、メエメエって結構大事なキャラクターですね…。思えば彼が一番事情を把握していますし、大事な布石を色々とばらまいているのかもしれない。

次回からはいよいよ敵です。ニコ様も降臨なされる。
これまでの「とりあえずお散歩に行こう」の牧歌的な導入から、明確な目的をもったお話に変わるかもしれない。楽しみです。
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