■トロピカル~ジュ!プリキュア「先輩参上!燃えろ!キュアフラミンゴ!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第5話より)
夏海さんが街をのし歩いていたところ、一概には言いがかりとも言えないトラブルに巻き込まれ、それを通りすがりの娘さんが肉弾戦で解決してくれました。
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第5話より)
夏海さんが街をのし歩いていたところ、一概には言いがかりとも言えないトラブルに巻き込まれ、それを通りすがりの娘さんが肉弾戦で解決してくれました。
ローラの目の色が変わる。あれよ!ああいうのをプリキュアにするのよ!
翌日。居場所をすぐに突き止めて、会うや否やすぐに人魚姿を晒して積極スカウト。2人目や3人目の時との温度差すごい。まぁサカナ的にはハズレだったんだろう…。
生臭いサカナにいきなり抱きつかれた娘さん、とりあえず拒否。冷静です。ますます逸材だ。そうそう!そういうのを求めてたのよ!ローラの求愛が止まらない。
女王になるため云々も隠しません。「あんたが偉くなるのに利用するのか」と追及されても動じない。そうよ、それの何が悪いの?利害は一致してるのよ。
4人目こと滝沢先輩は断固拒否しますが、ローラは諦めない。
その後成り行きで部室整理に協力してもらいますが、アプローチは止まりません。
やっぱり力持ちね!それ最高!プリキュアよプリキュア!
ところで掃除の際、「埃は上にたまる」「同時に持つとよい」等の指示をしていましたが、海の中はどうなんだろう。
海中でも上から降っては来るでしょうけど、綿埃のようなものはなく、魚の死骸や糞とかですよね。
水流の影響も大きそうなので、我々のイメージする「掃除」とはかなり違う。
持ち方も、浮力とかバランスとかのが大事そう。水の中なら「上から引っ張りあげる」が使えるので、ノウハウが全く違うはず。
つまりローラのあれは、サカナ的には地上という地獄の環境下で役立つ特殊知識であり、ローラの勉強熱心さの現れじゃないかしら。
積極的に指示を出せる優秀な指揮官様です。滝沢さんへのアピールもあったのかも。いや舞い上がってただけな気もしますが。
とにもかくにも部室の片付けは終わり、先輩とも一旦さようなら。
ですが先輩は来てくれました。勃発した戦場に自ら。
おサカナさんの喜びようが素晴らしい。やっぱり見込んだとおりよ!
そのご期待に違わず4人目・フラミンゴさんは頼もしかった。
プリキュア18年の歴史で、ついに登場した「実在する動物」の名を冠する2人目のプリキュアです(厳密にはコーラルさんが先ですが、珊瑚は鉱物寄りなので)。
美翔さんから実に15年。孤独がついに終わった。おめでとう美翔さん…!しかもこんなに優秀な後輩なんて。
小躍りするローラを背景に、戦闘は無事に勝利。4人目ゲット。
ふらふらと部活にうつつを抜かしそうだった夏海さんを誘導し、プリキュア部もとい謎の新部活にも誘導できた。拠点も確保した。
おぉ、勝ちが見えてきた。このサカナ、本当に優秀だ。着々と前に進んでる。
【後回しと先回し】
ローラの優秀さがやたらに光ってます。
第2話で「まなつが思うように動かない」と気づいた後、双方のやりたいことを上手く融合させて事を進めています。
「お互いにとって得」の言葉そのまま。利害の一致ってすばらしい。
ただ気になるのは、「後回し」の方々にも同じことが言える。「後で食べるために伸びない麺を開発」とか「休みたいから代理を立てる」とか、ただのサボりではなく前向きです。みんな得だからそれでいいじゃないか。
今後どうなるかさっぱり分かりませんが、「やりたくないことを、それでもやらないといけない」(あるいは「やらせないといけない」)問題にぶち当たったりするのかもしれない。
【時計の針】
ヒープリ映画での、プリキュア5のテーマとの融合・昇華ぶりを見るに、トロプリがコラボするならスマイルプリキュアが合ってるのかも。
スマプリの「楽しいことも必ず終わる」(小説版感想)は、「今一番大事なことは何か」に絡む。夏休みに優先すべきは遊びか宿題か。
ギミック的にも「メルヘン」なので人魚さんと相性良さそう。プリ5世代が20代に対し、スマプリ世代は今、中学生・高校生なので掘り起こしの意義もでそう。
放送順番どおりにコラボするより、飛び飛びでやった方が幅が広がるんじゃないかしら。