穴にハマったアリスたち

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池田彩ワンマンライブ ~episode 0~

2011年11月19日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
池田彩さん初のワンマンライブ!
「もしも満席にならなかったらソロ活動は諦める」との覚悟で挑まれた本ライブ、気迫が違った。
全力の総力戦です。格好いい。これがプロの姿ですよ。

■池田彩ワンマンライブ ~episode 0~



 日時:2011年11月19日(土)開場17時00分/開演18時00分
 場所:大塚Deepa
 出演:池田彩
 ゲスト:咲岡里奈、工藤真由
 曲目:
  01. TO BE FREE
  02. Finding my idealism
  03. 伝心
  04. Road
  05. TREASURE MAP!!
  06. だぁ~い☆キライ!
  07. ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!(1番のみ)
  08. ♯キボウレインボウ♯(1番のみ)
  09. ありがとうの花
  10. チャレンジ
  11. HEART GOES ON
  12. STORY
  13. UNLIMITED
  --. Alright!ハートキャッチプリキュア!
  --. Road

(本記事は私の主観・記憶に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは大きく異なる場合があることをご了承ください)

【概要】

場所は大塚Deepaさん。
選ばれた理由は、以前に行っていたユニットの卒業公演がここだったから。
「epsode.0」として出発するなら、ここでやりたかったそうで。

入場するとステージ向かって左側に関係者席が。そこにずらりと並んだ可愛らしいお嬢さんたち。
同じ事務所の方とかなのでしょうが、なかなかに壮観です。
というか、気後れして怯えるほど。か、関係者に監視されている…。

バンドを務める皆さまは、池田さんの旧知のメンバー。
始めて路上ライブをやったときに一緒にした方とか、これまで戦地を共にされてきた方々ばかり。
だからなのかどうかは分かりませんが、ノリが違いました。
池田さんを食うことなく、各自がバリバリにはじけておられた。

演目の途中で池田さんが着替えのために一時退場されたのですが、残されたステージで、バンドの方々がゴリゴリと演奏を開始。
適当な場つなぎではなく、ちゃんと仕込んでた感のある盛り上げ方に、観客もヒートアップ。
歌手不在の状況で、コールまで巻き起こった経験は初めてですよ。

ゲストは現在コンビを組まれている咲岡里奈さん。
私は初見でしたが、可愛らしい方です。
何が可愛いって、歌が始まった途端、雰囲気が変わる。この方は出来る方だ。

もう一人のゲストはお馴染み・くどまゆさん。
ご存じ「スイートプリキュア」のOP担当にして、声優としても参加。
そんなくどまゆさんが演じている役と言えば…

一同:
 「ドドリー!」

そう、ドドリー。うん。他の7体の立場がないドド。

くどまゆさんは、池田彩さんの先輩にして相棒。そして最大の敵。
登場と同時に沸き上がる観客に、ぼそりと毒も吐いてみる。

池田さん:
 「真由ちゃんを放っておくとイベントを乗っ取られる」

実際、くどまゆさんをゲストに呼ぶのは賭けだったはず。
良い悪いは別として、池田彩さんのライブに参加する人の大半は「プリキュア」を経由してる。
必然的に、くどまゆさんとファン層がモロ被りです。
そして現実問題として、くどまゆさんの方が一歩先を行ってるわけで…。

くどまゆさんはお知り合いのデザイナーの方に、池田さんとセットで作ってもらったお洋服を着用されてました。
で、くどまゆ登場後、池田さんもその服に着替えるために一時退場。
ステージに残されたのはくどまゆのみ。危険度MAXです。奴を放置してはならない…!

というわけで、尋常ならざる早さで着替えて、池田さんは全速でステージに復帰なされました。
あれは進行の都合とか、ネタとかそんなレベルを越えていた早さだった。
明らかに「くどまゆを一人でステージに上げていては、ワンマンライブが崩壊する」と警戒されてた。多分。

そんなリスクを背負ってまでやりたかったのは、くどまゆさんと二人揃っての「HEART GOES ON」。
「ハートキャッチ」劇中の、あの1シーンです。
池田彩役の池田彩さんと、工藤真由役のくどまゆさんによる、バンドメンバーまで再現した究極芸。凄い。

【曲】

今回の曲は、最初から最後までアップテンポ。
「唯一のバラード曲です」と前振りして始めた「Story」ですら全力疾走です。
もう全身から気迫が伝わってくる。

セットリストを見ての通り、「プリキュア」関連曲は最小限に。
英断だと思います。
単純な盛り上がりだけでいえば、「プリキュア」ソングを連打する手もあるでしょうが、それでは「池田彩」ライブである意味がない。

失礼の極みのことを書きますが…。
路上ライブの様子を見てると、「プリキュア」曲を唄うと、道行く人たちが次々と足を止めて聴いてくれる。
時にはお子様が遠くから走ってきたりする。
でもそれが終わってオリジナル曲を始めると、そのまま去って行ってしまう。
もちろん「通行人の足を止める」武器を持ってること自体が超規格外ですし、そんな武器を装備できたのも池田さんの実力ではあるのですが…。
歌手として、やっぱり思うところはあると思うのですよ。

でも、だからってプリキュアソングを忌避されてるわけでもなく。
「ワンダフル↑パワフル↑ミュージック!!」の前にはわざわざダンスレッスンまでしてくれた。

池田彩さん:
 「いつもの小さなお友達とはキレが違う」

狭い会場内(そう、満席になったのだ…!)で行われるダンス。スパルタだ。

アンコールは「ハートキャッチ」OPから。

池田彩さん:
 「震災の際に、子供を楽しませようと思った方から、ラジオでこの曲をリクエストしてもらった」
 「私の唄う歌を聴いて、子供が笑顔になり、それを見た親御さんも元気になられたそうだ」

好きで唄いはじめたこの稼業だけど、やってきて良かった。そう思われたそうで。
そんな話を聞いたからというわけでもないでしょうが、「ハートキャッチ」OPは破壊力高かった。
一緒にステージに上ってる花咲さん達の幻影が見えましたよ。本当に。

【お土産】

特性Tシャツを購入。
ちなみに前面が黒無地という、謎の仕様です。
池田さん…。良い品だとは思いますが、これでは着ても着なくても、あまり良く分からないのでは…。

【お花】



色んな方から沢山届いておられた。
花咲さん、メロディさん・リズムさん・ビートさん・ミューズさん・ハミィ。
くどまゆ、五條さん・うちやえさん。
ゴーカイイエロー。
マーベラスさんやテレビ朝日さん。もちろんプリキュアスタッフ様からも。

…何故に海賊娘が混ざってるのかが不可思議ですが、親交があるそうです。初耳だ。

【感想】

ワンマンライブのラストを飾ったのはオリジナル曲の「Road」。
プリキュア歌手として抜擢された後、「自分の想いを伝えたい」と思い、作ってもらったのだとか。

私事ですが。色々と陰鬱な気分にもなる今日この頃だったのだけど、とても元気になれた。
やっぱり戦ってる方々は格好いい。

今回のライブは、素晴らしいことに当初目標通りに満席に。
これを足掛かりに、池田さんの更なるご活躍に期待しています。
あの方たちが頑張ってる姿を見てると、私も頑張れるんじゃないかという気がしてくる…。

【ご本人様ブログ】

~episode0~
最後に

一連の記事から気持ちがびしびしと伝わってきます。
池田彩さんのことが、今まで以上に好きになりました。
今後も頑張って欲しい。次回ライブが決定したら、また駆けつけたいです。

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