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光男の米 農家の嫁ブログ

オーガニック米・特別栽培米 光男の米
米作りの事を家族との日常の出来事を交えながら、妻の美由紀が綴ってまいります。

ばあちゃん

2012-04-01 13:48:04 | インポート
こんにちは、妻の美由紀です。

今回は優しかったばあちゃんのことを書きます。

先日ばあちゃんは97歳で天国へと旅立たれました。

魚津にお嫁に来てから、10年一緒に暮らしました。

うちの3人の子供たちを たくさん子守りしてくれました。
ばあちゃんにとっては、曾孫になります。

誕生日やクリスマス いろんな家族行事を一緒に笑ってお祝いしました。
思い出は、日々のそう毎日の日常そのものです。

車いすの生活になってからも、自宅で何年も一緒に暮らしました。

ばあちゃんは優しいだけでなく、気丈な女性でした。
けんかもしましたし、いっぱい話もしましたし、日常を一緒に過ごしました。
子供たちも一緒です。

いよいよ介護に手がかかるようになり、
私も自分で介護しながら、これから先も一緒に暮らしていくことが不安でした。

生活のすべてに介助が必要になったときは、気を強くしていかないと続かなかったです。

ばあちゃんは、「ありがとう」といつも言ってくれました。

施設の方でお世話になるまで、
ばあちゃんが覚えていてくれるまで、
私は自分なりに精一杯、
家族で過ごす日常をばあちゃんにプレゼントできたと信じています。

人の世話をするというのは、口で言うほど容易いものではないと思います。

でも、ばあちゃんはわかってくれていたと思います。
ばあちゃんも、じいちゃんの介護を長い間しておられたそうです。

天国へ旅立つ前の日、なんとなく施設に会いに行きました。
寝たきりで相槌もできなかったのに
その日は目を開けて、窓の明かりを眺めていました。

次男と三男が声をかけると 顔を向けました。
とても優しい目をしておられました。

今考えてみると、ばあちゃんは待っていてくれたんだと感じます。
きっとそうだと、私たちは信じています。

まわりの人たちは、忘れてしまっているけど
ばあちゃんは、覚えていてくれていたと
私は信じたいです。









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