香川の取水制限も1日で解除に♪
そんな雨の時は家でエンジンを組むに限ります(笑)
中途半端に腰下のみ組んで止まっていたCB93エンジン。
作り変え中のタンクとエンジン、キャブとの干渉も確認したいことなどもあり作業を進めてエンジンを搭載してみる事に。
こいつをやりきってある程度部品等を片付けしたくも有り、スポカブのエンジンをやり手直しするスペースも必要でも有り・・・。
サイドパネルや腰上の各部品の面をオイルストーンで磨き、今回塗り替えたサイドパネルから組んでいきます。うちの各車両、磨きで仕上げたりブラスト処理で仕上げたりいろいろ試しているのですが、今回は塗装してみました。カムチェーンは元のカムチェーンが微妙に伸びていたので新品のカムチェーンを使用。落ちていかないように要注意です。
ピストン、ピストンリング等コンロッド以外のピストン部品は新品を使用。念の為に新旧の部品の寸法等を測って組んでいきます。ピストンリングはART製できちんと打刻があったので表裏の間違いなくスムーズに作業が進行。しかし今後2気筒のエンジンを組む機会が増えそうですしピストンスライダーが欲しい今日この頃・・・。
エンジンも元々全バラの状態だったのでヘッドを組んでいきます。バルブは新品を使用。バルブガイドの打ち変えまでは行わないものの特にガタは無い模様。
バルブスプリングも未使用のものに交換しますが、せっかくの未使用品なのに前オーナーさんの保管状態が悪かった為か残念ながら錆が出ていました・・・・。部品の保管方法は要注意です。
バルブコッターの個数が不足していたので新品を取ってみるとメーカー在庫が有り注文可。
その新品コッターを購入して組んでみたのですが・・・写真のように微妙に合わない!!
確かに部品番号に間違いは無いのですが手持ちのバルブコッターと比較すると形状(特に内径が)微妙に小さいんですよね。おかげでバルブをしっかりと咥えることができない状態です。
組む事は組めるもののこんな状態では気色悪いので、手持ちのスペアEgからバルブコッターだけ取り外して移植。しっかりした部品作ってくださいよ~ホンダさん!
ロッカーアームやアジャストナット・スクリューは前オーナー保管の新品を使用。
ロッカーアームは4本とも共通のはずですが、何故か前オーナー保管のロッカーアームには「75」とか「78」とか打刻がありました。なんぞや?
カムシャフトも新品を使用。ヘッドを組み上げシリンダーに搭載。
ベタすぎる「カムチェーン落とし」はやるまいとキチンと針金で結んでおいたのですが、シリンダー積載時にロッカーアームシャフトとスタッドボルトが接触してガンガンやってる時に一回、きちんと組んだつもりがよくある「1リンク足らず状態」になった為、チェーンを引っ張り回している時に一回の計2回脱落(笑)ピックアップツールで釣り上げです。
しかしチェーンを新しくしたせいなのか、ガスケットが厚いのか締めていないせいなのか、チェーンリンク数は足りてる上にカムチェーンテンショナーも張っていないのにカムチェーンがパンパンでジョイントを入れるのにも四苦八苦の状態。何故?(笑)
当然カムとクランクの位置合わせの為にフライホイールのTマークとカムシャフトの位置を合わせるのですが、カムシャフトには歯車部分にそれらしい○の打刻がありますが、それがどこに来た時に合わせるのか、ヘッド側に打刻もマークも何もないので不明。カムとバルブの動きを見ていたら多分カムシャフトの○打刻が頂上に来た時にTマークと合うようにするのだろう。きっとそうだ(笑)
サービスマニュアルにも肝心な事が書かれていない。
組んだ後何回転かクランクを回してみて爆発→排気→給気→圧縮とバルブの動きとTマークの位置関係は大体はあっている模様。しかしこの大体というところが怪しいもんです。
エンジン組み立ては続きます。