「成田弦まつり」は10月20日(土)、21日(日)の2日間に亘って行なわれました。11箇所の演奏会場でそれぞれ行なわれ、1日目は主に津軽三味線の演奏、2日目は三味線の他にジャズオーケストラ・軽音楽・大正琴・ギター・ヴィオリラ・フォルクローレ・成田のをどりパレード・門前成田寄席など多彩な内容となっています。2日間とも「成田山書道美術館」にて16時~20時に「ナリタノヒカリ」が開催され、美術館の玄関前が幻想的にライトアップされました。
唄う様な長唄三味線と違い、津軽三味線はバチを叩きつけるように弾く打楽器的奏法と、テンポが速く音数が多い奏法に特徴があります。ハイポジションでの超絶技巧はトリルみたいで思わず引き込まれてしまいました。
演奏会場で私が観覧したのは、◆「紺屋英和三絃会」・・・代表者は成田出身の方です。◆「佐藤通弘・佐藤通芳親子」・・・民謡歌手の「清野明子」さんを迎えて津軽民謡を披露してくれました。◆「竜昇会」・・・津軽三味線曲の他に【サザエさんのテーマソング】なども。◆「廣原三弦道」・・・津軽三味線曲の他に【ダイヤモンドヘッド】や【花笠音頭】で踊りも披露してくれました。◆「和紙とダンボール」・・・弦まつりを機に結成されたと言うユニークなユニットです。◆「成田国際高等学校」・書道部の生徒さんによる書道パフォーマンスもありました。時間が間に合わず、書く過程は見られませんでした(^_^;)。
16時20分から17時45分まで成田山新勝寺大本堂前で「奉納津軽三味線大演奏」が行なわれました。2部構成になっていて、第1部の250名による大合奏は迫力がありました。その後、「佐藤通芳」・「佐藤通弘」・「廣原武美」・「小山竜昇」・「紺屋英和」各氏による独奏がありました。第2部は4団体、◆早稲田大学津軽三味線愛好会「三津巴」・・・2018年津軽三味線世界大会で三連覇を果たしたそうです。◆「武田佳泉」・・・弦まつり初参加です。◆「佐藤一門」・・・津軽笛奏者「佐藤ぶん太」さんを筆頭に祭り囃子を披露してくれました。◆「春蝶&小春座」・・・踊りを披露してくれました。とてもアクティブな踊りでした。
夜遅くなってしまったので、「ナリタノヒカリ」には参加しませんでした。また、2日目の演目も楽しみにしていたのですが、21日にある「房総のむら月見会」のイベントに参加する為に諦めました。
昼食のついでに米屋の「成田生涯学習市民ギャラリー」で《京ちぎり 和紙ちぎり絵作品展》を観ました。「京増美智子」さんと生徒さん達の作品でした。「濃溝の滝」は「第23回和展」で努力賞を頂いたそうです。まるで水彩画の様に見えました。近くに行ってみないと和紙で作ったとは分かりません。
紺屋英和三絃会 / 佐藤通弘・佐藤通芳親子 / 竜昇会
廣原三弦道 / 和紙とダンボール / 書道パフォーマンス
250名による大合奏
早稲田大学津軽三味線愛好会「三津巴」 / 武田佳泉さん
佐藤一門 / 春蝶&小春座
濃溝の滝 / 京増美智子さんの他の作品
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