サヨコの独り言

興味のあるものを「コンデジ」で撮影しに行ったり、
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《 日暮えむ展 》~ひぐらし日記より~ < 昭和の時代にタイムスリップ >

2021年05月18日 | 展覧会

5月18日(火)、買い物のついでに成田の「スカイタウンギャラリー」に行って来ました。「日暮えむ」さんは成田市北部の利根川沿いの村に生まれ育ち、居住しながら活動している漫画家です。小学3年生の時、担任の先生に勧められて「日記」を書き始めて以来、40年以上もずっと欠かさず書いてきたそうです。その日記を基に描かれたのがエッセイ漫画の《ひぐらし日記》。それが2019年「コミックエッセイ大賞」の「審査員特別賞」を受賞しました。

今展では、その中から15話を展示。人物とセリフは「日暮えむ」さんが描いてクラウドに上げ、その後に背景をイラストレーターで息子の「Dounta」さんが「i Pad」で描き入れているそうです。ユーモラスに描かれた昭和の時代の懐かしい話にほっこりと癒されました。

成田空港の開港により、空港側から騒音防止の為に小学校が木造から鉄筋コンクリートに建て替えて貰え、当時6年生だった「日暮えむ」さん達が新校舎への引っ越しをしたとの事。でも数ヶ月しか使えなかった新校舎。中学生になったら、今度は中学校を建て替えるからと今まで使っていた小学校の木造校舎への逆戻りで引っ越し。中2になったら、また新しく建った校舎への引っ越しと校庭の整備や芝張りなどの重労働が待っていたそうです。まさに呪われた世代となってしまった「日暮えむ」さん達の様子がリアルに描かれていました。

明治生まれの曾祖母さんの思い出話には、たくましさと愛情深さに溢れていました。また、成田山名物の「瓜の鉄砲漬け」の中に入っている「しそ巻き」の話は私にとっても身近に感じられました。畑で栽培していた「赤じそ」と「トウガラシ」を使って女4世代で内職で作っていたそうです。大好きだった曾祖母さんの葬儀の話では、昭和の時代まで残っていた「土葬」という風習の様子が詳細に描かれていました。これは私の知らない事ばかりでした。

尚、詳しくはクリエイターと読者をつなぐサイト、「cakes」(ケイクス)にて《新ひぐらし日記》として配信中です。

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