サヨコの独り言

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《 弘法大師ご誕生1250年記念大祭 》 -成田山新勝寺にて-

2023年06月06日 | イベント

「成田山新勝寺」では4月28日から6月18日まで《 弘法大師ご誕生1250年記念大祭 》が行なわれています。「真言宗」の開祖である「弘法大師」は、774年6月15日に誕生しました。今年は生誕から1250年(足掛け1250年?)になります。記念として「成田山書道美術館」で『成田山の美術』が開催していました。1858(安政5)年に建立された重要文化財の「釈迦堂」に施された「狩野一信」の複数の大作、及び「成田山文化財団」の所蔵品を含めた寺宝が展示されていました。因みに、「成田山書道美術館」の階段の吊り下げ灯は「筆」の形を模しているそうです。

余談ですが、「宇多天皇」の孫にあたり11歳の時に出家した「寛朝大僧正」は、『平将門の乱』を鎮める為に、939年に「朱雀天皇」の勅命を受けました。「弘法大師」みずからが敬刻開眼した「不動明王」を捧持して京の都を出発。成田の地にて御護摩祈祷を厳修し、結願の日に『平将門の乱』が終息しました。940年、関東を守る霊場として成田山が開山。【新たに勝つ】という意味の「新勝寺」の寺号を賜りました。この事から、「平将門命」が三の宮の祭神である「神田明神」を崇敬する者は、「成田山新勝寺」を参拝しないという伝説があります。

記念事業として 「仁王門」 の耐震補強・「清瀧権現堂」 の保存修理・「天満宮」 の修復などが行なわれました。「弘法大師」をまつる 「大師堂」 では「大塔婆」が建立されていました。「弘法大師」の御手よりつながる「金剛線」が「大塔婆」に結ばれ、五色の帛で飾られています。これを「御手綱」と称し、御手に直接触れてお参りするのと同じとされています。

話は変わりますが、「成田山新勝寺」の「仁王門」の「提灯」は砲金(銅合金)で出来ている為、折り畳む事は出来ません。東京築地の魚河岸の旦那衆が奉納したものです。因みに 「浅草寺」 の「提灯」は和紙です。途中の 「仁王池」 の前には 「江戸町火消し」 による奉納の「狛犬」がありました。左右で「阿形」・「吽形」になっています。視線を感じて振り返ったら、石段の上の方の左右に「獅子岩」が・・・。「江戸消防記念会」が奉納したものだそうです。

【パンフレット】弘法大師像  /  【ポスター】 釈迦文珠普賢四天王十大弟子図(部分・狩野一信)

「書道美術館」の階段の吊り下げ灯   /   「大師堂」では大塔婆が建立され、「御手綱」が・・・

「大本堂」前の広場の両側に吹き流しと庭旗が・・・ /  「三重塔」には「1250年記念大祭奉修」の木札

保存修理された「清瀧権現堂」        /        修復された「天満宮」     

「仁王門」の階段は全部で53段  /  砲金製の「提灯」   /   「提灯」の下側

「江戸町火消し」による奉納の「狛犬」       /       「獅子岩」も阿形・吽形に・・・

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