山歩きを始めてどのくらい経つのだろう?
山で出会った方とお話をさせていただく度にそんなお話になるのだけど、思えばはっきりしない。
2001年。
那須に旅行に出かけた時、茶臼岳にたまたま登ってしまった。
山頂に立った時、吹きぬけた風の心地よさは今も覚えている。
その年の9月、大きな事件が起こった。
世界中を揺るがす大きな事件である。
2001年の9月の終わり、遅めの夏休みにラスベガスの旅行を予約していた。
それまでハワイなど南の島ばかりに行っていたので、初めてのアメリカ本土への旅行ということで、ドキドキうきうきしていた。
ラスベガスを舞台にした映画のビデオを借りてきたり、ガイドブックを見まくって、やっとホテルを決めた。
旅行まであと2週間ほどとなった晩、テレビのニュースを見ていたら、突然ニュースが飛び込んできた。
えらいことになった。。。
何が何だか分からなかったけど、恐怖感が襲ってきた。
そして、2週間後のラスベガスは行けるのだろうか? と不安になってきたのである。
相棒は「大丈夫とちゃうか・・・」と、あまり危機感がなく・・。
翌朝から仕事だから、ほどほどで寝てしまった。
私は寝ないで、一人でずっとニュースを見ていた。
4時頃までは起きていた。
そのあとは眠気に勝てなかった。
結局、2週間後のラスベガスはキャンセルした。
ラスべガスに行くはずだった夏休み、三重県の実家に帰省した。
何しろ9日間もあった夏休み。
実家で5日間ほど過ごした後、帰りに長野の蓼科温泉に一泊していくことにした。
蓼科は紅葉が始まっていて、とてもきれいだった
美ヶ原にも寄った。
むかーし、新婚の頃。。。
夏休みによく軽井沢に旅行に出かけていた。
その時、観光で美ヶ原や霧が峰などにも行っていたので、当時が懐かしく思い出された
そして、まだ夏休みが残っていたので、草津温泉でもう一泊した。
草津は群馬に来たばかりの頃に、一度行ったきりだった。
改めてじっくり温泉に浸かっていたら、日本っていいなあ~と思ったのである
それから徐々に徐々に、群馬や近辺のハイキングに出かけることになる。
山歩きのはじめの一歩、それは2001年から始まったのかもしれない。
だけど、「山歩き」を意識し始めたのはもっとずっと後になってから。
これから、少しずつ思い出に浸りながら 自分の頭の中を整理していこうかなと思う。
実は那須の茶臼岳に登ったのはもっと後だとずっと思っていたのだけど、これを書くために写真を確認したら、2001年だった。
記憶とは曖昧なものである