店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

店主温泉に行く⑥

2009-11-06 20:06:51 | 温泉
 今回は休みに入ってすぐ、風邪も落ち着いたので本渡にある「ペルラの湯」に行ってきた。
 ここは水曜日がレディースデイで、温泉とホテルレスランのバイキングが一緒で¥1500と、かなりおトクである。
 その日は行く面子が風邪などで変更になって、昼ギリギリの時間だったけど、レストランはほぼ満席で、団体も来ているほどだった。
 ここのカレーは辛口で、ホテルらしいしっかり煮込んだ味がして、なかなかおいしい。あとはピリ辛の牛すじの煮込み、タコのマリネ・・・どちらかというと子連れ向きじゃないオトナの女性のためのバイキングなところがイイ。
 デザートも和菓子・洋菓子いろいろあるが、角切りにしたこってりした味のプリンが特によかった。 
 さて風呂であるが、日によって「海の湯」「山の湯」の二種類が楽しめる。
 オーシャンビューでプールのような広い露店風呂の海の湯もいいけれど、山の湯のつぼ型の湯船に一人でゆっくり入って、森林浴を楽しむのが最高だと思う。
 ただしその壷風呂は4個しかないので、団体で行ったら入るのに時間がかかるかもしれない・・・。
 湯はちょっとだけトロリとした湯で、肌がしっとりとしてくる。
 ジャグジー・バイブラ系のものがないのが欠点だけど、4人までの女性のグループにはいいかもしれない。

ジパング終了

2009-11-06 19:36:03 | 小説・読んだ本
 年内にはたぶん終わる・・・と思っていたものの、マリアナ沖の門松の攻防をあんなに引っ張っておいて、戦後編はほとんどダイジェストのようなノリだったので、おいらはやっぱり不満。
 米内様と菊池と如月が活躍できそうな、終戦・戦後編なのにさぁ。
 話が長かった割にはバタバタと慌しく終わったのである。まあたぶん、掲載誌の都合やら新作やら人気やらがあるんだろうけど、商業誌マンカの悪いところは、このストーリーとビジネス面のバランスの悪さがモロに出てしまうと、感動の最終回も台無しの消化不良になってしまうところである。
 確かに、現実の「終戦工作」でさえあんなに大変だったのに、このストーリーにあるような革命的な終戦工作をじっくり描いていくには、いろいろ問題があると思うけどね。
 でもおいらは、この作品を能天気な一部の既存の架空戦記と一線を画すために、かわぐち氏に難しいそれをあえてやって欲しかったのに、うまいこと逃げられてしまったようなカンジである。
 しかもあの最終回だけ見ると、
「すべての原因は門松がいたこと=門松のせい」
 になってしまうような気がする。
 いちおうは主人公なのにさあ。

 まあ、滝が政治家になったのは、「やっぱね」だった。
 権力の象徴ともいうべく、ダフルのスーツに葉巻が似合うのは、権力と真正面から取り組んできたこの男だけだから。
 おいらの予想としては、
「菊池と桃井に子供ができて、その子供がなんらかのキーパーソンになる」
 だったけど、そんな色っぽい話はなく、いいなと思った菊池と桃井のカップルも、何もなかった・・・。