店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

モスラ

2009-11-28 15:42:55 | Weblog
 東宝DVDシリーズの「モスラ」である。
 まあ勧善懲悪モノなのであるが、悪役の末路が他の特撮や後年のシリーズらと比べて割とまっとうに「官憲の裁きを受けた」カンジになっている。
 怪獣に踏み潰されたり、建物ごと破壊されちゃうよりは、はるかに人間的な末路なんじゃないか。
 「いい時代に生きててよかったね」
 と悪役のクラークに言ってやりたい気がする。
 (この、クラークと大使のロリシカ悪役コンビがなかなかいやらしくて楽しいんだけど、他のロリシカ国の皆さんは信心深く善良なのよね)
 
 そうなのだ、これは「反核映画」ならぬ「平和推進映画」なのだ。
 初代ゴジラが反核・反戦映画だとしたら、この「モスラ」は核という武器以前に「国家のエゴ(ロリシカ)」とか「他国の侵略」(インファント島に対する諸国の態度)をやめましょう、そこからみんなが平和になっていくのだ、ということだ。
 全編が平和への祈りを貫いている。
 なんか後期シリーズや平成ゴジラの殺伐さを観たあとに観ると、牧歌的なまでにのどかだが、大きな戦争がやっと終わり、世界のあちこちで紛争がまだゴタゴタと続いていた時代には、平和の使者・小美人があんなにも輝いていたのだ。
 破壊と戦闘のゴジラ映画にゲップが出たら、これを観るべしだ。 

店主温泉に行く⑧

2009-11-28 15:19:56 | 温泉
 今回は、⑥の回でとりあげた「ペルラの湯」に行ってきた。
 例によってバイキングで満腹になったのはいいが、偶数日と奇数日で「山の湯」(前回のところ)と「海の湯」が交替になるので、今回は「海の湯」のほうである。
 露天はオーシャンビューで眼下は青い天草の海なのは、とてもいいんだけど、露天の床面積が広いわりにはその風呂しかなく、寒いから床に寝そべることもできないので、なんか床の広さがもったいないような気がする。
 前回のようなつぼ湯船があればもっといいのに、とか思った。
 さてサウナだが、ここは窓がゆったりと広くて、こちらからは山の景色が楽しめる。思うに「海の湯」は景観本位、山の湯は温泉(リラックス)本位というところか。
 この日はいつものメンバーの中に、ひとりみんなから嫌われているおばさんが混ざっていた。
 温泉に行くメンバーの誰かが、この人に話をしゃべってしまったので、強引にこのおばさんが割り込んできたのだ。
 車中ではえんえん自分の仕事の自慢話と悪口の独演会、しかも他の人に嫌われている自覚がない人なので、
「次は(某所に)新規開店のうどん屋にみんなで行こう」
 と言い出すしまつなので、いいかげんうんざりして黙っていた。
 次はこの人が来ないことを祈る。